第一章「試練と使命」 | NEW TYPE

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人は時代と共に…

SEED…

孤児たちを特別に保護する謎の団体。

その中には、この一つの団体の運命を大きく変えるであろう一人の少年がいた…

この物語は、その少年が運命を変える一歩を踏み出す時の物語である。

・・・・・・

美亜「…というわけだ。よろしく頼むよ。」

ファウスト「はい、分かりました。」

幻都「お姉ちゃん…何の話してたの?」

ファウスト「幻都…私と貴方はこれから博愛の神殿に行くことになったの…」

幻都「博愛の神殿?」

ファウスト「そこに入った者は全ての人を博愛する心を持つ権利があるか試される…
美亜殿もその試練に挑んだことがあるわ。」

美亜「そして!見事に試練をクリアできたわけさ!」

ファウスト「でもその試練は簡単じゃないわ。神殿の守り人が幾人も戦いを挑んでくる。」

幻都「ええっ…そんなのやだよ…怖いよ…」

ファウスト「そう言われても…貴方には…」

幻都「うう…」

美亜「心配ご無用!こんなこともあろうかと優秀なお供にぴったりの人材を捕まえてきたよ!」

ファウスト「え!?」

美亜「ほら、入りな!」

ガチャッ

イズ「全く…いつまでも待たせるんだから退屈過ぎましたわ。」


メイデン・イズ

賭博により聖団「リース」を追われた元シスター。
その後はとある研究機関に協力している。


アム「……」


メイデン・アム

イズ同様、賭博により聖団「リース」を追われた。
その後は退屈な日々を過ごしていたが、後にイズと同じ道を辿る。


ファウスト「貴方は…イズ、アム!」

イズ「あら、貴方は確か…」

アム「……」

イズ「まあいいですわ、博愛の神殿に行くので手を貸してほしいのでしょう?
退屈しのぎに協力してあげますわ。」

アム「……」コクリ

ファウスト「ありがとう、話が早くて助かるわ。」

幻都「うう…怖いよ…」

ファウスト「大丈夫。いざというときは私たちに任せて。」

イズ「…子供の世話を焼けと…?別に良いですけど…」

美亜「そんじゃ、あたしは後ほど唯と一緒にあんたらを援護するよ。今はやらなきゃいけないことが色々あるんでね。」

唯「おっ!俺たちもか!」

院「兄貴!こいつは株を一気に上げるチャンスだぜ!」

唯「そうだな!よし!俺もすぐ行くからな!」

ファウスト「ええ、よろしく頼むわ。」


こうして、

ファウスト、イズ、アム、幻都の4人は

博愛の神殿へと向かった…

・・・・・・


ファウスト「ここが博愛の神殿…」

イズ「随分じめじめした所ですわね…さっさと行きましょう。」

幻都「怖いよ…」

ファウスト「大丈夫よ…私の元から離れないでね。」

ズドドドド(扉が開く音)

ファウスト「!!誰か来るわ!」

ザッザッザッザッ

守り人「ほう…貴公らか…博愛の試練に挑戦しようという者は。」

幻都「うう…」

ファウスト「幻都。ここを動かないで。私たちがなんとかするわ。」

アム「……」

守り人「もう一度問う。貴公らが試練の挑戦者か?」

イズ「ええ、そういうことになりますわね。」

守り人「言っておくが、この試練を突破するのは容易ではない。少しの油断が死を招くぞ。」

ファウスト「…油断?笑わせる…」

守り人「何?」

ファウスト「我が足元にも及ばぬ貴様らがよくそのような口を叩けるものだ…」

守り人「この試練を達成出来たものはこれまでの歴史上でもごく少数しかいない。この大部隊を相手にしつつ神殿の主と戦う力を残すことは…」

ファウスト「その程度、私ならば容易いことだ。…戯言はそのくらいにしておけ。時間の無駄だ。」

守り人「ふん!私たちを過小評価したことを後悔させてやろう!」

ファウスト「愚かだな…雑兵風情がこの私を倒そうなどと…」

イズ「うふふ…格の違いを教えてあげますわ。」

アム「…任務…開始…」

こうして、神殿の守り人と試練への挑戦者の戦いが始まった!!

