キャメルから始まったこのシリーズ、今日はこのバンド! 技巧派プログレバンドの
代表格であり、その独創性は後のシーンにも大きな影響を与え、ある意味、評論家や
同じミュージシャン仲間達から最も高い評価を受けたバンドかも知れません。
Gentle Giant !!! 74年、ドイツのTV番組でのライブ映像のようですが、
この"The Runaway"と"Experience"は、73年リリースの5作目にして彼らの代表作
でもある"In A Glass House"から。 当時、冒頭のガラスが割れる効果音に新鮮な
インパクトを覚えたものですが、そう言えば、同年にリリースされたP・フロイドの
『狂気』の"Money"でもキャッシャーの音が効果音として使われており、この頃から
録音エンジニア達が競い合い、サウンドに遊び心を加えるのが流行り出したような。
元々商業的成功になどそれほど拘りもないのでしょうが、単に楽曲や演奏力勝負では
面白くないじゃん!という前衛的ミュージシャンの性とでも言いましょうかね。
さて、このジェントル・ジャイアント、フロントマンのデレック、ベースのレイ、
サックスのフィル、シャルマン三兄弟を中心に結成され、デレック始め、それぞれが
他にも弦楽器や管楽器を操り、時に即興ジャズ的に、時に古典音楽やトラッド色を
全面に、時にハードに・・・と、変拍子、ポリリズム、アカペラ、何でもござれで
変幻自在に複雑なアンサンブルの楽曲を演奏・・・と書くと、正に技巧派プログレの
典型的スタイルですが、このバンドがただ者でないのが、その底流に潜むいかにもな
大英帝国らしい捻りの利いたポップセンス! そう!XTCやら後期のジェネシス等が
持っているあれです♪
これがその73年リリースの"In A Glass House" !
この作品が最も円熟した演奏を聴かせてくれていると思いますが・・・
例のRストーンズ誌が選ぶ『音楽史上最高のプログレ・ロック・アルバム50選』で
堂々の16位にランクインしたのがこの作品!
前投稿未読の方はこちらへ➡︎マニア好みのプログレ・バンド ①
72年リリースの4作目"Octopus" ! このジャケは、イエスの一連の作品のジャケ・
アートを手掛けたロジャー・ディーンですよ♪
ローリング・ストーンズ誌の選定は、円熟期や最盛期の作品より、バンドがその域に
達する過程で独創性を確立する切っ掛けとなった作品、最初にインパクトを与えた
作品を特に重視しているように思えます。 但し、五大プログレ・バンドに限っては
牛さんを除き(しつこい!?)代表作を隈なく選出って感じですが・・・
ファン的には70年のこのデビュー盤もジャケ共々十分なインパクトがありました!
さて、その「いかにもな大英帝国らしい捻りの利いたポップセンス」とやらを聴いて
もらいましょう。 ライブ映像よりオリジナル音源の方が判り易くて良いかも♪
ちょっとボリューム上げて聴いてみて下さいね♪ 途中で一旦フェードアウトしますが
曲は続きます!
74年リリースの6作目"The Power And The Glory"から"Playing The Game" !
今聴いても少しも古臭さは感じないですね。
このアルバム、変態性ポリリズムは薄れ、かなりポップな仕上がりになっていますが手始めにここらから攻めてみるのも良いかも知れません♪
80年に中心メンバーのシャルマン兄弟がミュージシャンを引退。 再結成はなされて
いませんが、70年デビューから80年の解散までほぼ一年一作で計11枚のアルバムを
残した他、今尚昔のライブ音源や未収録曲を中心に「新作」がリリースされるほど
コアなファンの人気は不滅のバンドです♪



