振り返ってみても、あっという間すぎる4年間でした。自分がもう、この幹部ブログを書いているという実感が湧きません。私にとってこの応援団での生活は、自分のことをより深く知り、今後の人生で大切にしていきたいことを明確にできた4年間でした。途中で1年間留学に行ってしまったため、みんなよりは短かった応援団生活でしたが、本当にたくさんの思い出でいっぱいです。
入部当初、新しい環境で自分らしさを出すことが苦手な私は、圧倒的な技術力を 持ち華やかすぎる先輩方、仕事もそつなくこなし、チアの技術も兼ね備えている同期の中で埋もれてしまっていました。部活動を自発的に楽しむのではなく、「先輩方に怒られないように」「同期から遅れを取らないように」など自発的とは言い難い姿勢で部活に取り組んでいた自分がいたと思います。そのような自分が下級生の時に感じていたこと、また留学中に感じたさまざまな刺激を自分の中だけで終わらせるのは勿体無いと思い、今は明確な目標を持って部活に取り組んでいます。
1つ目は、「応援団を、団員全員が輝ける場所であるようにしたい」ということです。日本らしい応援団のような団体は、一人一人が個性をおさえ協調性がより重視されていると感じます。このような特徴により、団全体がまとまりを持つことができ、より良いパフォーマンスを発揮できると考えます。しかしながら、一人一人が自分らしく、ルールに縛られすぎることなく自発的に考えながら取り組む姿勢があるからこそ、発揮される力は偉大なものであると私は考えています。だからこそ幹部としてのこの1年間は、自分が下級生の時に感じた思いをする子がいないようにしたい。上下関係によって後輩たちが萎縮してしまうような団体ではなく、学年の垣根を超えて全ての団員がお互いを対等な目線で見て切磋琢磨し合うことができる団体にしたい。みんなが自分らしく輝ける場所でいられるような雰囲気を少しずつでもいいから広めていきたいと考えています!
2つ目は、「一人一人にしっかり寄り添える人になりたい」ということです。意見が衝突してしまった時や、誰かがミスを犯してしまった時でも、相手を責めたり批判したりするのではなく、相手の意見や行動の原因を多角的に考え、相手の立場になることはできないけれど、できる限り相手の立場に立ち、しっかりと寄り添う。常に自分の感覚が当たり前でないことを自覚し、一歩ー歩み寄る姿勢を持つ、そんな人間であれるようになりたいです。一人でも苦しんでいる子がいれば、その子の立場に寄り添ってみんなで考える。綺麗事のように聞こえるかもしれないし、自分も実際にどんな時でもこの姿勢を貫くことは難しいことだと感じることが多いですが、諦めることなくこれからもこの姿勢を貫いていきたいなと思います。
3つ目は「常に楽しさを追求すること」です。目標に向かって真剣に練習に取り組むのはもちろんですが、せっかくこのメンバーに応援団を通して出会い、毎日のように練習しているのだから、みんなと純粋に楽しむという姿勢は忘れてはならないと4年間を通して考えるようになりました。部活動以外で大変なことがあっても、常に前向きな姿勢で楽しそうに部活に取り組む同期や後輩の姿が大好きです!
最後に、
この大学4年間で一番時間を共に過ごした同期たちへ。
常に自分のやるべきことを見つけ、応援団のために動き続けるみんなの姿に、本当に刺激をもらいました。どんな時でもポジティブに明るく部活に取り組むみんなの姿に、何度も元気をもらいました。
この4年間で自分なりに得た気づきや学びを、今後は社会に貢献することに活かしていきたいです。残り少しの応援団生活ですが、最後まで自分らしく、応援団のために、そして応援団で出会った一人ひとりのために自分が何をできるのか考えながら過ごしていきたいです。私たち幹部にとって応援団としての最後のイベントとなる荒鷲の集い、ぜひお越しください!
チアリーディング部4年 みすず