2000? 3000?

 

67番だった、昔。

 

―――――――――――

 

ねぇ  この傷 ナイフ?

 

俺の手を弄び乍ら渚は聞いてきた

 

そうだよ

 

ぶっきらぼうに答える

 

子猫のように俺の膝で渚は俺の手を見ている

 

何も言わずにぷいと 立ち上がると

 

あたし帰るわ

 

そうか、また来いよな

 

渚を窓から見送る 渚は手を挙げてバイバイという仕草をして

 

消えた。