主人公の桃瀬くんはパワハラで胃と心を病んで転職。新しい会社はとてもホワイト、上司がド天然で、日々その存在に癒され、心の傷を引きずりながらも、共に成長していくストーリー。全体的に、ほっこりとしている、イケメン上司のド天然ぶりを堪能でき、成人男子たちのオフィス時々日常わちゃわちゃを覗くことかできる、いわずもがな最高のアニメである。(オタク特有の超絶早口ここまで息継ぎなし)
桃瀬くんはことあるごとに前のパワハラ上司や会社でのことを思い出す。そして、変われない自分に自信を持てず、一人で考え込むことが多い。
白桃ちゃんという捨て猫が登場するんだけれど、白桃ちゃんが出てくる度にまじで泣いた。
飼い主の役に立ちたい、必要とされたい、健気にそれだけを思っていたけれど、前の飼い主は捨てた。単に捨てられたから可哀想、悲しい、という話ではない。(以下、もう既に長話だが、良かったら続きを聞いてくれぃ…。)
桃瀬くんほどではないけれど、私も前の職場で心を病んだので、彼の回想シーンや思考にとてつもなく共感した。
私も仕事をしているとき、今は全く関係ない以前の職場での経験則で考えたり判断しがち。(たぶんそういう思考の癖がついてしまっている。いつまでも前の職場の経験則を引っ張りだすのやめたいし、それしか引き出しがない自分が嫌になる。)
以前の職場での出来事や、上司に言われたことが頭によぎることがあって、考えだすと喉のズーンと重い、痛みのようなストレスがよみがえって、涙がでそうになることもある。
今は今、前とは違う、忘れよう、忘れなきゃ、切り替えなきゃと思うけど、それは時間が解決してくれる問題でもある。もしかしたら、時間が経っても忘れられないかもしれない。
会社を変えた後も、環境を変えたからってそう簡単に自分からキレイさっぱり離れてくれるものでもない。
白桃ちゃんは、桃瀬くんの上司である白崎主任(ド天然)が飼うことになるんだけど、白桃ちゃんも桃瀬くんと同じく、経験則で、前みたいにならないようにしなきゃ、飼い主に嫌われないように、役に立たなきゃって頑張る。健気すぎて健気すぎて…。ぼろ泣き。
なんだか、転職したあとの自分と重ねてしまった。前の職場と同じになったらどうしよう、頑張らなきゃって気を張っていたなぁ。
オタクは話しだしたら止まらないので、今日はこの辺にしておくけれど、とにかく全てが刺さりすぎるッ！！
声優さんやキャラクターが素晴らしいのはそうだけど、イケメンのド天然ぶりをみて癒されるのは画面の中の登場人物たちだけじゃなく、見ている私たちもだと思った。
しかも、ただただ癒しを与えるだけのアニメじゃない。時間がたっても環境を変えても復活してくる、自身の嫌な記憶も、傷ついた心も、塗り替えることが出来そう、と思えるマインドにしてくれた。登場人物たちを自分に重ねて、共感しながら見た。
ほんっとに見てよかったよー！！！！！
ツラい仕事の経験がない人でももちろんおすすめのアニメ！！！
オタク語り乙！
最後まで読んでくれてありがとうお疲れ様です！！
気になった人はアニメ見てみてね！！