ここを訪問して下さった皆様へ




東北地方の沿岸部を、日本観測史上最大M9の地震と津波が襲ってから、今日でちょうど1年が経ちます。


平成23年3月11日午後2時46分、あの瞬間から今までの暮らしが「非日常」になり、非現実的な世界が突然「現実」として目の前に現れました。




実は僕の父親が福島県出身で、父が老後を過ごすために建てた家が「福島県の中通り」にあります。


震災以後「僕にも何か出来る事があるんじゃないか…」と思い、その家を拠点として、何度か被災地のお手伝いには行かせていただきました。




昨年の9月11日に「自分が経験してきた事、この目で見て来た事、そして肌で感じた事を何か形に残したいと思い、今日から再度、ブログを書いて見ようと思います」と書いたのですが、今日まで自分の心の中の整理が出来ずにいました。


でも今日を1つの区切りとして、少しずつにはなりますが、ここで御報告させていただければと思います。



新年を迎えてからかなりの時間が経ってしまい、今更な感じではありますが、今年も当院を宜しくお願い致します。




最後になりますが…


あの後「家」は軽い補修で元に戻ったのですが、家の周りは今でも高い放射線量を示していて、除染が必要な状況です。


近くには「先祖代々のお墓」もあって、父方の親戚達もその家の近くに住んでいるのですが、皆、放射能の問題に振り回されています。