ケルト音楽やら辣腕プロデューサー達やら70年代プログレやらのシリーズとなると、
ついついマニアックな方向にどんどん深化してしまい、Close To The Edgeの地の
果てから深淵へと吸い込まれて暫く這い上がれない私がいます。 そういう時は
「大英帝国ロイヤル・・・」然り、唐突に大衆に分かり易いネタ(上から目線)に
振ったりしていますが今回もその口。
60年代後半から70年代後半、ベトナム戦争で疲弊する病んだアメリカ社会を背景に
反体制的な人々の心情を描いた映画作品が続々と誕生します。 所謂、アメリカン・
ニュー・シネマと呼ばれるムーブメントですが、英語呼称ではNew Hollywood、
或いは、従来の映画製作手法からより自由な表現に目覚めた作品ということから、
Hollywood Renaissanceとか呼ばれています。 従って、ニュー・シネマという
呼び方は、ニュー・ロックと同じく和製英語の呼称。 そして、両者は丁度時代が
重なっており深い結びつきがあります。
映画史的にはこの映画がその先駆けと言われていますが・・・
『俺たちに明日はない』(原題:Bonnie And Clyde) フェイ・ダナウェイ扮する
ボニーと、この映画の製作も手掛けたウォーレン・ビーティー扮するクライドが
繰り広げる銀行強盗の話。 特に最後のシーンが壮絶でしたが、この死で終わる形が
後に続く作品群でも度々踏襲されます。 67年の作品。 音楽的には映像のバックに
流れているように、ブルーグラス・バンドのカントリー調。 ロックとの本格的な
出会いはまだ先になりますが、同年、この映画とサントラが大ヒットします!
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お〜い!そっちやないって!こっち、こっち!!!って、そっちもええけどねえ♪
キャサリン・ロス扮するヒロインのエレイン・・・よりそのお母ちゃんの方が遥かにええやん♪ と口を揃えるのが私の同世代の野郎達! ま、そういうテーマで作った
映画ですからね。 そしてこの音楽♪ 後に日本でも大旋風を巻き起こしましたが、
サイモン&ガーファンクルにはハマりました! 由紀さおりの大ヒット曲「夜明けの
スキャット」はこれとコード進行が全く同じ! ま、オマージュということで・・・
私もそうですが、ここからS&Gにはいった人も多かったのでは?
日本では68年の封切りですがその時はまだ小学生、実際に映画を見たのは高校生に
なってから近くの3本立て千円とかの安い映画館だったと記憶しますが、同世代の
青春時代の憧れみたいなシンボル的存在、名優アン・バンクロフト扮するのが・・・
今世紀のライブ映像ですかね、これ聴く度に何やキュ〜ッ❤️となりますなあ(´∀`)
そして69年! ウッドストック・イヤーに生まれたこの映画の主題歌!何と言っても
あの時代の象徴的代表曲! 弊ブログ再登場ですが・・・
いやあ、何度聴いてもこのイントロ、永遠に色褪せないカッコええリフですよねえ♪
ピーター・フォンダ演じるワイアット、この映画の監督も務めるデニス・ホッパー
演じるキャプテン・アメリカことビリー、そしてこの映画でブチギレ弁護士役を演じアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされた後の大名優ジャック・ニコルソン! コカインの密輸で手にした大金をハーレー・ダビッドソンのタンクに隠し、謝肉祭が
行われるニューオリンズを目指して自由奔放な旅に出る三人。 そして、余りにも
衝撃的なクライマックスを迎えます。
ベトナム戦争から逃避し自由を求める反体制的な若者達と、それを忌み嫌う保守的な
南部の年配層との隔絶世界。 泥沼化する戦争で迷走する大国アメリカを象徴する
シーンでしたが、このエンディングで元々使おうとしていたのはボブ・ディランの
「イッツ・オールライト・マ」 しかし、映画の試写を観たディランが「映画の持つメッセージが否定的になる」という理由で使用を拒否。 代わって、ザ・バーズの
ロジャー・マッギンがディランのアドバイスの下この曲を演奏し、更に最後にソロ
名義での新曲「イージー・ライダーのバラード」(歌詞の一部はディラン)を提供、ニュー・シネマを代表する作品となりました。 ワイアットが殺られてから、最後の曲が流れるまでの「沈黙の間」が何とも印象的でした。
そして同じく69年、大ヒット曲を生んだもうひとつのニュー・シネマ代表作が登場!
この映画のラストシーンも壮絶だったですね。 これは『俺たちに明日はない』から
伝承されているニュー・シネマであることの刻印みたいなもの。 そしてこの原題は
実在した銀行強盗「ブッチ・キャシディ・アンド・ザ・サンダンス・キッド」!
