おひさしぶりです。

かなり長い間更新できなくてすみません。

このブログを読んでくださる方のために

必ずこれだけは書かなくてはいけないと思ったのが

「二浪した息子の就活がどうだったのか」

ということでした。

 

コロナ禍で各企業による採用がここ数年抑え気味だったと思うのですが、

それが今年度は逆転して採用枠が増えたのか

学生の売り手市場になったと聞きました。

このような特殊な状況でしたので

あまり参考にならないかもしれませんが

私が感じたのは

「二浪したことによって

就職が不利になることは全く無かった」

ということでした。

結局最後は本人次第だったのではないかと思います。

現役でも一浪でも二浪していてもまったく関係がなくて

本人だけを見て採用を決めている。

そう思うような結果がありました。

(親としてはこんな頼りないまま20代後半になってる人間を採用してくれる会社が

あるのだろうかと疑問に思いましたがあせる

 

 

 

ただ、新卒募集の年齢が二浪でギリギリ(修士の場合)

という会社もあったような気がします。

その場合二浪してさらにどこかで留年していたり

二浪以上だと応募できないこともあったのだと知り

少しショックを受けました。

 

息子は国立理系の修士課程なので

文系や女子、大卒の方の就活とはまた違うかもしれませんが、大学在学中のサークル活動、アルバイト、留学経験、ボランティア活動などもまったく縁がなく

ただ真面目に勉強をして研究をして、たまに友人と旅行に出かける程度の学生生活だったと思います。

それでも企業の方から見ると採用したい学生だったようなので、理系の学生さんは何も考えずに好きな研究をするだけで将来は約束されていると思うのでそのまま頑張ってくださいと声をかけたいです。

 

それから前にも少し話したことがあるのですが、

二浪することによって社会に出る時期が遅れ、

結果的にコロナ禍を避けてここ数年では一番学生に有利な年に就活することになったのは幸運だったと思います。

 

 

このブログを始めのほうから読んでみると

半分廃人のようになった息子の手を取って

見知らぬ森の中を彷徨っているようだったと

二浪することになってしまった当時のこと書いています。

そんな息子も無事に大学に入学し、院まで6年間過ごし

やっと社会人になります。

入学後は学費と生活費の仕送りで本当に大変でした。

二浪時代も含めて

親として本当に頑張ったと思います。

頑張って育てた子どもなので

息子が多くの企業の方に評価していただけたことは

本当に嬉しく感じました。

 

 

「一人で生きていける人間に育てる」

というのが子育てだと思っているので

やっと子育ての終わりが見えてきたと思いますが

社会人としての生活が軌道に乗るまで

しばらくハラハラしながら見守る日々が

続きそうな気がいたします。

しかしこれからは自分たちのことを一番に考え、

私たちのことで息子に心配をかけないようにしなければと

自分たちの老後のことを真剣に考えるようになりました。

今まで息子のことが大変で自分たちの老後のことなんて

考える余裕がなかっただけなんですけれど。

 

森の家を去ってからだいぶ経ちますが、

今年あたり息子と暮らしたあの街へ

もう一度行ってみたいと思っています。

最近ある言葉に出会いました。

 

「あなたの生涯でもっとも輝く日は勝利の日ではない。

悲嘆と絶望の中にありながら人生に立ち向かった日である。」という言葉でした。

 

こんなに心に響く言葉に出会ったのは初めてかもしれません。困難なことを乗り越え何年も頑張ってきてやっと

トンネルの出口が見えてきた今、たしかに

あの時私が諦めずに人生に立ち向かった日は本当に凄かったと思います。そこからすべての運命は変わっていったような気がしますし、なによりも息子は変わりました。

 

今週末は共通テスト。

そしてこれから本格的に受験が始まります。

合格という輝かしい結果を手に入れることができたら

どんなに嬉しいことかと思いますし、

皆様の努力が実ってそうなることを祈っていますが

どのような結果になっても最後まで諦めなければ

きっと運命は変わります。

 

この時期このブログを読んでいる方は

多少何か不安を抱えていらっしゃるのかもしれないので

子どもを二浪させてしまった母から言っておきますね。

きっと大丈夫。諦めなければなんとかなります。