すべてを  恋に。

愛こそすべて じゃない

 

雪道を靴跡をつけて歩いた

新雪は柔らかくまっさらだった

二人で歩くいま 欲しいものはなかった

隣にいる彼のポケットの中で手を繋いで

温かい幸せに酔っていた

 

可愛いと思う あの木の下で抱いてやろう

僕はあれこれ考えた手順を思い返していた

フランス映画の二人のように甘くお洒落にキスするんだ

桃のような彼女の頬 サクランボのような唇

握った手が汗ばむ

 

なんの反対もないはずの二人

周りは祝福してくれるだろう

 

あの木のところで  少し休もうか?

見上げる瞳が  疑いなく僕を見る

僕はぎこちなくなる  動くとカクカク音が聞こえそう

彼女に聞こえないかな?

 

君と僕 まだぎこちない

 

これでいいの?

誰も教えてくれない 色は匂えど。。