ソプラノ＊熊谷綾乃のブログ -2ページ目

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28Oct
- New me
  また、しばらく自分語りを綴ることから遠ざかっていました。日々を必死に生きているうちにどうも時間が過ぎてしまい気がつけば数ヶ月も何も書かないという現象が起こってしまいます。少し充電期間があったのであれや、これや、考えを巡らせていました。2018年に入団したびわ湖ホール声楽アンサンブルも財団期間が残り半年となってしまいました。この残り半年にとても、とても歌いたかった作品と出逢わせて頂きます。一つ目は、ジルベスターコンサートで行われるカルミナ・ブラーナ。京都市少年合唱団で何度か児童合唱を歌ったことがあります。その時にソプラノソロを歌われていた日紫喜恵美先生。"ソプラノ歌手"というお声を初めて聞いた私は一瞬で虜になってしまいました。こんな天使みたいな歌声がこの世の中にあるなんて！と。日紫喜先生のお声はずっとずっと私の中に響き続けていてそんな憧れの歌を歌われることが幸せでなりません。とはいえ、乗り越えなければならないハードルは目の前に高くそびえ立っていて、、、そのハードルを乗り越えることばかりにとらわれていると逆に足を引っ掛けてしまってうまくいかない。全て覚悟を決めて表現していくと理想のラインを描ける。師事している先生から頂いた大切な言葉"表現したいものを歌う度胸を持ちなさい"をモットーに度胸を持って歌いたいと思います。そして、退団公演になる林光先生のオペラ"森は生きている"1月にびわ湖ホールで、3月には兵庫県立文化センターで歌わせて頂きます。入団して出会ったとっても素敵な作品。今回は森に迷い込んでいく娘を歌います。私も長らく迷い込んでいました。迷い込んでいるなーと自覚しながらそれが悪いことであるという認識から迷うことはいいことだと肯定しながらいつか晴れるだろうと気長に歩き続けました。全てがクリアになったわけではありませんがNew me に出会えたような気がしています。"生きることとはどのようなことか。"ありがたいことにこのことと向き合う時間は大いにありました。(本当は寂しいけれど。)今でも"おかあさん"と口を動かすたびに涙が出てしまいます。私なりの死生観を持ってこの役に向き合いたいと思います。そして、New meのタイミングがやってきましたのでプロフィール写真を撮り直してきました。なかなかいいお年頃ではあるのですがピンクとキラキラはやめられません。auraY2 深谷義宣さんにとって頂きました。背景や光の感じポージングなと、とっても丁寧に教えて撮ってくださいました。奥様もとっても素敵なお方で、ああ、ここで撮ってよかったなぁととっても嬉しい気持ちになりました。なんといってもとっても可愛らしいRosa様がずっと見守ってくれて新らしいお友達ができて私はとっても嬉しかったのです。オフショットは奥様が撮影してくださいました♡♡♡ずっと深い森に迷い込んでいましたがこれが私だ。私はこれが大切なんだ。ということを息に託してこれからも歌っていきたい所存であります。ayano*
25Oct
- びわ湖ホールオペラへの招待　森は生きている
  2023年1月26日〜29日林光先生の作品、オペラ『森は生きている』に出演いたします。
- 2022年12月31日　ジルベスターコンサート
  2022年12月31日　びわ湖ホールジルベスターコンサート20222022年12月31日（土）15:00開演カルミナ・ブラーナでは、ソプラノソロを歌わせて頂きます！
- 2022年12月3日　びわ湖ホール声楽アンサンブル　美しい日本の歌
  2022年12月3日（土）14:00開演@びわ湖ホール　大ホール
- 2022年11月19日　びわ湖ホール声楽アンサンブル定期公演　プッチーニ作品！
  2022年11月19日（土）14時開演@びわ湖ホール　中ホールびわ湖ホール声楽アンサンブル第76回定期公演1部:プッチーニ作品ハイライト2部:歌劇『ジャンニ・スキッキ』　ネッラ役☆★☆
29Jan
