『遠き落日』(※)のDVDを近所の図書館で見つけたので、借りてきました。
※野口英世の一生を、母シカとの関係を通して感動的に描いた伝記ドラマです。
当たり前ですが、この前ご紹介した『両さんの野口英世』(集英社)と内容はほとんど変わりません。
野口英世は、会津(若松)で書生として働いているとき、恋をします。
結果、見事に?振られてしまうのですが、有名人になるとこうした一般的には公にしたくはないことも、ひとつのエピソードして大々的に描かれてしまうんだな~と思いながら、見ていました。
ちなみに映画では、上京後、再びその女性と出会いアプローチしますが、再び振られてしまいます。
映画で理解したことが2つあります。
ひとつは、彼が残した言葉の意味です。当時難関だった医術開業試験に向けて上京する際、「志を得ざれば、再び此地(このち)を踏まず」という言葉を残し、故郷を後にします。
これは、「心に定めた目的を達成できなければ、ここには帰らない」という意味で、実際、次に故郷に帰ってきたのは「世界の野口」となった15年後だったのです。
(『両さんの野口英世』195頁参照)
本ではあまり実感しなかったのですが、映像で見るとわかります。いかに野口が故郷を愛していたか。母を愛していたか。
それだけ自分を追い込まないと、達成できない志だったのかもしれません。
もうひとつは、方言です。漫画ではそれほど方言を意識しませんでしたが、映画では方言で話しています。これは、映像ならではのリアルさでしょう。
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記事後記
体調が悪かったのは、どうやら歯が原因だと気づき、昨日歯医者に行きました。
すると、なんと奥歯の1本が割れていて、それ(割れた歯)をとる外科的な処置を受けることに…。まだ歯が痛く、治療も続きます。