5年前の今日のサトラジの
文字起こしをしています。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
おはようございます。
嵐の大野智です。
今日の一言、カモン。
アイデアとは魚のようなものだ。
小さな魚を捕まえるなら
浅瀬にいればいい。
でも、大きな魚を捕まえるには、
深く潜らなければならない。
水の底へ降りていくほど、
魚はより力強く、より純粋になる。
巨大であり、抽象的だ。
そして、とても美しい。
ほぉ〜。
確かに。
素晴らしいですよ、これ。
これはアメリカの映画監督
デビット・リンチさんの言葉です。
より良いアイデアを得るためには、自分の内面のより深いところまで降りて行かなくてはならないということだそうです。
リスナーの
ゆうこさんから教えて頂きました。
メールを読みますと：
大野くんは、作品を作る時に、ビジョンが見える、見えないというお話をよくされますが、アイデアが浮かばない時に試してることなどありますか？
まぁ〜、そうだねぇ。
でも、絵とかに関しては、まぁ、
だいたいの完成図が見えていれば、
だいたい大丈夫かな？
絵に関してはビジョンが見えると
それに近づこうとして、ま、たまに
そりゃは悩むときもあるけれども。
最終的には、ほぼ８０％ぐらいの
最初のビジョンのイメージに近づいて、
あとはもう、やりながら変わっていく。
絵に関してはそうかな？
あ、あとなんだろ？
振付に関しては、
そういうのに関しては
なんか理想なビジョンは
見えるけれども、
振付、いい振付が
浮かばないってのがある。
うん。
だから、ちょっと絵と違うっていう。
こういうイメージってのは
ビジョン出てるけど、
細かい振付のビジョンが
出てこないから、
それはもう動くしかない。
で、ひたすら動いて、
「あっ！」
たまにヒントが見えて、
それを掴む感じ。
「今のだ！」っつって、掴んだり。
あとはもう音楽きいて
ずーっと動かないで、イメージしてて、
で、実際動いて決まる・・
みたいなのが多いかな。
たまに思う。
なんかね、
ふとした時にね、
あの〜、音楽流れてて、
あ、なんか踊れそうな曲だな、
曲、流れてんなと思って、
なんか面白い振付を
ぽんぽんぽんぽん浮かぶときもある。
全く関係ない曲だけど。
ほんで浮かんで、
あ、こうなる・・
ああ
ああ
おお・・
すげぇ、すげぇ、どんどん浮かぶ。
でも、それ、忘れちゃうんだよね。
そん時、
「うわ〜っ、もったいねえ」
と思うんだよね。
そ。
それが記録できるの、
なんかないのかな？
ふふ
僕、だからね、やっぱ、
自分の頭ん中で一瞬それが浮かぶから、
やっぱ最初のうちは、
すぐ忘れちゃうから、
「うわ〜、どこいったどこいった？」
と思って、やっぱ、
みっかんない時あって。
よくやんのが、
「あ、浮かんだ！」
そういう時にね、
あの〜文字で書いても無理なのよ。
なんか、右手がこう・・
とかできないから。
絵、絵で描く。
だから、
４カウントの振付が頭にできたのを、
絵でどんどん描いて、
で、だんだん動かしていく感じで
描くと思い出す。
今年もねぇ、振付するか
わかんないですけどもねぇ、
なんか、
そろそろ体動かさなきゃなぁとは
思ってますよ。
もうだって、気づけば
3月ですからねぇ。
ええ。
今ね、正直、全然動いてない。
いま、ライブやれって言っても、
もう無理だね。
半分でリタイアですよ。
ええ。
でも、たまにはいいじゃないですか。
ねっ。
ええ。
そろそろ、
身体動かそうかなと考えております。
以上、大野智でした。
＊＊＊＊＊＊＊
今日のトークは、ちょっと聞くと、絵のビジョンと振付のビジョンについてサラ〜っと話してくれていますが、サトシックはおそらく本人も気づかない聞き方をしますね。
デビット・リンチさんの言葉を聞いてすぐに連想されたこと。
アイデア振付のビジョン
とは魚のようなものだ。
小さな魚を捕まえるなら浅瀬にいればいい。
でも、大きな魚を捕まえるには、
深く潜らなければならない。
水の底へ降りていくほど、
魚はより力強く、より純粋になる。
巨大であり、抽象的だ。
そして、とても美しい。
これは、智くんがダンスの振付、特に自分のソロの振付のビジョンを掴む時の姿勢だと思いませんか？
自分の中に深く深く入り、向き合い、表現を探す。
その深さで、ダンスはより力強く、より純粋になる。
そして、とても美しい。
✨そして、とても美しい✨
ここで激しく同意するサトシックは、ダンスの美しさや体の動きだけでなく、そこまで深く自分と向き合う智くんの姿勢、精神性まで美しく感じるのです。
本当にすごい人を好きになってしまったものです。
本日もつたないひとりごとにお付き合いくださり
ありがとうございました。
智くんと嵐さんと皆様が今日も笑顔でありますように！