- 受賞報告
  小学生のころ、作文コンクールや絵画コンクールで入選し朝礼でお名前を呼ばれ壇上にあがり校長先生から賞状を受け取っていた人たちを眺めてはいいなあ～と思っていました。自分にはそんな才能はないのだからかなり他人事で、どこか遠い世界の人々のことのように眺めていました。しかし、受賞ということは突然降ってくるものでした。なんで私なんだろうか。。。。。。。。。。。。。。。。いくら考えても答えは出ません。様々な方のお力添えがあり、たまたま私が文化庁芸術祭新人賞を受賞させていただくこととなりました。受賞理由は、溌溂としていることだそうでこれが私的にはとてもうれしかったです。溌溂とした性格に産み、育ててくれた両親のおかげ。そして、いままでお世話になった先生方に受賞をお知らせしたところ”ようやく実ったわね”　”ちゃんと見てくださっている人は見てくださっていますね”　”見ている人は見ている。聞いている人は聞いている”ととても喜んでくださりました。いつもコンクールに落ちてビービー泣く私を慰め、次への１歩を進められるように導いてくださった先生方もきっとお辛かったのだろうなあ、と思い至ります。受賞したからと言って何が変わるわけでもありません。むしろこの受賞のプレッシャーに勝てるだろうか私。。。と今から心配です。このようにお導きいただいたこともご縁。これからも目の前のことを一つ一つ取り組んでいきたいと思います。当日は大切なお友達に着付けをしていただきました。着物は、箪笥の肥やしを引っ張り出していてきました。着物のいろはもわからない私は、おともだちに大変助けていただきました。これからは、私も着物が着れるようになりたいなあ。ayano*
18Jan
- 竹取物語
  7年前、びわ湖ホールでの公演をみてなんて素敵な作品なのでしょう！私も歌ってみたいなぁ。と思いました。そして、時を経て私もびわ湖ホールのアンサンブルメンバーとなりこの作品に関わることができました。かぐや姫。脳内プリンセスな私にはとても親しみのあるお話しでした。これを機に着物を着たくなって着付け教室に申し込んでみたり日本の歴史をもっと知りたくなって本を読んだりいくつになっても学ぶことに終わりはありません。また、幼いことに憧れていたお姫様は私にとってなんとも愛おしい存在へとかわりいつかは私もかぐや姫のような存在を胸に抱くことができるのだろうかとそんな風に思うようになりました。今日は満月ですが今月を見上げると少しかけているように見えます。昨日、今日、明日、何でことのない毎日の連続ですが同じ日は1日たりともないのだなぁと今日の舞台稽古の様子とかリンクしてすこしセンチメンタルです。1月22日23日　びわ湖ホールにて生きることとは何なのか愛することとは何なのか日本の古典に触れていただけましたら幸いです。ayano*
14Nov
- アルママータ
  今日あったことをブログに書こう！とありますが、今年度に入って何も書いていなかったことが少し驚きです。(自分でしたことなのに、、、)こんなご時世ですがありがたいことにびわ湖ホールの活動は予定通り行われています。5月の音楽祭では、田中信昭先生をお迎えしての合唱曲。そして、滋賀県の小学校・中学校での学校公演。さらには、小・中学生をびわ湖ホールへ招いての音楽会へ出かけよう。ここ数年お世話になっている、新国立劇場での公演へ合唱参加させていただきカルメンに明けくれた夏。指揮者セミナー。本山先生による昭和歌謡メドレー。そして、はじめてのプッチーニ作品。"つばめ"。たくさんの学びがありました。休むことなく、定期公演で三善晃先生のアカペラ作品に精神を研ぎ澄まし(でも音は取れない、、、)米原、びわ湖、東京の3公演を終え、今に至ります。いや、違う。こんなご時世だからこそ"代役"のご依頼を2つほどいただきました。どちらもびわ湖とは関係がないのですが。一つ目は初めて役をいただいた、愛の妙薬　ジャンネッタ役。2回歌ってる役ですが、依頼を頂いてから3日ほどしかなく必死で泣きながら思い出しました。