子供が出来ないと宣告されて、数ヶ月・・


妊婦さんを見るのがなんとなくつらく感じる事がありました。


しかし、なんとも皮肉な事に私は、

毎日小さいお子さんを連れたお母さんを接客する子供服屋の店長でした。


オープンから5~6年程経過した私のお店は、

お陰さまでリピーターになって頂けるお客さまが多く、

長いお付き合いなのが私の誇りでもありますが、


オープン当初よりたいていのお客様は、

うちの子より小さいお子さんをお持ちの方が多くいらっしゃいました。


そして、ほとんどのお客さまが1~2歳間をあけて子供さんを出産されました。


すると必然的に、私が次の子を持てない間、

お客さんの方には2人目・3人目とお子さんが増えていきます。


何気ない会話です。

『店長さんは次ぎ産まないんですか?』『お子さんはまだお一人ですか?』


ほんとに何気ない会話です。


もともと1人もお子さんがいらっしゃらない方には、

意外とかけない言葉なのかな…と思いますが、


私に子供がいることを

知ってらっしゃるがゆえのほんとに何気ないひと言です。


お客さんに気を使わせてはいけない・・・と思い、『忙しくてなかなかねぇ』

と濁していました。




心にはその言葉が矢の様に刺さっていました。




ここで私は子供を産めない女性の心の痛みを神様に教えて頂きました。



これがのちにお仕事をさせていただく際に

大変力になる事になります。



すべてが必然で起こっていたのです。