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部屋に入れない

認証は「瞳」

なんでだろう?

白内障のレンズ交換のせい?

そんなはずはないのに

 

裏に回った、ここは「指」

ここも開かない

あ! 指紋消して仕事したんだ

指先を見る  指紋の上にうっすらコーティングしてある

あと18時間は剥がせないんだ

 

仕方ないセキュに連絡してみようとしたがパスを忘れた

 

「無人島にいくか・・」

その昔コインベッドと呼ばれた無人島

昔流にkeyを使う あの宝箱を開ける鍵の形がレトロで不思議に安心感を醸し出す

 

入口で鍵を渡される

ほっとするのは何故だろう

掌に心地よい持ち重り

 

目覚めて、家に帰る

用を済ましたので指が使える

やれやれようやく自宅に入った

 

不便さにめまいが襲ってきた

「何してたのよ」

AIが尋ねる

「お前が開けてくれたらよかったのに」

「指示くださいな♪」

 

それをわすれるようじゃ、、もうだめだ

苦笑いのうちに目をつぶる

永遠の瞑目。。