(ほんとに涙流した)ただ、曲がりなりにも"専属"という身分である以上、レパートリー制の意義を理解し、歌ったことのある役はいつ言われても歌える、そんな歌手にならねばならないと自身を鼓舞しました。そして2つ目が昨日の演奏会。同志社CCDアルママータの演奏会でベートーヴェンC-durミサのソプラノソロを歌わせていただきました。CCDは学生時代所属しており私が声楽を始めるきっかけとなった場所。そんな場所に、代役とはいえ帰ってくることができてとても嬉しかったです。ソプラノの船越さんがアルトソロを引き受けてくださり、ソリスト4人のアンサンブルも理想を持ってら歌うことができました。アンサンブルってなにー？レベルの私でしたが、びわ湖に入ってアンサンブルに揉まれて3年。まだまだ体現できないことが沢山あり、悔しい日々ですが、理想を持つことができて、そのことを嬉しく思います。そして、私自身の声。おりん　のように歌いたいものです。声を鳴らすのではなく声によって周りの空気が振動してくれる。歌うことに迷い続けてる数年間ですがようやく理想の方向性を見出せたように思います。週明けは林康子先生の公開レッスン。全てをさらけ出していい学びを持てるようにしたいと思います。特別な演奏会を終えられましたのでつらつら書きました。ayano*
20Feb
- 明日。
  ライブ配信コンサートを開催いたします。びわ湖ホール声楽アンサンブルに同期入団した二人のテノールのジョイントリサイタルに私もひょっこり出演させていただきます。そして、3人のユニット　ツバクマ　では、ポップスなんかも歌います。配信チケットはこちらから坂東達也・蔦谷明夫ジョイントリサイタル (with 熊谷綾乃) ＆声楽アンサンブルユニット TsuBaKuma 旗揚げオンラインライブ！！坂東達也・蔦谷明夫ジョイントリサイタル (with 熊谷綾乃) ＆声楽アンサンブルユニット TsuBaKuma 旗揚げオンラインライブ！！ / 2021.02.21 (日) / TOKYO, JAPAN | LURU HALLluruhall.zaiko.ioジャンルにとらわれないさまざまな曲を演奏いたします。配信コンサートは21日14時からですが、アーカイブでもご覧いただけますのでご覧いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。ayano*
03Feb
- びわ湖ホール　オペラへの招待『魔笛』終演致しました。
  びわ湖ホール『魔笛』が終演致しました。この作品を向き合う中で、これからも自分自身が大切にしたいなと思うことは「ありのままの自分を受け入れる」ということ。パパゲーノもきっと人間になりたかったのだと思います。鳥である自分を否定し続け、仲間の鳥を捕まえては女王に献上する日々、無意識の中でフラストレーションはたまっていったことでしょう。そんなパパゲーノが、自分とそっくりの鳥女であるパパゲーナを美しいと思いパートナーにすることを望んだ。パパパの平和な音楽は、きっと自分自身を肯定できたパパゲーノだからこそ紡ぎだせたのだと思います。そしてそんなパパゲーノとの絆ゆえパパゲーナも鎧をぬぐことができたのだと思います。大切なことは全て己の中に備わっている。うまく歌えるかな。。。声が出るかな。。。音程上ずらないかな。。。遅れないかな。。。相手の呼吸はちゃんとキャッチできるかな。。。自分本位になっていないかな。。。など山ほど気を付けないことはあるし鍛えなければならない箇所はあるけれど根幹は自分の中にあるということ。このことに改めて気づくことができて（残念ながらKHPあたりで気づいて改心しました。。。）パパゲーナを歌うことができて本当に良かったなと思っています。（自分本位ではありますが。。。）有難いことにこのような状況下でもたくさんのお客様にお越しいただき温かいメッセージ、励ましのお言葉を頂戴し大変うれしく思っています。変わった視点からの振り返りでしたが夜中に日記をつけていてそういえば初稽古あたりで演出家の先生に「この作品に取り組む私の目標は、ありのままの自分を受け入れることです。」と謎な宣言をしたなあと思いだしそれが叶っていたと思うとどうしても書きたくなってしまいました。明日からはローエングリンのお稽古です。密かに（小姓役やりたいなあ。。。）と思っていましたのでとてもうれしいです。去年の神々の黄昏で大好きになったワーグナーの音楽。昨年の100倍ほど歌う箇所がありますので（当たり前）一生懸命頑張りたいと思います。どうか無事に公演することができますように。。。ayano*
