冬季演奏会2021 + 幹部引退挨拶 | 上智大学ピアノの会

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会員のピアノ歴はさまざま。ゆる~く楽しく居心地の良い居場所となっております。

1年中入会を受け付けておりますので、興味がある方はぜひsophia_piano408@yahoo.co.jpまでご連絡ください☆彡

新年明けましておめでとうございます。

今年も上智大学ピアノの会をよろしくお願いいたします😊

 

先日27日、冬季演奏会2021が無事開催されましたキラキラ

 

(集合写真の様子 ※撮影時のみマスク非着用です。)

 

2台ピアノを含む4部構成で、全29曲が18人の会員によって4時間弱にわたり演奏されました!

 

会場は、新宿の大通りから少し離れた閑静な住宅街の中にたたずむ、「加賀町ホール」です音譜

 

(加賀町ホールの入り口と中の様子)

 

ピアノは、1970年製、1990年製のスタインウェイのフルコンサートグランドが準備されました!

 

まず、第1部からです!

(1部1番 カノン/パッヘルベル)

(1部4番 ワルツ 第1番/ハンニカイネン, ノクターン 第17番, バラード第3番/ショパン)

 

ピアノを始めて半年も経たずに難しい楽譜に果敢に挑戦している奏者もいました!ガーンキラキラ凄いです...!

また、お洒落なホールの雰囲気に合ったハイドンの曲を弾いている方、またショパンの壮大なバラードやノクターン、さらにゴンドラ漕ぎの歌も表現豊かに演奏されていました!

 

 

続いて、第2部です!!

様々な作曲家による名曲が披露されました。

(ピアノソナタ 「悲愴」 第1楽章/ベートーヴェン)

(無⾔歌集より 「不安」/メンデルスゾーン, 亜⿇⾊の髪の⼄⼥/ドビュッシー)

 

上の曲以外にも、ブラームスやシューマン、サティ、カプースチンなどの演奏家の演奏、今も活動しているアーティストの現代曲も演奏されていました!ピアノの会のメンバーの趣向の多様性をまさに象徴するような部ですね音譜

 

次に、第3部です。

(「くるみ割り⼈形」より 「トレパーク」 ,「中国の踊り」 , 「花のワルツ」/チャイコフスキー)

(24の前奏曲 Op. 28 より第20番, ワルツ 第5番 Op. 42/ショパン)

 

ワルツやプレリュード、演奏会用の優雅な曲など、軽快で華やかな曲が印象的でした!

それとは対照的に、ベートーヴェンの「悲愴」や「熱情」などの力強い演奏もありましたビックリマーク

 

最後の第4部は2台ピアノの部です。

ラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第2番が披露されました!

(第1楽章)

(第2楽章)

(第3楽章)

どの楽章も、重々しい展開や、美しいメロディの掛け合い、自由で即興的な主題の組み合わせなど、聴きどころ満載の協奏曲でしたルンルン

 

音譜 音譜 音譜 音譜 音譜 音譜 音譜 音譜

 

出演者の皆様、本当にお疲れ様でした!

また、本演奏会が開催できたのは、企画・進行に携わった皆様、スタッフの方々、演奏会を応援していただいた皆様の多大なるご協力があってこそのものです。心より感謝申し上げます🙇‍♀️

 

音譜 音譜 音譜 音譜 音譜 音譜 音譜 音譜

 

ピアノは、とても音域が広く、同時にたくさんの和音を響かせられます。それに加えて、タッチの違いによって、いろいろな表情の音色を表現することができます。本当に素晴らしい楽器です!キラキラただ、演奏の再現性が高い分、他の楽器に比べてどうしても演奏が一人で完結しやすい趣味です。他の音楽系サークルとは異なり、広い部屋の中でみんなで集まって練習する必要性はありません。そのため、集まる必要がない趣味に対して、ピアノサークルとしてどのように 「集まる価値」 を創造していくかというのは、とっても難しい課題でした...!あせる

 

ピアノサークルはそのような本質的な課題を抱えている上、2021年の前半期はコロナにより多くの催しが中止や延期を余儀なくされ、対面の課外活動の機会が失われた状態が続きました...!そのため、ピアノの会が、会員の気持ちが離れ離れになった、形だけのサークルになってしまわないか、かなり不安で苦しい時期を過ごしていましたえーん

 

その中で私達にできることは、今の環境に対して最適な工夫を重ねることしかありませんでした!メラメラ

物理的には皆が孤立している中でも、必ず他の誰かと(もちろん会員同士も)心でつながり続けることはできます!!

交流が途絶えないよう、レクをたくさん交えたオンライン定期交流会、他のサークルとのリモート演奏、副会長主催の千代田区高齢者入居施設へのピアノ演奏動画提供ボランティア、外出自粛者向けの演奏会アーカイブ公開などを新しく手がけました。単調なコロナ禍生活に、敢えて新鮮味のあるイベントを打ち出すことで、会全体の雰囲気がよくなりました。また、演奏会係やイベント係、フレマン係、会計係等の尽力により、3月定期演奏会や新入生歓迎イベント・SNSでの情報発信をたくさん行い、たくさんの新入会員を迎えることができました!音譜

 

そして、コロナの状況が少しずつ改善された後半期以降は、一人で完結しやすいピアノの会を、いかにみんなで音楽を共有できる場にするかに焦点を置きました。サロンなどの交流機会の積極的確保、部室の練習環境の整備、ミーティングへの移動可能ピアノ持ち込みなどを行いました。また、ソフィア祭もソ祭係が主宰となって、オンライン開催しましたビックリマークピアノの会の会員の多様で個性豊かな一面が少しずつ垣間見え、会員一人一人が主体的に音楽を表現する場面も増えました。そのようして、12月定期演奏会では、音楽の楽しさを引き立たせるような活気のある雰囲気の中、大盛況のうちに終演することができましたキラキラ

 

任期が終わった今でも、ピアノサークルとして、何が最適解だったのかはわかりませんが、とにかく、今の楽しくて最高なピアノの会があることを非常に嬉しく思っています音譜これは、私たちを温かい雰囲気で迎えてくださり、熱意を与えてくださった先輩方の皆様、ピアノの会に新しい活気をもたらしてくれた後輩の皆さん、そして一年間ピアノの会の発展のために前線で働いてくれた幹部を中心とする同期の皆さん全員の支えがあってこそのものです。本当に感謝しています🙇‍♀️純粋にピアノが・音楽が好きという気持ちだけで、ここまで皆で頑張れるのは凄いと思いますキラキラ

 

まだまだコロナの終息の兆しが分からない状況下ではありますが、今後も、前向きに進んでいくピアノの会を常に応援していきたいと思います。私達の引退後もこれからもできる限りサポートしていくつもりなので、よろしくお願い致します!🙌

 

以上を持ちまして、代表として幹部引退挨拶とさせていただきます。

 

第23代会長 原田 実