夏に私がラインプロデュースした

ロマンス・ファンタジー長編映画のお話。

 

ビバリーヒルズコップ2に出ていた

背が高くショートカットのブロンドの

もとシルベスタースタローンの奥さんだった

ブリジットニールセンさんも参加しました。

 

彼女の名前をアメリカ人でも間違って

アメリカ発音するらしく

わたしの名前はブリジーットよ、

と言っていたのでみんなでちょっと

声を合わせて練習したりもしてました。

(ヨーロピアン発音)

 

彼女ハキハキしててとっても

清々しくてプロフェッショナルな人です。

彼女の旦那さんも気さくでいい人でした。

 

またまたいろいろいつものごとく

頭のおかしい人が働いていて

撮影終わった後主演俳優さんを含め

4、5人にブロック(電話拒否)

された人もいましたがね。

 

とくに

ロケーションが大変でした。

またまたいろんなところで撮影しましたが

その撮影場所の一つの山。

というか砂漠のような山。

最後の1週間はロサンゼルスから北に30マイルほどの

スティーブンソンランチっていう

個人が所有している広大な

山で撮影だったのですが

あつくて華氏108度

水トラックが常に水まいてました。

トレーラーのクーラーがガンガン効いていて

私は日射病に今回はならず過ごせましたが

私がいつも雇うセットメディックのニーナも

毎日参加してみんなが日射病にならないように

対応していました。

ある木曜日に煙の匂いがするとのことで

撮影を中止して避難ってか

みんな帰りました。

近くでそのころ大規模な山火事があり

(8月)

大変だった週です。

 

今月(12月は)もっと大規模な

山火事がそこらじゅうでありましたがね。

サンタモニカやマリナの方でも

風向きの関係で

煙でゴホゴホしてました。

 

話は戻って、

蛇がつねにいる山なので

毎日スネークラングラーもいて

(蛇づかいさんね)

ラングラーさんは小人症の人だったんですが

たぶんセットの中でみんなが

一番信頼し頼っていました。

そりゃそうだよね、

みんな恐る恐る108度で

日射病寸前に暑くて

仕方なくブーツ履いて

長ズボン履いて

蛇さんが出てこないことを

願ってる中で

撮影スタッフと俳優さんの安全のために

毎日蛇捕まえてケージに

入れていてくれました。

 

うちのいつものコーディネーターくんが

ごきげんななめで

スタッフの一人と言い合いになったり、

 

助監督の一人がすぐキレる人で

サイズ(ちっさいその日のスクリプトのページの集まり)

を床に叩き投げつけたり

でそのときわたしの顔の近くに落下したので

今度切れて物を投げるときは

わたしがいる方向じゃない

反対側になげろって怒ってやりました。

 

なんだかやはり

人間は環境で

心の豊かさや、人への優しさが

変わることを

またまた身にしみた撮影でした。

(この場合は華氏108度が

人をイラつかせ、攻撃的にさせる

サバイバルモードだった)

 

いつものセットフォトグラファーリッチーが

撮った一枚

山山山