● 国産の菜種油のお話を聞いてきましたよ♪
こんにちは。三浦真弓です。
春休み中に、国産の菜種油の話を聞いてきました。
こちらが、国産菜種油をつくておられる、ほうろく屋さんの杉崎さんです。
はじめに、どうして、手間がかかる、大手の植物油会社に押しつぶされそうになっている国産の菜種油を作ろうと思ったのか、お話がありました。
このお話をお聞きするだけでも、西尾市まで来た甲斐があったなぁ〜と思いました。
国産の菜種油の工程を教えてくださいます。
国産の菜種油ですからね。
まず、国産の菜種が必要ですよね。
今、世界中に遺伝子組換えナタネなんていうのは、いっぱいあるわけです。
そんな中で、自分たちで、国産の菜種を育てる。
そこから、スタートです。
そして、ほうろく屋さんに届いた菜種を天日干しし、「とうみ」という機械にかけます。
「とうみ」という機会は、風の力により、粒のものの大きさを選別する機械です。
我が子たちは、米つくり体験のときに、農業試験場で見たかな。
風を送ると、軽いものやゴミなどは遠くに飛ばされて、重い、粒のしっかりしたものが手前に落ちますものね。
そして、このように粒揃いの菜種により、菜種油が作られます。
この粒そろいの菜種を、この機械にて焙煎します。
この釜と、杉崎さんのこれまで培われてきた技術で、最高の焙煎ができるのです。
それにより、湯洗いとか、ましてや、薬による抽出なしで、菜種油を搾り出すことができるのですね!
完成品の油を、試飲させていただきました。
菜の花の香りがするー!
子どもの頃、実家の隣は田んぼで、我が家との境目に菜の花がたくさん植えられていました。
小学校時代、理科の授業で、菜の花から油が取れるということを習いました。
お花が終わり、実がなって、乾燥したくらいのときに、ろ紙に挟んでつぶしたことがあります。
そのときも、油って、菜の花の匂いがするんだ〜と思いましたが、そのときと同じ匂いでした。
この油で、イワシのアヒージョを作ってくださいました。
参加者が多いとはいえ、土鍋いっぱいにぜいたくな菜種油。
とってもおいしかったイワシのアヒージョ。
イワシも愛知県産で、しかも、天日干し!
アヒージョに使われるイワシにもこだわっていらっしゃいます。
そうそう。
菜種油を絞った後の油かすも見せてくださいました。
菜種油の黄色がわかるような、油かすの色です。
ホームセンターの園芸コーナーで売られている油かすとは、全然色が違いますね(^_^;)
こちらの油かす、肥料として利用され、循環型農業となっています。
高度経済成長時代に、早く、同じ品質のものをたくさん作らねば!ということで、たくさんの調味料が、工業製品化されたんですよね。
時代的に、仕方がなかった部分もあるかもしれません。
でも、伝統的な作り方の、体に負担の少ない調味料としての国産菜種油も大切ですよね。
これまでは、遺伝子組み換えではない菜種油で、安全な作り方をされているところの油を使っていました。
そちらの油も気に入っているのですが、ほうろく屋さんの油も応援していきます!
この日は、お昼ご飯を食べて、午後は、三河みりんの角谷文次郎商店へ〜。
こんなに楽しく学べるのは、みよし市でアロマの救急箱教室・無添加生活クラブ主宰の原祐子さんのおかげです。
ランチも、三河みりんの角谷さんも素晴らしかったですー!
春休みのこだわり国産調味料ツアー・ランチもスペシャルだよ!