こんばんは。

タイ🇹🇭の田舎町では、観光で訪れた人には想像もできない出来事が日々起こっておりますので、何個か紹介したいと思います。

これは僕が昔、お付き合いをしていたタイ人のシアンの住んでいた村で起こったことです。


1. 若者の喧嘩で集団リンチで殺人事件発生


➡︎ある春のうららかな気候の日本から6ヶ月ぶりにシアンの家を訪れた時です。

何やら隣の家が騒々しいのです。

何かあったの?と事情を尋ねると、

喧嘩で隣の家の息子が殺されたのよ。との事。

えっ、犯人は誰なの?捕まったの?

犯人は警察署長の息子。だから、捕まらないの。


権力者の子息はやりたい放題。

レイプや殺人も揉み消されています。


2. ゲストハウスに泊まっていた時、拳銃を持ったおじさんが飛び込んできたこと


➡︎うちの娘いないか!?

とろれつの回らない声で叫んでいます。

いや、その前になんで銃を持っているんですか。。


テラスにいた僕は危険すぎる状況にその場を離れられなくなりました。


幸い、ゲストハウスの店主が首を横に振り、知らないですよと伝えると、血相を改め、出て行ったそうです。


拳銃おじさんは、ゲストハウスの向かいに住む人だそうです。

血が頭に上ると拳銃が出てくるのがタイなんですね。。


3. シアンの友達の母親が夜逃げ

➡︎金銭トラブルなんですが、シアンの家の真向かいにチャーンというタイ語で象🐘というあだ名の高校生が住んでいました。


チャーンの妹はナットという名で、シアンの妹ともよく遊んでいました。

ちなみにシアンの妹はセーンという名前でした。


さて、チャーンとナットのお母さんですが、トゥーンの市場で畑で採れた野菜を売っていました。

バナナやスイカ、カボチャ、きゅうり、葉野菜多数など豊富な種類の野菜をリアカーに載せてバイクで引っ張り市場へ通っていました。


なんでも、1日の売り上げが500バーツになるとのこと。凄いでしょうと自慢しておりましたが、利益はいくらなのでしょうか?

チャーンとナットのお父さんは長距離バスの運転手をしていて、メーサイ➡︎バンコクを日々往復しており、ほとんど家にはいませんでした。


しかし、家にいるときはお酒を飲みお母さんに暴力を振るっていたそうです。


そして、ピックアップトラックをローンで買い、その支払いが月に8000バーツのため、生活は苦しいようでした。

そのため、お母さんも夕方にはお酒を飲み始め、大きな音楽が聞こえてくることもしばしばでした。


さて、そんな中、あるときシアンから電話口でチャーン一家がプーケットに行ったと伝えられました。

観光地のプーケットなら、トゥーンよりもたくさんのお金が稼げるからというのが理由でした。


しかし、ナットだけはトゥーンに残り、祖母の面倒を見ているそうです。


ただ、母親は周りの家から30パーツ、約120万円の借金を残してプーケットに行ってしまったので、もう帰ってくる事はないそうです。

帰って来れないのだそうです。


年老いた実の母親の世話を娘に託し、自身は長女と共に遠い南の地で働き続ける。


少しお金にルーズなところがあった人だったそうで、見栄を張らないと生きていけない苦しさもあったのかもしれません。


もう10年以上前のことですが、タイの田舎町での印象的な出来事でした。。


それでは