前回、義母のご友人にまで言い返したことで義母が少し焦ったらしく、義兄嫁を使い私と会って話して義母に従うように言えと指示を出した模様です。
なぜわかるかって?
皆さま、覚えていらっしゃるでしょうか?
私たち結婚前に旦那の従兄弟さんたちと一緒に食事をした際に義兄嫁が叫んだあの言葉を。
これがきっかけで義兄家族と私たち夫婦は長らく関わらずに過ごしておりました。
義兄に関してはこちらから挨拶しても無視。
半年以上続いたと思います。
義兄嫁に関してはわからないことを聞こうとすると
「なんであたしに聞くの?ドリョンニム(義弟=うちの旦那)と話し合えばいいでしょ!考えなさいよ!いちいち聞いてくるのムカつくんだけど!」
そう言われておりました。
えぇ、確かに嫌いな人が義妹になって、しかも自分よりも年上で外国人で扱いに困ったんだろうなとは思います。
こちらも聞かずに済むならいいんですけど、なんせうちの旦那くん世間を何も知らないので聞いても答えが出てこなかったんです
なので2人でいつもネットで調べたりして。
旦那の友人たちはほぼ独身なので聞いてもわからないと言われたりで期待できず。
多文化センターに通う子たちはやっぱり家によって異なることが多く、センターの韓国人の先生に聞いてもやっぱりそこは下手なことは言えないというような感じで手応えのあるものは得られず。
そもそもうちの義実家の話をした時点で"普通じゃないよ"っていつも驚かれてました。
そんな状態だったので、義兄嫁が私に連絡してくるなんてまずあり得ませんでした。
法事のときも誰かの誕生日やイベントのときも一切連絡してきませんでした。
そんなやつがいきなり
「トンソ(義妹=私)、明日時間ある?一緒にお茶しない?」
誰が聞いても疑いますよねw
義母が仕組んだんだなと勘が働き、どんな話をすれば無難なのか、話をどう言ったら義兄嫁にとって正解なのか一晩考えてました。
翌日、義兄嫁と会いました。
まずは義兄嫁から赤ちゃんはどうするんだとか、義母がどれだけ良くしてくださっているのか理解しているのか、日韓の価値観や考え方の差について話を聞いていたと思います。
あぁ、あんな義母をここまで持ち上げられる人なんてそうそういないな。義兄嫁は苦労しながら義母の信頼を得ているんだな。
そう感じました。
なんでしょう。そこでもう何かが終わったなと思ってしまい、義兄嫁にどう思われても、万が一義母にチクられても家を追い出されてももうどうでもいいや。
どう頑張ったって義母は義兄嫁のように私を嫁として見てはくれないし、私ももうあんな義母の下にいるのも嫌気が差してきました。
今までのことを全て話しました。
義兄嫁は自分の思う通りのリアクションをしてくれると信じていたのか、予想とは違う義母から私への仕打ちの数々を聞きながらどんどん言葉を失っていきました。
口を開けたまま私の話を聞いていました。
最初はそれこそ
"それでもうちみたいな義母は滅多にいない。感謝しないと"
"トンソも一つずつできるようになってくれば義母も認めてくれるはず!"
などおめでたいことを言っていましたが
最後の方は
"あり得ない(세상에)"
としか言えなくなっていました。
一通り話して義兄嫁が出した答えは意外なものでした。
"トンソ、そこまでやられていたとは知らなかった。もし出ていきたいというなら私は止めない。思うようにしたらいいと思う。"
まさかの今まで毛嫌いされていた人間にまで哀れみを受けたようで
まずは義母が義兄嫁と私とで徹底的に差別していることがわかり、同じ韓国人でも義母の言動や行動はドン引きするんだなということもわかり、私としては収穫があったと思います。
実はこの時、義兄嫁に義母と顔を合わせると毎回グッチのかばんをねだられる話もしたのですが、義兄嫁の表情が一気に曇りました。
なぜなら、義兄夫婦が既にグッチのかばんを義母にプレゼントしていたようなのです。
義兄嫁は義母がそう言うのはきっと冗談だと言ってましたが義母は本気でした。
義兄嫁には言っていませんが、以前に義母がグッチのかばんを持っているときに「わぁ!かばんグッチですか?素敵ですね~」って言ってみたんです。
そしたら義母が.........
「え?これ?偽物よ!知っている人にお金渡して中国で作ってきてもらったものなのよ!だから早く本物のグッチのかばんをちょーだい!!いつになったらくれるのよ!」
義母が持っているグッチのかばんはその一つだけのようで他のを見たことがなかったので、恐らく偽物と言い張るそのかばんは義兄夫婦がお金を貯めて買って差し上げたもののようです。
こういうところにも義母の人間性というか......ちょっと失望しました。
義兄嫁、大変だなと思いました。