本年最後のボクシング観戦は○田祭りでした。
500円券で入場しましたが、その上の5000円券の席に空席が目立つため、そちらに難なく移動できました。なので、○田さんには素直に感謝です。
 さて試合のほうですが、

第一試合 メヒコ対タイ人
 いつもはストップの早いマーチンがタイ人選手が効いているのは演技として見ているのか?なかなか止めないのに笑った。
カマセとしての予定の2Rを過ぎてしまったため、仕事としては失格。

第2試合 千波 丈二 (勝又)vs坂元 晶輝 (花形)
 昨日の私のブログの検索ワード1位は嬉しいことに千波丈二君でした。

 その注目の千波丈二君でしたが、先ほどの試合の華やかな壇上からの入場と違って、別の場所からのさびしい入場でした。
大きなスクリーンの映像も途絶え、ラウンドの残り時間もわからなくなってしまいました。
 1か月前に惜しい敗戦をしてしまった千波選手は、この大きな会場でいい試合を見せたいところでしたが、大苦戦を強いられてしまいました。
相手の坂元選手が長身なため、やや顎を上げたスタイルになってしまいました。パンチには力が入りその軌道も波打つようになってしまい、相手のパンチをカウンター気味にもらう場面も多々見られました。そして1Rの終盤にはなんと相手の右でダウンを奪われてしまいました。
 2R以降もその戦い方に変化は見られなかったのですが、持ち前の強打でなんとか逆転のKO勝ちを修めました。
これで、戦績は4勝4KO2敗になりましたが、このままで上位選手と戦うには大きな不安を残す物となりました。

第3試合 伊藤 直行 (勝又)VS楠岡 正海 (本多)
 伊藤選手は東の新人王予選で優勝者の堤君にKO負けしてからの再起戦でした。
しかし、再起戦の相手としては楠岡君はかなりの実力者でした。(調べたらA級の選手)
 序盤から長身サウスポーの楠岡君の変幻自在なステップに翻弄されてしまいます。
3Rには右ストレートで起死回生のダウンの奪うものの詰めきれず、その後はまた一方的に殴られてしまい、5Rストップ負けを喫してしまいました。
 伊藤選手は5勝がすべてKO勝ちのため、相手が見つからずこんな強い選手との対戦になってしまったのでしょうか?

第4試合 弁慶さんVSシルビオ選手
 シルビオさんの手数はなかなかのものがありましたが、悲しいことに迫力不足で、弁慶さんを脅かすことはありませんでした。
弁慶さんも減量の影響か前の坂田選手の試合とはコンディションが違ったようで、低調な出来になってしまいました。
試合後表明した階級UPは仕方無いところでしょう。

第5試合 長男さんVSムニョス選手
 ボクシングはゲームのようなものと公言する長男さんのプランどおりに試合は展開されていったように見えました。
試合終盤になるとムニョスさんもしかしたらと期待して会場に足を運んでいたと思われるアンチ○田さんの方々がインターバル中にぞろっと帰って行くのが印象的でした。
 長男さんはバンタム級の防衛戦をしたいようですが、それが本当ならランカーの方からは超人気になってしまいそうです。




全日本新人王決定戦でファンの注目を最も浴びたのがこのカードではないでしょうか。

■バンタム級
 堤英治(ワンツーS)VS柘植雄季(駿河)

 その風貌どおり殺気だったハードパンチャーの堤選手と10年に一人の逸材といわれる柘植選手の対戦。私も非常に楽しみなカードでした。

 この日はいつもリングサイドに座っている桜井孝雄会長がコーナーポストに自ら立っているのを見て、この試合にかけるジムの意気込みが感じられました。
 試合は両者警戒してなかなか攻め手がありませんでしたが、前に出て行くのは常に堤選手でした。第2Rに堤選手はビッグチャンスを迎えましたが、その後大振りが目立ったのと時間が足りなかったので、大魚を逃してしまいました。
3R以降はより警戒感を増してしまった柘植選手の早い足に追いつけず、一度のダウンも奪うことができませんでした。
 判定(2-1で柘植選手の勝ち)は多くの異論があるとおり、私も堤選手の勝ちだと思いますが、試合中に両拳を痛めてしまったという情報のある柘植選手(あれだけ手数が少なかったのに痛めてしまうのは今後の選手生活に不安が付きまといます。)を追い詰められなかったのは、ハードパンチャーの試合としては失格ではないでしょうか。
 堤選手はボクサーとしては年齢的にデビューが遅かったので、今後は強い相手を厳選して試合をして太いリング人生を送って欲しいものです。



