こんにちは!
チアリーディング部4年の姉さんこと石田有紀です。



私が1年生の時に付けられたあだ名は"姉さん"でした。
その理由は、チア経験者で余裕がある雰囲気を醸し出しているのと老け顔だからです。笑


同い年だけでなく、先輩からも姉さんと言われ、1年の時に4年の先輩から「ゆきりんは同期だよ」と言われました。
更には、2年の終わりに同期のまりえから「もう姉さんは終わりだから、母さんだね」と言われました。

最初は嫌でしたが、今ではすっかり姉さんキャラも馴染み、姉さんでいることが当たり前になりました。



というどーでもいい話はここまでにして。笑


とうとう引退ブログの順番がやって来ました。
来てほしくなかったような、どこかで待ち侘びていたような何とも言えない気持ちです。


私も他の同期みたいに辛いことが沢山ありました系のブログにしようと思ったのですが、
(実際辛いことは沢山ありました。沢山泣きました。)


やはり最後まで"姉さん"らしく、大好きなチアから学んだ4年間の教訓と1番伝えたい感謝の気持ちを書く引退ブログにしたいと思います。
なので、長いけどみんな読んでください!笑



ここからは真面目に、私がどんな想いでこの4年間やってきたかを伝えたいと思います。

         「他者のために他者と共に」
(Men and Women for Others, with Others)

まるちゃんと同じで、私の応援団生活は上智大学の建学の理念であるこの言葉が全てだと思います。


大学の公式サイトにはこのように書かれています。

 「隣人性」とは、「他者のために、他者とともに」(Men and Women for Others, with Others)という生き方であり、こちらから他者の隣人となっていき、「愛をもって正義と平和」の実現に尽くすことを指す。(上智大学公式サイト引用)



こんな大きな規模の話ではないですが、私はまさにこの4年間応援団の一員として愛をもって応援し、誰かのためになれたらという想いで自発的に行動し、応援団の仲間と共に頑張ってきました。


でも実際は、こんな綺麗な言葉で片付けることはできません。


人生の夏休みと言われる大学4年間を体育会の中でも拘束の多い応援団に入り、毎日お昼ご飯を食べる時間もなく練習し、土日も時間とお金をかけて声が枯れるまで応援したり身体を痛めながら練習し、全てを部活に捧げてきました。


自分なりに一生懸命頑張ってきたつもりではあるけど、振り返ってみると胸を張って自分はどんな時も正しかったと言うことも出来ません。
沢山迷惑をかけて沢山間違えて大切な人を傷つけました。その度に器量のなさを情けなく感じて自分が嫌になりました。


だけど4年間を過ごしてきた今、はっきりと言えるのは続けてきて良かったということです。


なぜなら、応援団に入っていなかったらこんなに本気で打ち込めることはなかったし、沢山の最高の瞬間を味わえなかったし、家族のような大好きな仲間にも出会えなかったからです。

それだけではありません。

上南戦や各部の試合応援では、応援する側の私たちが気付けば選手から沢山の勇気をもらい、周りの方から頑張れ!と励ましの言葉をもらいました。


また、学祭や千代田運動会、荒鷲などのイベントでは何百、何千という多くの観客の前で演技をすることができ、沢山の拍手と歓声をもらいました。

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更に私は幸せなことに、

キャプテンとしてチームをまとめる役割を任せてもらい、チームのために何をやるべきか考え、発信し、仲間と切磋琢磨して演技を作りあげる貴重な経験をさせてもらいました。
 


高校のときから最後の最後までずっと苦しみ、チームに迷惑をかけ続けた怪我さえも自分に代わりはいないという責任感と覚悟、そして周りに支えてくれる仲間が沢山いることを教えてくれました。


怪我や身体の痛みでチームに迷惑をかけてしまって本当にごめんなさい。


それでも、こんな私に
「ゆき先輩は理想のチアリーダーで理想のキャプテンです!」
と言ってくれ、励ましてくれる後輩がいて


「応援で見てからずっとファンでした」
なんて私には勿体ない言葉をかけてくれる方もいました。


これらは全て、一度しかない大学生活の一度きりの経験であり、間違いなく上智大学応援団でしか味わえなかった経験です。


そして、この経験が出来たのはいつでも私を応援してくれた沢山の方々のおかげです。


いつも応援団の活動を支え、見守ってくださるOGOBの先輩方、顧問の川中先生。

自分の時間を割いて練習を見てくださり、指導してくださったチアの先輩方、コーチ。

毎日朝早く起きて夜遅くても帰りを待って送り迎えをしてくれた両親。

応援に来てほしい、来てくれてありがとうと声をかけてくれた他部の方々。

私の予定に合わせて会ってくれて元気をくれた友達。

部活の辛さを理解してくれ、励ましあった体育会の仲間。


そして、4年間私の居場所だった応援団。

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私が応援団に入るきっかけとなった憧れの先輩方。
時に厳しく時に優しい完璧な先輩だった11の先輩方。
ゆきりん、ゆきりんと呼んでくださり、可愛がってくださった12の先輩方。
沢山喧嘩して泣かせたり、蒸しかぼちゃ真似したりしても笑って許してくださった13の先輩方。


それぞれ個性的だけどまとまる時はまとまるリーダー部。

チアが多くてやりづらいこともあっただろうけどいつも正直な気持ちをぶつけてくれたこばとKT。
準幹部のみんなは1年の時から見てきてそれぞれの個性を発揮して応援団を変化させてくれました。
みんななら来年更に新たな応援団を作れると思います。
やりたいことはどんどん挑戦してください!