30Dec
- 好奇心を失わない
  好奇心を失わないことの大切さ。有難いことに目の前にぽんぽんと歌わねばならない曲たちが現れてくれます。その曲に好奇心を失わず接していくことの大切さ。傲慢なことを言っているのです。でもなぜか流されてしまうのです。これではいけない。そしてもう1つこれではいけないこと。上手に歌えないことを環境のせいにしない。5線の中の音しか出てこないから歌う場所が少ししかないから低いからなど。いつになったらちゃんと歌うのか。いつか上手になったらあの場所にたちたいと憧れ続けている場所には今しっかり自立しないとたどり着けない。そろそろ目を覚まさねばならない。夜道を歩きながらそんなことを考えました。2020年ももう終わり。ビジョンは持つけれどそれを叶えるために一歩一歩全然進めなかった。年の瀬になると時間の流れを嫌でも意識します。31日は、びわ湖ホールジルベスターコンサートで締めくくり。歌えることに感謝。ayano*
22Nov
- びわ湖ホールオペラへの招待歌劇「魔笛」
  大変な2020年度でした。2月頃から世の中のざわつきを感じつつ呑気に東京へ出張しワーグナーの音楽に感激していたころからは想像もつかないような世の中になってしまいました。今なおその渦中にありますが家でじっと過ごしたのは3ヶ月弱。私の力が及ばない環境のおかげで比較的早い段階から演奏活動を再開させて頂き7月、8月、9月、11月とほぼ１ヶ月に1回のペースで演奏会で歌うことが出来ています。自分を鍛えることと社会に還元すること。この2つの事のバランスが自分の中で上手く取れず歯がゆい思いを多々しましたがある意味環境に甘えて自分をまだまだ鍛える時間を有難く受け取ろうと思っているところです。そうそう。お金をもらっているからプロ。能力を図る基準としてあるいは能力の存在を確かめるためにお金という媒体を使うことしか私には考えられませんでした。しかし最近、このことを覆す出来事に遭遇しました。ああ。いかに自分は小さな世界で生きていたのかいかに自分は愚かであったのか思い知りました。さて、心の吐露はこの辺りにしておき本年度ようやく始動できそうなオペラ作品。びわ湖ホール声楽アンサンブルはモーツァルトの魔笛に取り組みます。パミーナのアリアなるものを講習会で初めて聞いた時。（あろう事か、師匠の師匠による講習会に参加するまでパミーナのアリアを聞いたことのなかった不勉強な私。）こんな美しい曲がこの世にはあるのか！とビビビビビーっときたことが忘れられません。（語彙力。。。）憧れに憧れ続けるパミーナですが今回はお預け。（未だに、いつの日かと思い続けています笑。大切でしょう。このような不屈の精神笑。）パパゲーナ役にて出演させていただきます。謎が多いなーと思っていたパパゲーナ。でも今回は、どうしてパパゲーノにパパゲーナが出会うのか既に納得が出来ています。ありのままの自分を受け入れること。そのことの大切さを身をもって知った今だからこそ素直にこの役を歌うことが出来るのだと思います。まだまだ困難な世の中は続きます。びわ湖ホールの叡智を結集させてライブ配信もあります。劇場に行くのはまだ勇気が出ないな。。。というお方は、よろしければライブ配信をご覧いただければと思います。今回もたくさんの方のお力を拝借することとなりました。隅々まで光り輝く公演となることを目標に頑張っていきたいと思います。ayano*
17Aug
- To be と　To Do