 堤選手が判定まで持ち込まれてしまったのはこれで2度目でしたが、東日本新人王戦で判定にもつれ込んだ唯一の試合もこの日と似たような試合展開でした。
対戦相手は当時優勝候補筆頭といわれていたワタナベジムの中川雄太選手です。
中川選手もその細い体に似合わずかなりの強打者でしたが、やはり堤選手の並々ならぬ強打と殺気の前にやや消極的になり小差の判定負けを喫してしまいました。

 その後、中川選手なかなか試合ないなあと思っていたら、なんと明日タイでABCO王者と試合をするそうですね。相手はどのくらいの実力者かわかりませんが、現地でのタイ人の強さは半端ではないので、すごくいい経験になると思います。

 新人王予選初戦で、その中川選手にダウン応酬の末KO負けしてしまいましたが、闘志あふれる試合振りで私が予選のベストバウトだと思っている対戦相手が横浜光ジムの木村基選手でした。

最近、検索して木村選手本人のブロクを見たら、木村選手は練習中のスパーで顎を骨折したものの、練習は続けていて再起を目指して頑張っているということでした。
 
 新人王には届かなかったものの彼らの再挑戦にかける闘志に今後多いに期待しています。


 全日本新人王戦を観戦しましたが、去年より自分好みの試合が少なかったです。
やはり、昨年の知念君(LF級)や吉田君(SFe級)のような体格とギラついた闘志を併せ持った持った選手が今年の西軍にはほとんど見られなかったせいだと思います。

 その中で面白かった試合は
□荒井翔(ワタナベ)×中山和彦(FUKUOKA)(SFe級)

 去年怪我で準決勝を辞退してしまったダバオナ選手と同ジムの荒井選手は、やはり彼同様技術より体力とパワーで戦うタイプです。
ガード無視で打ち合う戦法は常に危険と背中合わせで、時々ピンチを迎えることもありますが、この日は右一発で3RKO勝ちを収めました。
 このままで上を狙うのは厳しいですが、この思い切りの良さを消さずに伸びていって欲しい選手です。

□林欽貴(E&Jカシアス)×向真一郎(SFマキ)(W級)

 林選手の予選を見た時はこんなに強くなる選手とは思っていませんでした。
東の準決勝戦で優勝候補の清水選手を破った試合が、彼に大きな自信を与えたのでしょう。
ガードの低さがやや気になったものの、逆にリラックスした左ジャブ、上下の散らしなど手数が良く出て、西で評判の高かった向選手をほぼ完封しました。
そして、これも第3Rの右カウンター一発でのKO勝ちでした。



□岩崎和雄(ロッキー)×福山和徹(冷研鶴崎)(M級)

 某巨大掲示板でも話題になったこの試合。
試合というより、岩崎さんの応援をしていた少年が楽しかった。
メガネをかけた坊主頭の子でとてもボクシングをやるようには見えませんでしたが、

 「岩崎さん、相手にはたくさん弱点があります。」(君って大橋会長?)
「みぞおちとかテンプルとか」(がくっ)

「岩崎さん、相手はスタミナがあって動き回るから内臓系を狙ってください」
「岩崎さん、一瞬の隙をついてください。」
「岩崎さん、離れたら相手より先に手を出してください。」
「岩崎さん、今までの努力が無駄になってしまいますよ」

 岩崎さんは少年のアドバイスどおりの試合運びができずに判定負けを喫してしまいましたが、必ずや再起を飾ってくれるものだと信じています。