まだまだ梅雨に入ったばかりやが、既にGW明けくらいから酒屋さんの棚に続々と並び始めた夏バージョン酒! 大概ブルー基調の涼しげなボトルで売っとるんで一目で分かるんやが、5年前に一旦「夏酒や〜めた!」みたいな投稿した後も蔵人の努力には敬意を払うべきと、一応毎年何本かは買って飲んでるんやが・・・
千葉は酒々井町の老舗蔵「飯沼本家」醸す「甲子」は好きな酒(星の数ほど)のひとつ♫
して、こちら栃木は大田原の「菊の里酒造」醸す「菊の里」もええ酒なんやが・・・
何れも生原酒仕様で、如何にも涼しげな出立ちとネーミング♫
アルコール分15度ゆうのは、別に夏バージョンでなくとも普通のアルコール分低目の酒ゆうことになるが、これを原酒として醸してること、つまり、原酒を水で割ってアルコール分を下げてる酒やないゆうとこが夏バージョン酒たる所以なんや(。-_-。 ) 故に、アルコール分は低くとも、しっかりとした深み、旨味はありまっせ!とゆうのが売りなんやが・・・
で、オンドレの評価は?ってか?( ̄へ  ̄ う〜ん!o(´^`)o そもそもなんやが、何が故夏バージョン酒というのが世に登場したのか? ワインやらウィスキーの世界にはそんなんあらへんし。 四季がある日本、暑い夏には夏らしい、寒い冬には冬らしい酒やらビールをという日本のメーカーさん特有の販売戦略ゆうもんが先ず有って、更に、「盛夏に日本酒を飲むんはちょっとな」ゆう人とか、これから酒を飲み始める人向けに、如何にして盛夏でも日本酒を楽しんでもらうかゆう営業戦略の結果出て来た新商品という面がひとつ。 実際、結構以前から大手酒造メーカーの夏酒はあったんやが、冷やして飲むだけの生貯蔵酒とか、アルコール分を下げただけのもんとか、炭酸ぶち込んでシュワシュワ感出したもんやとか、それこそ淡麗薄口な酒=夏酒みたいなイメージがあったんやが、醸造技術の進化でその一歩先を行く、低アルコールでも味が崩れない酒の商品開発に多くの蔵が取り組み出した、ゆうことやろな(。-_-。 )
更にもう一点! 上と重複する部分もあるけど、夏バージョン酒に限らず、低アルコールの酒に対する新たな需要への取り組みゆうことやろな。 世界中で飲まれてる酒類で圧倒的な一番はワイン!で、その原酒アルコール度が大体13度前後。 日本食ブームから日本酒への関心が高まる中、日本酒の世界販売戦略を考えたら先ずはそこや!ゆうことやろな(。-_-。 ) 更に、新しい需要層の開拓というと、若い人と女性。 日本酒はキツくてちょっと!という負のイメージの部分に対応する為の低アルコール醸造技術の開発も必然やった訳やな(´-`) 昔みたいに、ただ水で薄めたりでは日本酒モドキに過ぎず、誰も欲しないゆうことや。
まあ、作り手側、飲み手側の事情が色々あるにしても、酒好きゆうのは別にアルコール分の高さを求めてる訳ではなく、食いもんによお合って、コクと深みが有って、心地よい酔いが楽しめるなら、低アルコールも低糖質も低カロリーも大歓迎なんやが、やっぱ「飲み慣れ」ゆうもんがあるせいか、今のところ日本酒でもビールでも、その類の商品で納得行くもんに中々出会えてへんゆうことやと思うな(。-_-。 )
くどくどゆうてしもうたが、春夏秋冬、夜な夜な酒を楽しむワシみたいなんは( ̄へ  ̄アンタは昼からやろ!# 「ま、夏バージョン酒も試し続けるけど、盛夏だろうが厳冬だろうが、その時の気候、食いもんに合わせて酒選ぶことも楽しみやさかいな!」ゆうとこやろか(o^^o) で、まだまだ夏到来ちゃうけど、今宵選んだ暑い日でもな一本は!
島根は安芸の「吉田酒造」醸す「月山 芳醇辛口純米 無濾過生原酒」! 辛口ゆうてるがほんのりした穏やかで甘味の余韻を充分に感じる芳醇系。 逆に原酒が故の高アルコールが重たく感じられることもなく、暑い日でこれが重いと感じたら美味しい氷一個浮かべるのも佳し 美味しい水で前割りにしたって 別に最初から低アルコール仕様の酒にしてもらわんでも、これで十分に夏対応は
まあ、蔵としては、飲み手が自分で適当にカスタマイズした夏仕様酒よりはずっと美味しい夏バージョン酒を造ってます! ゆうことなんやろし、そこには期待しますがの( ̄‥ ̄)=3
更にもう一本!
佐賀は唐津の「小松酒造」醸す「万齢 純米酒 無濾過生原酒」!
この酒も「上に同じく!」やな(^^)
日本酒度+5は一応辛口酒の部類なんやろが、ワシ的にはこれ位が辛口と甘口の丁度中間に位置する、ずっしりした深みとキレがある芳醇旨口のスタンダード酒!ゆうとこやな。
もう一本、極め付けをo(^◇^)o♫
先日、天満の「たちのみ なかやま」の姐さんイチオシでめちゃ美味かったこれをゲット!中野の「味のマチダヤ」の主力酒のひとつ! 昔よお買って飲んでた酒やが、益々進化して美味しゅうなってますなd(^^*)
→弊ブログ:
愛知は「長珍酒造」醸す「長珍 純米60」! 俗に「しんぶんし60」とも言いますんや!
アルコール分18度もあるんやが、この酸度2.1ゆうとこで見事に全体のバランスが取れてると思いますな。 知らんけど・・・ ともかくこの酒めっちゃめちゃ美味い><!!!
何や今日は低アルコール分の夏バージョン酒ゆう商品に対抗して、敢えて高アルコール分でドライ系の無濾過生原酒を夏酒として推奨しとるみたいやが、流石にアルコール分ちょっと強いわあ!と感じるなら、これとか・・・
これでええんちゃいますかあ(´-`)♫
ともあれ、「これなら夏純米、夏吟醸をもっと飲んだろやないかい!」o(^-^)oと得心出来る酒にいつの日か巡リ会えること、更なる進化を願うこと切!!!ゆうことで(^^)/〜