  自粛期間になんとなく考えていたこと。To be　と　To doのそれぞれのメリット・デメリット音楽家　であることが大切なのか歌うこと　が大切なのかどっちも一緒じゃない？とも思うのだけど少し違ってくるのだろうなと。そしてどちらが良くてどちらがよくないということでもないし人によってどちらを選択するほうが自分のポテンシャルを輝かせることができるのか人それぞれなんだろうなと。私の場合、何をしたいのかDo を考えることで自分の方向性を定めやすい。自分のためのメモのようなもの。ayano*
04Aug
- PCでのメールとスマホでのメール
  PCでメール返信を永遠とする職をしていたこともあって考えをまとめてたいときなんとなくビジネスっぽいときはPCからメールを返信したくなります。文字ずらは変わらないはずなのに何故だろう・・・メール返信が遅い言い訳でもないのだけれど。。。なるべく早くお返事することを心掛けてはいますが滞るときは、とても滞ってしまうのです。。。（直そうよ。。。）２日も続けてブログを書くなんてとっても珍しいのだけどなんとなくの気分で書いています。書くからには少しでも有益なことを書くべきだとは思っていますが何と言うか乱れ打ち。。。自粛期間中に磨いたお菓子作りの腕。（ほんま？）ここのところ少し安定してきました。ティラミスなんて自分で作れるなんて思ってもみなかったけどやってみたら案外できるもの！最近はまってるシェフ　ロピアさん。日高シェフも大ファンになっちゃった。いつかアクアパッツァいきたいなー！！！！！私が大学生の時なんてYouTubeをケータイで再生しようと思ったら３分くらいしか再生できなくてかなり苦労しながら練習室で音源聞いて練習していた記憶があるけどIT（って言っていいのかな？）てのはすさまじいスピードで進化するんだなーって。お菓子作りだって本買って、その通り作ってみても全然上手にできなくてでもYouTubeだったらポイントとかも教えてもらえるしどんなふうに作ったらいいのか偉大な先生がすぐ隣にいるしいい世の中だな。って話。いままで苦手だったスポンジケーキもなんだか作れる気分になっています。いつの日かつくろういつの日か。ayano*
03Aug
- 鉛筆のもちかた
  私は恐ろしいことにやきそばのような文字を書いてしまいます。丁寧に書くことよりも早く書いてしまいたい欲求がかってじゃーーーーっとやきそばのような文字を書いてしまうのです。鉛筆を持つのが苦手でというかつまむ　のが苦手。。。小さいころから親には、ちゃんとつまんで持たないと脳が発達しないと怒られ続けてきましたが書けたらなんでもいいじゃない精神でここまで来てしまいました。そろそろやきそば文字で生活することが恥ずかしく思うようになりボールペン字なども始めてみましたがいまひとつ。。。手先だけととのえてもうまくいかなくてやっぱり持ち方から正さないといけないと思い至っています。歌も一緒。どうしても手放せないクセを手放したいなと思えたところから１歩が始まると思います。（あまりにも歩みがノロいのでできたところを誉める作戦。）認識したからこそ、手に入るスキルもあるのではないかと。ayano*
26Jul
- はこぶね
  今日はひさかたぶりの演奏会でした。今日のことを何か書き留めておこうと思いPCをひらいてカタカタ打っていますがなかなか素直に言葉は出てきてくれません。舞台上から良く見知ったお客様のお顔を拝見できてとても　とても　うれしかったです。そして温かい拍手。そして手作りのブラボー横断幕！本当にありがとうございました。どちらかというと冷めたところもある私ですが今日の歌い始める瞬間は何とも言えない気持ちがこみあげてきて少し大変でした。あのノアたちのように箱舟に乗って飛び立とう世の中にはまだまだ様々なものが渦巻いています。さらによくわからないものという不安の渦に私自身が飲み込まれそうになることもたくさんあります。しかし希望を持ち続ければたどり着いた先がどこであれ幸せを見出すことができるのかしらとそんなことを考えていました。素敵な曲をセレクトしてくださり大きな愛で接してくださったマエストロ。アンサンブルとはなにか歌うことってどんなことなのか大きな背中で愛を示してくださったレジェンドの先輩方。何の演奏会だったか忘れてしまったのですがああ。すっごいなあ。上手だなあ。と数年間おもっていた（単なる隠れファン）のピアニスト。副指揮者に稽古ピアニスト制作担当者スーパーマネージャーそして仲間たち。私個人としてはあんまり上手に歌えなくて少し凹みながらおうちに帰っていましたがおうちの少し手前ですごく大きな虹を見ることができました。これは甘えなんだろうけれど今日のことはそれはそれでいいのよと神様にお許しを得たような気がしてありがとう　と素直に思うことができました。全てのものに感謝。ayano*
