ドクハラにあった時の続き



酷い言葉を浴びせたドクターに
怒り心頭で抗議しようとする
主人を必死に止め、
クリニックとは大事にならずに済んだ。





落ち着いたあとで主人がふと
「結局痛みがある傷はどうなったの?」
と言われて答えられない私。




ビオフェルミンなどを出されたけど
もともと腸の癒着の自覚はなく、
傷とは無関係の薬を出されていた。






「何なんだ、あのクリニックは。
心配だからもう1軒行こうよ」



と主人の言葉に
必要ないのでは?と迷ったが
結局小さな総合病院に行くことにした。





診察はあっけないものだった。





最初のクリニックのように
検査なんて何もない。




そしてドクターの
衝撃の言葉。



「うん、これね、ほっといていいから」




のけぞる私。





“実は最初に行ったクリニックで
腸の癒着を指摘されまして、
それは大丈夫なのですか?”


という言葉が喉元まで出たが
何とか堪えた。






でも不思議そうな私の様子を
察知されたドクターは
詳しく説明して下さった。





「うん、確かにね、
今は見た目はちょっと悪いよね。
でもね、例えばこれが
どんどん悪くなる方向にいくかというと
それは全くない。
それなら治療が必要だけどそうじゃない。
それどころか、これは
ピークを過ぎて治まっていく方向だ。
だからこのままほっとけばいい。
何かあればまた来てね。」





あまりに何もしない診察で
しかも薬は全く出なかった。




診察代はなんと
800円ちょっとだった。





最初のクリニックには
4000円ちょっと支払ったのに。




しかもケガとは関係ない薬が
3種類も出された。

結局全く飲まなかったけど。





同じ症状でかかって
この差は一体なに?





最初のクリニックは
1週間後にまた来いと言われた。


行くわけないけど。




あとのクリニックは
何かない限りもう来なくていい
と言われた。





この差は一体何なんだ?






経過からすると
ケガの痛みは確かに治まった。




何もしないで
放置するだけで良かったのだ。






穿った見方をすれば、
最初のクリニックは初診患者を囲い混み

ほっておけばいい症状を大ごとにして
必要のない検査と薬を出して
再診もさせて

一人の患者から最大限
搾り取れるだけ診察費を搾り取る
というイメージだ。





それが
4000円と800円、
実に5倍もの差に表れている。



簡単に病院にかかった私も悪いけど
健康保険の搾取に近いとも言えないか?






何が1週間粥生活しろだ、
危ない危ない。




間に受けていたら
今回の移植周期に影響していたかも。




もちろんクリニックのドクターが
みんなこんな人ではないけど、
今回はとても勉強になった。