今さらなんだけど昨年のまとめ。

 

人の本棚を見るのが好きだ。読書家の方のブイログなんかもよく見てる。

残念ながら自分の本棚はとてもではないが他人様にお見せできる状態ではないので(笑)、昨年読んだ本だけさらす。

ちなみに私は本は好きだが読書家ではない(きっぱり)。

 

少ないけれど、実はこれでも読んだ方。…なんか、外国関係が多いなぁ。

 

そして昨年読んだ中で一番面白かった本がこちら※。

 

 

仏文学者の鹿島茂先生の『明日は舞踏会』(1997)。

バルザックの小説を題材に、19世紀フランスの女性の一生を疑似体験できる。寄宿学校を出てからの、社交界デビュー(婚活)、結婚、マダムになってからが本番の(この辺がフランス人っぽい)社交三昧、そして結婚生活の結末…。

 

この本、本屋で見つけられずにAmazonで買ったのだが、なんでこんなに値段がするんだろう(薄めの文庫なのに1000円超え)と思っていたのだが、現物を見て納得。表紙のような、カラー・プレートと呼ばれる当時のドレスのカタログ(これを仕立て屋さんに見せる)のカラー挿絵がたくさん入っているのだ。ちなみに表紙の絵はカーニバル用の衣装。

 

鹿島先生のエッセイはどれも面白いが、これは特におススメ。

 

※ちなみに、再読の辻邦生は評価に入っていない。辻邦生に順位を付けるなんて、そんな、そんな!!!