11Jun
- I am enough
  自粛期間（もう死語かしら・・・）家の整理をしました。まだ手が付けられていない部屋もあるけれど自分のお部屋とリビングはそれなりに綺麗に片付けました。思えばお片づけをしたのは人生ではじめてです。その中で一つの意識変革がありました。（また大げさな言い方。。。）今までは、何を買えば満たされるだろうか。何を手に入れれば満たされるだろうか。何を得れば満たされるだろうか。こんなことばかり考えていました。洋服のクローゼットには限りがあるので当然入りきらず私の洋服はリビングまで浸食する・・・しかし収納には限りがあることをようやく理解し何を捨てれば快適に過ごせるだろうかそして私は十分すぎるほどの物質に囲まれていると思うようになりました。これは私の中で大きな意識変革です！今回は洋服のことでそのように思えたけれどきっと大切な歌のことでもそんな風に考えればいいんだろうなと思ってきました。今の私でじゅうぶんだ。（決して前進を止めるわけではない）どんなことがあっても自分だけは自分自身を否定しないであげようと心から思います。自分の内から芽生えてくる感覚やすでに磨いた技術を組み合わせて明日からも試行錯誤がんばろうかと思っています。かなりとりとめのない内容になりましたがこのことについて何かしらの媒体に書いてみたかったので書いてみました。マインドについては、少しアイデアがまとまってきたのでまた書きたいな。。。ayano*
29May
- 音源をあげてみました。
  はじめてYouTubeに音源をのせてみました。音源は1月に開催したリサイタルのものです。たった数か月前なのに世の中はすっかり変わってしまいました。この変革に私自身は全くついていくことができず落ち込む日々が続きました。何を目標に頑張ればいいのだろうかとまるで球児たちのように。。。目標があるから頑張るのか好きだから続けるのかこの２つのことは私にとって少しアプローチが違うのです。ありがたいことに歌うことを生業とさせていただいている今の状況。歌うことである種の責任を果たす必要はありますがそこにとらわれすぎなくてもいいのではないだろうかと思い始めました。もちろん歌うことでお金をいただいている以上自分の能力を磨く義務はあります。（これは、偉大な方が私に届けてくださった大切な言葉です。）それ以上に私が私で在り続け幸せで在ることがとっても大切なことだと思い始めました。そんな心情の変化から完ぺきではない私の演奏も私の一部であるのでもし聞いてくださる方がいらっしゃるのだったら公開してみようと思いはじめてみることにしました。公開を快くOKしてくださったピアニスト。動画をお送りしたら短くない！？と的確なご指摘もいただいたのでおもちゃうたは全曲アップロードしたいなあと思っています。予想以上に聞いてくださった方がいらっしゃってチャンネル登録までしてくださる方がいらっしゃって有難い限りです。ありがとうございます。トップダウン形式の世の中ではなくそれぞれの個性を尊重してみんなが主役になる時代へと変化していると思います。ありのままの自分を受け入れできること　ではなく　やりたいことにフォーカスしていきたいと思います。ブログも、演奏会のお知らせばかりするのではなく昔のように日々のひらめきを発信していきたいと思います。あ。そうそう。オンラインレッスンも始めています。いままで考えもしなかったことをぽちぽち始めている最近。これからも工夫しながら楽しい毎日を送れますように。追伸。ポッドキャストに最近はまっています。♯毒アメ　通じますでしょうか。おもしろすぎるし、マインドがすごく勉強になるし。気になった方、ググってください。最高です。ayano*