3人は尋常でないほどの魔力で幾人の守り人を葬り、神殿の奥へと進む。

幻都はその後ろに続く。守り人の標的になることもあったがファウストの素早い行動で難を逃れる。

一方、出撃準備が完了し神殿に向かっていた美亜と唯は神殿の裏口から内部へと侵入した。

美亜「唯。あんた武器は?」

唯「俺にあいそうなのがこれしかなかった!」

美亜「にしてもフライパンはちょっと頼りないんじゃないかい!?」

唯「無いよりましだろ。」

美亜「それもそうだね。よし!4人と合流するんだ!」

守り人「むっ!貴様ら!どこから入ってきた!?神殿の不法侵入は許さん!」

唯「よーっし!早速お出ましか!行くぜ!」

美亜「久々に腕がなるねぇ!」

美亜は長い間訓練をしていなかったが、昔の勘は失われておらず、現役時代の実力を見せつけた。

唯は武器が頼りない為に苦戦していた、美亜がまともな武器を敵から奪った後はそれを使い、なかなかの実力を奮った。

そして、4人と合流した。

美亜「ファウスト、怪我はないかい?」

ファウスト「ええ、大丈夫。美亜殿こそ。」

美亜「舐めてもらっちゃ困るね。こちとらまだまだ現役さ!」

ファウスト「それなら大丈夫ですね。しかし無理しないでください。戦いで負った傷は私が何とかします。」

美亜「そうかい。じゃあ、幻都の事もよろしく頼むよ。」

ファウスト「はい。」


唯「幻都!大丈夫か?」

幻都「ううん…怖かった…」

唯「おいおい。そんなんで姉ちゃんに心配かけんなよ?」

幻都「うう…」

唯「な…泣くなって…大丈夫だからさ。」

6人は更に神殿の奥深くへと進み。ついに最深部へとたどり着いた。

そこにはなんと!神殿の宝玉。「博愛のオーブ」の守護神がいた!

ファウストはアム、イズと共にそ彼の元へ向かった。


?「よくぞここまでたどり着いた。我が名は守護神ズーボー。」

ファウスト「ほう…貴様…守護神と言うだけあってなかなかの魔力を感じる。少しは楽しませてくれそうだな。」

ズーボー「貴様も、ここまで来るのに力をかなり残してきたようだな。面白い。」

ファウスト「せいぜい私を失望させんことだな…」

ズーボー「良いだろう!最後の試練!この我を倒して見せよ!!」

最後の試練は始まった!

守護神ズーボーはその絶大な魔力を奮いファウストを襲った。

だがファウストはそれを遥かに上回る魔力を使いズーボーを追い詰める。

ファウストが攻撃を喰らった時はアム及びイズの回復魔法により体制を立て直す。

3人のコンビネーションプレイがうまく進み、ズーボーはいとも容易く倒れた。

ズーボー「…我の負けだ。この神殿のしきたりにより、博愛のオーブはそなた等にやろう。仲間と協力し、無数の難関を力を合わせて突破したこと、良いものだった。これからも、その助け合う心を忘れぬようにな…」

6人は博愛のオーブを手に入れた。

ファウスト「美亜殿。これが博愛のオーブなのですね。」

美亜「ああ。しかし見るのは久しぶりだねぇ。あの時以来かな?」

ファウスト「そういえば美亜殿も昔この試練に挑戦したとか。」

美亜「それでこの奥でこれを見つけた訳さ。ファウスト。これはSEEDを統治するものには必要不可欠な物。あんたが受け取ってくれ。」

ファウスト「…お気持ちは嬉しいです。が、それはできません。」

美亜「何でだい?」

ファウスト「私はある聖団に所属していました。しかしわけあって脱走した身。私にSEEDを統治する資格はありません。」

美亜「じゃあ誰がSEEDを…」

ファウスト「…幻都。」

幻都「何?」

ファウスト「これ。」

幻都「あれ?お姉ちゃん…これ…くれるの?」

ファウスト「ええ、これを持つと貴方は将来、凄い部隊を率いて人々の信頼を得ることになるわ。」

幻都「ええ?それって…」

ファウスト「大丈夫。私が色々教えてあげるから。美亜殿?」

美亜「幻都がSEEDの新しい統治者…なんか面白そうだね!」

イズ「…さて、わたくしは帰りましょう。」

アム「任務…完了…」

唯「すげーじゃん!お前大物になれるぜ!」

幻都「でも自信ないよ…」

美亜「大丈夫だって!何とかなる!」

幻都「……」

幻都はSEEDの将来の星として期待を受けた。

大きな期待を抱え込む幻都は姉のファウストと共にSEEDを統治する為に精いっぱいの努力をした。

…そして、5年の歳月が流れ、世界の歴史は大きく揺らぐ…





















…結構苦労したな…

次からは5年後が舞台だ。期待してくれれば嬉しい。