これも『俺たちに明日はない』の原題「ボニー・アンド・クライド」路線を踏襲。
ポール・ニューマン扮するブッチとロバート・レッドフォード扮するサンダンスの
名コンビ! 教師エッタを演じるのは「卒業」のキャサリン・ロス。 映画としても
名作ですが、巨匠バート・バカラック作曲、B.J.トーマスが唄う「雨にぬれても」は
映画音楽史上・・・何番め位ですかね? ジャンルを超えて名曲中の名曲♪
更に同じく69年作でもうひとつ、実はこの曲のことを書きたいと思ったのが本投稿の切っ掛けなんですが・・・
『真夜中のカウボーイ』 『卒業』のダスティン・ホフマンとジョン・ボイド、共に
後にアカデミー主演男優賞に輝く実力者の共演。 イージー・ライダーの若者二人が
ニュー・オリンズを目指せば、ジゴロ稼業と男色斡旋業の異色コンビが夢見たのは
フロリダ移住。 しかし、マイアミ到着を目前にホフマン扮するジョーは生き絶える
というラスト・シーン。 やはり最後は「死」という結末となりますが、ホフマンは
『卒業』に続き、ラスト・シーンはバスの中というエンディング設定。 ここらは
意識してますね。 そして、最後に流れる切ないマウス・ハープの調べ。 これは
トゥーツ・シールマンスというベルギー貴族出のジャズ・マウス・ハープ奏者による
主題歌。 この曲、当時本当に良くラジオで流れていましたが好きでしたねえ♪
しかし、印象に残る音楽、名曲とのコラボ作品という意味では、翌70年のこの作品
辺りまででしょうかねえ。
主題歌としてはジョニ・ミッチェル作のこの曲ですが、私的には当然こっちの曲!
何とこんなTV番組にも出演していたんですねえ。 CSN&Yバージョンで♪
オリジナル曲は「ハーベスト」かこれかって位好きなニールのこのアルバムから。
こちらの方もどうぞ! ➡︎弊ブログ:元祖・大統領とミュージシャン
ニュー・シネマはまだまだ続きますが、70年・71年、ジミ、ジム、ジャニスの27歳トリオが世を去ると共に趣が変わり始めたロック音楽。 それと歩調を合わせるかの如く、映画の中での音楽の位置付けが次第に変わって行ったように思います。 70年
ニュー・シネマ界のスター、ダスティン・ホフマンとフェイ・ダナウェイが共演した
名作『小さな巨人』や、痛快なブラック・コメディの『M★A★S★H マッシュ』、
翌71年にはクリント・イーストウッドの代表作『ダーティ・ハリー』がシリーズで
始まりますが、サントラ音楽の印象薄いですね。 歌に込められたメッセージより、
派手なカー・チェースやアクションを見せる娯楽映画へと変貌して行った為ですね。
そして、ベトナム戦争の終焉と共に、反体制的な映画は次第に下火になり、人々は
夢を追い求めるような映画へと傾倒。 77年の大ヒット映画『スター・ウォーズ』!
低予算でアンチ・ヒーロー、アンチ・ハッピーエンドの作品を世に送り続けて来た
ニュー・シネマはここで役目を終えます。 しかし、人々の心にいつまでも刻まれる
名作が多かったですね。 デ・ニーロの『タクシー・ドライバー』なんかも・・・
では最後におまけ! 高度成長期の遺物、ゴルフ・コンペ馬券の馬名シリーズから
「映画タイトル編」を。 先ずはニュー・シネマ作品群から!
俺たちにミスはない
穴に向かって打て!
真夜中の買うボーイ
一度吐く所(しょ)
策士〜ドライバー
その他作品では・・・
燃えよドラコン(定番中の定番、飛ぶだけの人に)
じょうず(同上、お客さん用)
小さな故意のメドレー(いるんだよな、こういう奴!)
つい奥(飛ぶけどショートゲームに弱い人)
老馬の口実(いちいち自分のプレーを解説する奴!)
じゃあフラッグをよろしく(毎度さっさと次のホールへ行ってしまう上司へ#)
グリーン参る(><;)
巣鴨のママで(プレー終わったら打ち上げ宜しく〜♪)
Hurry!!! Putter!(はいはい!自分の番が来るまで構えて待っとれや!)
・・・・・・まだまだ他にもありましたが。。。こんなん使って遊んじゃダメよ!
因みに、私??? 90年代の映画ですが・・・『この森で、私は勝負を下りた』
ジャン♪ジャン♪