29Jan
- 終演しました：1月26日　バロックザール　リサイタル
  青山音楽記念館　バロックザールでのリサイタルが終演致しました。お越しくださいました皆様お心を寄せてくださいました皆様ご指導くださいました先生方本当にありがとうございました。終演後のご挨拶でも支離滅裂ながらお話させていただいたのですが桂　という土地は京都芸大大学院に通っていたこともあって大学院時代の思い出が大変強くあります。大学院時代は、本当に苦しい思い出しかないのですがその土地で、目標としていたリサイタルを終えられたことは私にとって１歩進めたことのように思います。それにしても、いままでリサイタルを開催していた友人・先輩方はなんと軽々と演奏されていたのでしょう。私は、もう目から火を噴くというか、毎日白目をむいてなんとか終えられました。１部は、よく勉強していた曲たちを。そして２部は今回のリサイタルのために選んだ曲たちです。アンサンブルメンバーからもらった感想の中にもあったのですがツィクルス（曲集）を演奏することに、こんなに集中力を要するとは思いませんでした。。。おそらく、聞いてくださる方にとっても少しハードなプログラムであったと反省しています。今まで修士演奏は45分。そして失敗に終わりましたが博士課程の受験では60分のプログラムを演奏したことがあります。試験と演奏会では、こんなにも本番で使うエネルギーが違うのか。。。大変な勉強になりました。ことあるごとに思い出す、大学の先生にかけてもらった「何のために歌うのかよく考えなさいよ。コンクールで勝ちたいから歌うのと違うよ」というお言葉。今回、私の中で一つの答えが出たのでリサイタルで歌おうと決心しました。ですが、応援してくださる方のお顔を思い浮かべながら準備を進めるうちに、私の出した答えは間違っていたなという結論に至りました。「演奏会ですよ。発表会にならないように。」このようなありがたいお言葉も頂戴し一層気を引き締めることとなりました。当日は、驚くほど上手に歌えたわけではありません。満足のいく歌が歌えたわけでもありません。ですが、その時に歌った歌が、その時の最良のものであったと思います。なかなか歩みの鈍い私に我慢強く付き合って下さり本番でも多彩な音色を奏でてくださった松浦紫陽さんには感謝の気持ちでいっぱいです。紫陽さんには、大学院修了の修士演奏でも伴奏を引き受けてくださったのですがその時は、伴奏をしながらプロンプまで行ってくださいました。。。（とほほ・・・）今回は、そのような事態に陥らず本当に良かった。。。これからも厳しい道は続きます。歌うことすら困難な状況になるかもしれません。その時はその時で自分にできることを精一杯できればなあと思えるようになりました。幸いなことに次はワーグナー作品に出演させていただきます。モチーフ集を聞いて勉強します！明日も元気に生きていこう！！ayano*
15Jan
- 終演しました:びわ湖ホール　こうもり
  びわ湖ホール　オペラへの招待　こうもり終演いたしました。前回のブログが11月...恐ろしく早いスピードで月日が経ちもう1月も半ば。。。おそろしあ、、、こうもりは4日公演。最近の関西ではこんなに長い間公演を行うことは珍しく、とってもいい経験でした。いつも燃え尽き症候群になれない私。ああ、あそこがよくなかったな。こうすればよかったな。ってもう本番終わったんか、、、実感ないなとなってしまうのですが、大学院の時にお世話になった先生からこれからは何公演もこなさないといけないんだから1回終えて、終わったー！！！ってなっていたらダメよ　とお言葉を頂いたことを思い出しました。キャストとして複数回の公演をこなすことはペース配分、メンタルの置き方、集中の仕方さまざまな面であたらしい発見がありました。自作は、憧れのお役にアンダースタディとして参加させていただきます。これもはじめての経験なので、自分のことは思いっきり勉強しながらもいい現場になるように貢献したいと思います。さて、もうリサイタルも目前に迫ってきました。ここからエンジン全開で頑張ります！ayano *