実家に帰ると旦那さんが寝ていました。
旦那さんは落ち込んでいる私を励まそうとyoutubeでお笑いの動画を見せてくれるのですが、
なかなか気持ちが晴れませんでした。
「とりあえず、助産婦さんには家でゆっくりしときって言われたし,家でゆっくりしようか~」
ということで、二人でテレビを見ながらゆっくりと過ごしていました。
その間もバルーンの後遺症なのか、陣痛なのか、あやふやな痛みが押し寄せてきていたので、
陣痛アプリで確認

■11:00
その日、病院を後にする時「痛みが5分間隔になったら、電話しておいで~」と言われており、
陣痛アプリで計測をしていると、どうやら5分間隔に!
病院に電話すると「お越し下さい」と言われたので、これは脈ありだと思いながら、車に乗り込む。
車中でも「間隔も短いし、これは帰らされないね~」と旦那さんと談笑しながら病院へ向かう。
病院到着するなり、先生は私の痛みの症状を聞くよりも私の顔をチラッと見て
「まだまだ余裕やなぁ。」と一言


その時の私の心情としては「なかなか痛いよ。しかも5分間隔やし・・・」と思うも
内診の結果「まだ大丈夫。一回帰りぃ。」(本日2度目の帰れ通告・・・

子宮口を柔らかくする注射を打ってくれた助産婦さんにも
「まだ愛想笑いできてるし、大丈夫。ちょっと体、動かしてみたら~」といわれ、帰宅・・・

まだまだ会えない我が子・・・・
■13:00
「こうなったら助産婦さんに言われた通り、体を動かそう!」ということで、
実家から徒歩で30分程先にあるCoCo壱番屋に行くことにしました。
時折やってくる痛みの度に足を止めながら、目的地に無事に到着!
クリームコロッケのカレーを頼むも、痛みから全部食べられず、残す。
帰り道も痛みが来る度に空を見上げ、(すごくきれいな青空やった~)
「今日、絶対に産むねんから!!」と勝手に宣言したり、
旦那さんが仕事を休んで、傍にいて、色々と情報収集してくれることに対して感謝を伝えたり、
痛みに耐えながらも、baby子が生まれる前の2人で過ごす最後の穏やかな時間でした。。。。。
■15:00
帰宅
旦那さんが「陣痛って、寝てても思わず、起きちゃうくらい痛いらしいで」という一言をきっかけに
私の陣痛さんの本気度合いを計るためと前日からの疲れを取るためにお昼寝timeに入ることにしました。
■16:30
痛みで目が覚める。
「痛い・・・・」と仕事中の旦那さんに助けを求める・・・・。
それと同時位に吐き気。CoCo壱番屋で食べたカレーさん、見事に放出。
その後、悪寒。。。。
そして陣痛の痛み。
旦那さんは私の腰をさすりながら、陣痛アプリで間隔を冷静に計測。
(この頃は、間隔が2分~10分、持続時間は1分程)
陣痛の痛みって色々な表現があると思いますが、
私の場合は・・・・
●「くる、くる、くる~、来たぁぁ~!!」のように波が押し寄せてくる感じ。
●巨大な人に自分のお腹と背中を無理矢理ギューっとくっつけられてるような痛み。
●とりあえず、寝転んだり、じーっとしたり出来ないような痛み。
(私は四つん這いになって、お尻を突き上げる姿勢が一番楽でした。)
●息が「スーハー」って普通に出来ない。息を吸い込む時に「ウァァァッァー」ってオットセイの鳴き声の様な声が出る
■17:30
母、帰宅。
私の苦しんでいる姿を見て、力強く腰をさすってくれる。
(その力強いサスリがとても楽に感じ、私もbaby子のお産時には同じことをやってあげようと
痛みに耐えながらも考える。)
陣痛の波とともに「お尻をグーで押して~!!!!!!」と懇願。
母、力加減が分からず、「もっと優しく!!」と切願。
この時点でも、陣痛の間隔は2分~10分、持続時間は1分程で、
お産が進んでいるかどうかの判断が出来なかった私と旦那さん。
病院へ行って、また帰らされるのも嫌なため、なかなか病院へ電話できなかったのですが、
母が「ここまで来たら、そろそろ病院やろ?!」の一言で病院へ電話。
そして、病院へ。。。。
■18:40
病院到着。
最初の入院時にお世話になった助産婦さんが迎え入れてくれ、すぐに分娩台に通される。
分娩台に上がったら、
「子宮口、全開やん!!」

「ほんまですか?!」(この時、相当痛かったのですが、この一言に『もう家に帰らなくても良いんや!今日、産めるんだ!会えるんだ!!』と感じました)
助産婦さん「先生、今呼んだし、きっと30分以内には来はるし、そこまでがんばろうね~!!」
(私の心の声)えっ!!!!???先生、いないの??30分もこの状態?!30分も待てへんわ。BABY子出てきちゃうよ~!!!
助産婦さん「イキミ方は、息を大きく吸って、吐いてを2回繰り返して、3回目、吐いた後にいきむのよ!!イキム時は声出したらあかんで!次、陣痛来たら、やってみよう!!!」
◎イキミ1回目⇒破水
◎イキミ2回目⇒BABY子の頭が出てくる
ここで先生到着!!!!!
◎イキミ3回目⇒イキム時に声を出してしまい、先生・助産婦さん・旦那さんから「声出さない!!!」と注意される・・・・。(思わず、出てしまうんですよ。)
**注射器が見えて、私のお股へ・・・そして「パチン」と切られる音・・・***
キャーーーーー!!と今なら思いますが、その当時は会陰切開の痛みなんて一切ありませんでした。
イキミとイキミの間は、先生・助産婦さん・旦那さんの雑談タイム
「どこで働いてるの?!」「どんな仕事?」「旦那さんの実家は?」などなど・・・
私は陣痛がいつ来るのかドキドキして、そんな雑談には混じれないけど、
今思うとこのような雰囲気を作ってくれて、感謝!!
◎イキミ4回目⇒先生にお腹をぐーーーーと押される
先生「次くらいちゃうか?!」
■19:25
◎イキミ5回目⇒またもや先生にお腹を押される、でも出ない、でもでも私出したいから思い切りそのままイキミ続ける。。。。。
ドゥルン「おぎゃーおぎゃー!!!!!!!!!」
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baby子にやっと、やっと会えました

出てきてくれた瞬間、夢をみているようでした。
「やっと会えた~」と私は何度も呟き、旦那さんは「めっちゃ可愛い」と何度も呟いていました。
本当に本当に嬉しくて、今までに味わったことの無い幸福感と達成感に満ちあふれていました。
出産を目の前にしている妊婦さんは、いつ陣痛が始まるのか、ドキドキされている方もいると思います。
私の場合、予定日が9日遅れたのは、まだ自分自身が母親になる覚悟が出来てなかったからだとなんとなく思います。
予定日過ぎた当初は「出たくなったら出ておいでね~!」なんて気楽に構えてました。。出産日当日は「今日、絶対に出てこような!!お母さん、早く会いたいし、出てこようね!!」とお腹に語りかけていました。
この気持ちの変化があったからこそ、お産も進んだし、陣痛も乗り越えられたんだと思います!
出産はゴールではなく、スタート!!これからは育児blogスタートします!!!