iPadで編集するのは結構難儀で怖気付いていたのですが、一日置きにしか眠れない

環境にも少しは慣れ、平日の株取引以外は何もすることがなく時間だけはたっぷり。

ここは気を取り直して投稿再開しませう!  それにしても、びょーきで寝込んでる

人の隣でこのシトのことを・・・

 

こんなメジャーな人を今更私のブログで態々取り上げる必要もないのですが、最後の

一言を申さんが為に敢えて一筆!

 

アイスランドが生んだ最高の音楽芸術家!というフレーズさえも遥かに超えてしまう

存在となってしまった、ハイパー・プログレッシブ・サウンド・クリエーター!の

ビョーク!!! 一時は声帯にポリーブが見つかり歌手生命が危ぶまれましたが、

食事療法や休養の甲斐もあって見事に克服! 私は観に行けませんでしたが、昨夏の

フジロックでも元気な姿を見せてくれたようで、 本当にプロ意識の塊みたいな人。

 

93年のこのデビュー作を手にしたのは、例のミュージック・マガジン誌が毎年暮れに

発売する新年1月号で発表するベストアルバム欧州部門でトップに選ばれたのを見ての

購入。 当時、オルタナシーンとケルト音楽にずっぽりとハマっていたので、クラブ

とかハウスとか呼ばれるシーンの音楽のリアルタイム・チェックは後回し。 実際、

彼女は最初からそんなジャンルに収まるような音楽ではなかった訳ですが・・・

その名もズバリ”Debut"と題されたメジャーデビューとなったこの作品、どことなく

東洋的なイメージのルックスが印象的なジャケですが、その独特の発音と声質が耳に

残る、久しぶりに新鮮な響きがあるサウンドでした♪

 

そのオープニング・チューンのPVですが・・・

humanを「チューマン」、 canを「チャン」と発音する歌詞と共に、何処かバックの

サウンドと微妙にズレたようなボーカルも面白く結構気に入りました。

 

そして、これは08年に発売となったデビュー後間もない頃のMTV Unplugged Live

映像ですが、これは驚きですね! 当時28歳たって8歳の息子がいた彼女、何となく

子犬みたいな、まだ初々しさが残るルックス、出で立ちですが、このバックの構成が

凄い! Unpluggedと言うと、単にアコギやピアノ、弦楽器などの構成によるものが

大多ですが、インドのタブラ奏者やインドネシアのガムランですかね、民族音楽の

要素を取り込んだサウンドは、原曲とはまた違った魅力に溢れています♪

この頃からもう、表現者としての無限の才能の一端が垣間見えていたんですね。

 

しかして、本当の衝動はこの曲を初めて耳にした時でした! 

口パクのTVライブなので原曲そのままですが、95年、当時住んでたシンガポールの

タワレコでCDを物色してた時のこと、店内に流れる何ともダークで刺激的なリフの

イントロ! そして宇宙の果てから発信されたメッセージのような"Stand Up"という

ボイスに背筋が凍るような戦慄が走ったことを覚えています! 「これ誰?! ん?

もしかして、あの娘?」

 

ホットな新盤として紹介されていたのがリリースされたばかりの2作目"Post" !!!

上記ライブ映像でオープニング曲の"Army Of Me"に続いて唄っている "I Miss You"

これにはもう完全に洗脳されましたね! 「このアルバムやば過ぎ!」

 

PV映像ですが、この曲なんかを聴いてるともう音楽を聴いているというより、未知の

世界を体感してるって感じですね。

クールだけど、どことなくダーク。 モダンだけど、どことなくレトロ。 聴き込む内に

深海に引きずり込まれて行くようなサウンド!

 

そして、97年リリースの3作目のアルバム''Homogenic''で彼女は遂に正体を現して

しまいます!

やっぱり宇宙人だったんですね、このシト! 宇宙の彼方がやって来て深海に潜む。

この作品以降、もうロックのビートやハウスっぽいサウンドとも決別。 最早何をも

寄せ付けないビョークの世界にようこそ!

 

映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」出演を挟み、今世紀になって初リリースの4作目

''Vespertine''オーケストラをバックに新たな展開を見せます。

もうこの作品以降の怒涛の活躍については割愛しますが・・・

 

表現者としての彼女の進化は留まるところを知らず・・・

 

ああなったり・・・

 

こうなったり・・・

 

というか・・・これはもうコスプレ・ワールドでして・・・

 

遂にこんなんなりましたあ\(^_^)/

声帯ポリーブを見事克服し、益々の活躍が期待されますがここでひと言! 

あの男、なんとかしたってぇな!

 

日本の文学や伝統文化を敬愛し、ファンであるアラーキーこと写真家荒木経惟氏との

協業、日本のミュージシャンとの共演、また影響を与えた人達も数知れず、特に林檎

なんぞはもう・・・日本が大好きな彼女にお願いしたいこと。    最近不調 (と勝手に

診断下しますが) のヤスタカ氏とコラボしたって下さいっ!!!

 

もうパフュームの楽曲はきゃりぱみゅと同化、ネタ切れというか進化の方向性が

さっぱり見えず。 民放のチープなドラマの主題歌とか、CM用のイメージソングとか

ある程度は仕方ないけど、もうメデイア主体の仕事は断り、再びアートの世界で

勝負してもらえんでせうか! まあ、ヤスタカ氏自身ではなく、マネージメントの

問題なのでしょうが、小室氏も引退の由、彼の才能はまだまだこんなレベルで

足踏みしてる場合ではないでしょ!  東京オリンピックでは恐らく、サウンド・

ディレクターを任されるのだろうし、それまでにもっともっと刺激を受けるような

仕事をこなし、耳がヒリヒリするような鬼気迫る音楽を宜しくお願いしますっ!

 

と言う訳で!ビョークの次作''Post Remade by Yasutaka Nakata''にご期待を!

 

無理???