こんばんは。
2020年までにドイツ語通訳案内士を目指す
2児の母モコです。
前回からだいぶ日が経ってしまいましたが、
ドイツと私のつながりシリーズです。
過去の投稿はこちらから
大学3年の夏休みは、約1ヶ月の旅行を計画し、
最初はドイツを一人旅、
後半はドイツに留学中の友達と合流し、
お互いの友達を訪ねて
フランス、イタリア、スペインを
巡る予定でした。
その時はまだこの旅行が
私の人生のターニングポイントになるとは
これっぽっちも思いもよらずに…。
忘れもしない2001年9月10日。
バルセロナ・サンツ駅。
友達と夜行列車でパリへ向かう途中でした
ホームで電車の入線を待っていると、
背後にぴたっとくっつく人の気配
スリに違いないと警戒心を強め、
バックをしっかりと抱えたまま
電車に乗り込みました。
当時のスペインはかなり治安が悪く、
スリや置き引きはもちろんのこと、
白昼堂々と路地に連れ込まれ、
昏睡状態にされた末、強盗…的な
犯罪が多発していました
予約済みのコンパートメントへ入り、
友達と「ふ〜っ」と一息ついたところ、
「スーツケースを上に乗せるの
手伝ってあげるよ」多分そう言ってたと思う
と見知らぬ人が入ってきました。
なんて親切な人!
友達と3人がかりで網棚に荷物を乗せて、
Graciasとお礼を言い、
座席に目をやると…
ない…
座席に置いたハンドバックが
な く な っ て る
その瞬間ピンときました。
荷物を乗せてくれた人とバックを盗んだ人は
グル。ホームで後ろにいたのが犯人だと
時すでに遅し。
友達は犯人を探すために飛び降り、
続いて私も荷物をおろして降車。
3人がかりで網棚に乗せた20kg超えの
スーツケースを1人で一瞬でおろしました。
まさに
火事場の馬鹿力
そして駅員さんを見つけて、
I stole my bag!!!
怪訝な顔をされたので、
「英語がわからないのかな?」と思い
もう1度、今度はゆっくり
I stole my bag
私は自分のバックを盗みました
ってパニクりすぎですよね。
でもほんとパニックでした
相手は窃盗のプロ
当然犯人を見つけることはできず、
盗まれたものが見つかることはなく、
お財布(現金&カード)、パスポート、航空券、
スーツケースの鍵、カメラ、その他諸々。
大切なものはほとんど全部盗まれました
翌日、失意のどん底で見た
ワールドトレードセンター崩壊の映像。
世界が終わった…
本気でそう思いました