1.2年生は先輩の全てを真似しないでください。笑
良いところは盗んで悪いところは反面教師にしていってほしいです。


チアとリーダーに挟まれながら応援団を調和させてくれる吹奏楽部。

しっかり者ののりおと癒しのはなみちゃん。
気を遣わせてばかりだったけど幹部演技で一緒にダンスできて嬉しかったな。
のりおとはなちゃんがまとめた吹奏さんの演奏は力強い中に優しさがあって吹奏さんがいる応援やメドレーではみんなにしか作り出せない力を感じました。
吹奏さんあっての応援団です。リーダーとチアの圧に負けずパワーアップしていってください。
応援しています!!


私を信じて必死についてきてくれたチアの後輩たち。

みんなの顔を思い浮かべただけで涙が出てきそうになります。


先輩後輩だからとかじゃなくて、1人の人間としてみんなは私にとって大切な大切な存在です。

みんなに出会えてチアを一緒にできたことは私の人生の宝です。


1年生
可愛くて可愛くてたまらない1年生。人数が多くてまとまるのも大変だし、分担することも難しいのはよく分かります。でも、人数が多いからこそ一緒に喜びも悲しみも分け合ってほしいんだ。
沢山ぶつかってケンカして泣きあうことができる仲間がいることは当たり前じゃないよ。
これからみんなの更にキラキラした姿を見れるのが楽しみです。

2年生
みんなは私の同期と同じ匂いがします。笑
1年の頃から人懐っこくてチアが大好きで仲間を大切にできる素敵な後輩たち。
みんなが私を大好きなように、私もみんなが大好きです。笑
みんなはいつも私の元気の源でした。みんなの笑顔が見たいから頑張ろうと思えたよ。
来年は準幹部だね。みんなが作るチームは絶対に愛されるチームになると思います。大丈夫だよ。同期でギュッとなって準幹部を楽しんでください。

3年生
一番近くで一緒に過ごしてきたね。
みんなの代は最初からやめたい子が多くて手がかかったし、カウンセラーも1番した気がする。笑
でも、努力家が多くてエンジンがかかればグングン成長してチームを引っ張っていく姿は凄く頼もしかったし、みんながチアを楽しむ姿は何よりも嬉しかったよ。
この1年みんなが頑張ったおかげで間違いなくEaglesはレベルアップしたので来年は更に後輩に技術を伝えて新しいEaglesを作り上げていって下さい!
同期と後輩を大切にして、伝えたいことは後悔しないようにちゃんと伝えてね。


4年になって全て分かったようなつもりで先輩面していた私に真っ直ぐな気持ちをぶつけてくれて気づかせてくれてありがとう。


どんな時も私を受け入れて支えてくれた同期。

4年間ほぼ毎日一緒でしょーもないことで笑ったり、本気でぶつかってケンカしたり、一緒に喜びあったり…何でこんなに一緒にいるのに飽きないんだろうね。
本当に素直で優しい心を持った同期ばかりで、私がトゲトゲしてる時もメソメソしてる時も側にいてくれたし、怪我で辛い時も悩んだ時もみんなはすぐに気持ちを察してくれて支えてくれたよね。

朝から夜までずっと一緒にいるのもまたねって言って次の日も会えるのもあと何回かしかなくて、1日会わないだけでもみんなに会いたくなるのに来年はそれぞれの場所で頑張るんだって思うとずっと大学生でいたい位、みんなの元を離れたくないです。


私のことを全部理解してくれて、受け入れてくれてありがとう。
みんながいなかったら私は何も出来なかったよ。




めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、笑

つまり、こんな私にも沢山の仲間がいて支えてくださる方がいて、


このブログを読んでいる1人1人にも、それぞれ支えてくれる人やみんなを想ってくれる人がいます。

私もその1人です。


時には孤独を感じる時もあるかもしれません。
不安な時や辛い時は周りにいる人の顔を思い浮かべてみてください。


寂しそうにしている人がいたら、自分から話しかけて「大丈夫」と一言でいいから励ましてあげてください。


他者のために他者と共に頑張ってみてください。
絶対にやって良かったと思えるはずです。



応援団に正解はないし、勝敗が決まることもありません。
ただ、みんながいた4年間の日々が57代まで続いてきた応援団の歴史に刻まれます。


だからこそ、なんとなく毎日をこなすのではなく57年の歴史の重みと上智大学応援団としての誇りを胸に、1人1人常に考え、自発的に行動していってください。


他者のために出来ることを全力でやり、他者と共に励まし合いながら頑張ることをどんな時も忘れないでください。


60代、70代、100代…と他者のために他者と共に、上智大学のためにあり続ける応援団でありますように。


遂に今週末に行われる大会で引退です。
最後まで仲間を信じて応援してくださった方々のために、ここまで一緒にやって来た仲間のために、7年間チアと向き合って来た自分が後悔しないために納得できる1本を青マットで見せたいと思います!

最後まで元気!勇気!笑顔!を忘れずに頑張ります!

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