こんにちは!上智大学ピアノの会です!
ピアノの会では卒業生の門出に際して、
卒業生が一人ずつ挨拶を回す、「卒業生ブログリレー」を行っています。第2回目は北村暖さんです
拝啓
櫻の咲き誇る季節となりました。
皆様はこの春先をいかがお過ごしでしょうか。
このたびは、満開の櫻の中で卒業式を迎えられることを嬉しく思います。卒業生ブログリレーの第2回として、つたない文章ではありますが、私の思い出について書かせていただきたいと思います。
私が上智ピアノの会のことを知ったのは、2018年のソフィア祭のことでした。このときに聞いた先輩方によるショパンとリストの演奏に圧倒され、入学したら絶対絶対このサークルに入ろう、と決めていました。この記憶は今でも、昨日のようにとは言いませんが、一週間くらい前のことのように思い出せますので、最近は、自分がもう卒業だなんて早すぎる、と感じています。
高校を卒業したときは、中学の3年間より短かったと感じました。そして、大学の4年間はそれら以上に短かったように思われます。ですが、ピアノの会の演奏会に何度も出られたおかげで充実した時間になりました。
定期的な演奏会に出るとなれば、演奏会までに曲を仕上げなければなりません。目標が定まらないとなかなか努力できない私にとっては、定期演奏会の存在が、好きなピアノ(チェンバロ曲もだいぶ弾きましたが)を続けるモチベーションの一つとして非常に大きな役割を担ってくれていました。卒業すれば、この発表の機会が失われてしまいますから、これからはどうしたものか、と日々考え中です。
私は、演奏会ではクラシックの曲を多く弾いてきましたし、以前は演奏会のプログラムがクラシックだけだったこともあったと思いますが、最近はクラシック以外の曲を弾く人が多くなってきて嬉しく思っています。家ではポップス等も少しばかり弾いていましたが、演奏会ではずっとクラシックを選んでいました。通っていたピアノ教室の発表会ではポップス等を弾く人がおらず、そのイメージを自分の中で、ずっと引きずってたからです。
しかし、4年次のソ祭では「人生のメリーゴーランド」を弾き、最後の定期演奏会でも「巣立ちの歌」という合唱曲をピアノソロにアレンジして弾きました。これは、クラシック以外のポップスやゲームソングなどを弾く後輩たちの存在に影響されたからです。普段と全く雰囲気の異なる曲を弾く体験ができて、大いに楽しかったです。
最後に、この場を借りて在学生のみなさんに伝えたいことがあります。
数あるサークルの中から、ピアノの会に入っていただけたことを、元フレマン係として、心から感謝しています。COVID-19によって思い描いていた学生生活が大きくねじ曲げられ、大変な思いをされていると思います。そんな状況ですが、周りと比べるのではなくご自身の「変わらぬ信念」を見つめ、ありたい姿に向かって「変える勇気」を持ってチャレンジを続けてください。
同期、OB、在学生のみなさん、4年間本当にありがとうございました。そして、皆様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
敬具
上智大学ピアノの会4年 北村 暖