え?そんなことで、治療のオススメをもらうの? | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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●え?そんなことで、治療のオススメをもらうの?

こんにちは!元保健室の先生で思春期反抗期の子供の育て方講師の三浦真弓です。

今日は、小雨の名古屋になりました。

セーラー服を着た次女に、私の無地のカサを持って行かれました…

昨年、ピンク地にフレーのドット柄のカサを「かわいいー」って買ったのにっ!

セーラー服に似合わないと言うことでしょうか?

さて、健康診断のナゾを解いていくシリーズの今日は

「治療のオススメ用紙を渡すと、お問い合わせの多かったもの」


についてです。

検査で正常範囲を超えているものは再検査をしてから、それでも、正常範囲を超えているときに治療のオススメの用紙をお渡しします。

正式には「治療勧告書」といいます(名前がカタイ…)

学校医の先生に診断していただいたものについては、先生が異常を発見し次第、治療のオススメ用紙が発行されます。

それで、一番お問い合わせが多かったのが

「耳垢栓塞」

です。

じこうせんそくとよみます。

読んで字の通り、耳のあかで、栓(せん…「ふた」みたいな感じです)が出来ていて、耳の穴の通りが狭くなっている状態ということです。

耳の検査は、ピーという音を聞く聴力検査と、耳鼻咽喉科の医師(または、学校医の先生が、内科検診で一緒にみる場合もあります)が診察する検診があります。

じこうせんそくは、医師の診察によるものです。

耳垢がたまっていても、音が聞こえていれば大丈夫!と思われるかもしれませんね。

でも、ずっとほかってあると、聞こえにくくなったり、固まってしまって取り出すときに、皮膚を痛めたりします。


特に、カサカサ系の耳垢の人は、もともと耳垢に水分が少ないので、ふたになりやすいなーという印象です。

お問い合わせでは

「耳垢がたまっているだけで、お医者さんに行かないといけないんですか?」

という質問ばかりでした。

綿棒を使うにしろ、耳かきをつかうにしろ、皮膚やその先の鼓膜を痛めないように、耳垢をとることが出来れば、耳垢の掃除くらいはお家でしていただいてもかまいません。

でも、お家でできていなくて、お医者さまに

「耳垢がたまっていて、耳の孔の通過が悪くなってるよー」

と言われたのですから、できれば、耳鼻科で一度みていただく方がよいですね。

上手にとることが出来ないと、耳の奥に、押し込んでしまう心配もありますものね。

できれば、耳鼻科検診の前に、ちょっと耳の様子を見てあげるとよいですよね。

耳掃除だけは、思春期反抗期の男の子も、うれしそうにお母さんのお膝にやってくるはずですよ♪