闘病記つづき
治療を続けていた娘と約束していたことがありました。
血小板数が5万になったら、
ミッキーに会いにいこうねって。
人ごみに行くので、
ある程度血小板数があって欲しいし、
貧血も落ち着いていないとしんどいだけになってしまう。
体調が良くなって、
大好きなディズニーランドを楽しんで欲しいという思いで、
5万を目標にしました。
ただ辛い治療を頑張るだけでは、
こどもにとってはしんどいと思います。
だから夢を持たせるというか、
これを頑張ったらこんなことしようね！っていう、
楽しいことをみせてあげるようにしていました。
その方が毎日辛くても
ちょっとだけでも楽しくなるしね。
ディズニー大好きでしたね。
ミニーちゃんがお気に入りだったんです。
ミニーにグリーティングで会って、
「病気治して来たよ」って言ったら、
頑張ったねってギューってハグしてもらったこともありました。
また次来た時に、
ミニーちゃんに元気になったよって教えてあげよう！って
約束していました。
ところが・・・
2週間ぶりの血液検査の結果、
驚くことに血小板数はわずか8000。
ヘモグロビンも5と重症値。
生きているのがやっとという値です。
よく毎日頑張っていたなと思います。
緊急に輸血をしてもらいますが、
輸血がはじまるまでが長く、
その間何かあってはいけないので、
妻が付きっ切りでＤＶＤを見たり、
絵本の作品をつくったりしていました。
風邪など感染にかかると、
血小板も下がることがあるといいます。
それにしても8000は・・・
どんなに頑張っても頑張っても
娘の頑張りが報われないことに呆然となる時もありました。
でもこの時は決して諦めなかった。
娘が生きようと頑張っていたから。
数値だけでなく、
例えば先週は点状出血が目立ってたけど、
今週はいくらかよくなった。
だから自分で造血しようと頑張っているところだって考えたり。
とにかく前向きに、前向きに。
血小板数5万が目標。
目標達成して、
ディズニーランドに行くことが夢でしたから。
この日はさすがに輸血をしました。
ご厚意で献血してくださってる皆様に
本当に感謝でいっぱいです。
輸血がなかったら、
娘は生きられなかったかもしれない。
私も献血に行きますが、
平日なのにチラホラ皆さんが献血に来てくれるというのは
本当にすごいことだなぁと思います。
だれに使われるかも分からないし、
成分献血となると、
一時間以上拘束されるのですから。
そういう人のあたたかみを感じられます。
献血できる方は、ぜひ行ってみて欲しいです！！
あなたの献血を、
今日も待っている人たちがいます！！
