メディア記事 Rolling Stone Japanより 横浜公演二日目 | papiの備忘録ブログ^^

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     ヒョンジュン君の
  歌声と、笑顔が好きです♪
      

       

 

Rolling Stone Japanさんが

横浜公演二日目の

コンサートレポを掲載してくれてます


https://rollingstonejapan.com/articles/detail/38352

Rolling Stone Japan 編集部 2022/09/09 22:30

約50年間世界のカルチャーシーンを牽引し続けている米「ローリングストーン誌」の日本版。

 

 

 

キム・ヒョンジュン、2年7カ月ぶりの日本公演で伝えた喜びと深い愛情

キム・ヒョンジュン©株式会社Birdman / 2022 HENECIA Co.,LTD.
 
韓国公演を皮切りにスタートした、キム・ヒョンジュンのワールドツアー「22/23 KIM HYUN JOONG WORLD TOUR<The end of a dream>」。その日本公演が2022年9月3日(土)と4日(日)に、パシフィコ横浜国立大ホールにて開催された。オフィシャルレポートを掲載する。

キム・ヒョンジュンが来日するのは、2020年に新型コロナウイルスの影響で日本ツアーを中断して以来、約2年7カ月ぶり。会場には彼のライブを待ちわびた、多くの日本のファンが駆けつけた。その2日目の模様をレポートする。
 

ステージ上の十字に重なる2面のLEDモニターの中央には、今回のツアーのシンボルである、 “STARTFINISH”と文字盤に書かれたアナログ時計が時を刻んでいる。バンドメンバー5人がステージに登場すると、モニター一面に宇宙と地球をモチーフにしたムービーが映し出される。宇宙服を着た人間が月の上を歩く様子が流れると「Lead me in your way」のイントロが流れ、それとともにキム・ヒョンジュンがステージに登場。彼がエレアコを抱えると、会場の全員が彼の奏でるギターに耳をそばだてた。

崇高な空気に包み込み、「月と太陽と君の歌」で幻想的な情景を見せると、ヒョンジュンは「こんばんは。ちゃんと眠れましたか?」と日本語であいさつ。前日のライブでは久しぶりに日本のファンの前でライブができることへの喜びからか、熱い涙を流したヒョンジュン。「今日は涙を流さずに、もっといいコンサートをするつもり」と笑うと、観客も拍手でその思いに応えた。

「Bark matic」や「I’m a million」などのロックナンバーをハンドマイクでクールかつエモーショナルに届けると、新型コロナウイルスを風刺した「Sickness」では刺激的な映像とともに、心にはびこるもどかしさや憤りをスマートかつダイナミックに吐き出す。ステージが真っ赤に染まると、新曲「Super Fire」へ。スリリングかつミステリアスなムードで、会場の熱視線を颯爽と攫った。

 

バックバンドによる壮大なインストセクション「NEW WAY」を挟み、衣装チェンジをしたヒョンジュンがステージに再登場。日本のファンと会いたくても会えなかった寂しさを思い返すように、溢れんばかりの切なさで「사계(四季)」を歌い上げた。「四季を2回も迎えてやっと皆さんと会うことができた」と語る彼は、「今この瞬間もこれからもずっと、皆さんと大切なストーリーを書き続けて積み重ねていきたい」と告げ、ロックバラード「Your Story」を披露。真摯な思いをこめたボーカルに、観客もじっくりと聴き入り身をゆだねる。シンガロングは出来ない状況下でありながらも、ステージと客席が通じ合っていることを肌で感じられる時間だった。

「この曲は僕たちの夢のために歌う曲」と言い、ギタリスト2名とアコースティックセットで歌唱したのは、映画『バイオレンスアクション』の挿入歌に起用されている新曲「Song for a dreamer」。繊細なタッチのエレアコの音色に、ヒョンジュンの美しいファルセットがよく映える。より豊かな未来を祈るような、非常に清らかな時間が流れた。

 



©株式会社Birdman / 2022 HENECIA Co.,LTD.

その後ヒョンジュンはMCで、敬愛する押尾コータローが会場に来ていることに触れる。押尾のメジャーデビュー20周年を飾るニューアルバムに収録されるコラボレーション楽曲「誰そ彼 ~黄昏~」に参加できた喜びを語った後、押尾コータローの「風の詩」を経て「風車<re:wind>」に行きついたことを告げ、エレアコでサプライズ演奏(※註:押尾コータローの「黄昏」)を行った後に同曲を歌唱する。凛とした歌声からは、彼が押尾をはじめ様々な音楽と出会ってきた歴史と感謝が溢れていた。

ライブはラストスパートへ。「Take my hand」を観客に呼び掛けるように歌い、SS501の楽曲「Love Like This」やロックナンバー「THIS IS LOVE」ではさらに観客に訴えかけるがごとく強いまなざしで情熱的な歌声を響かせる。観客が声は出せない状況であっても、会場の結束は強固になっていった。ポップで疾走感のあるギターロック「Beyond Crazy」ではステージを端から端まで行き来し、観客一人ひとりと目を合わせるように歌うと、楽曲の終盤に客席へ飛び出して1階の中央ブロックをぐるりと1周。全身でポジティブな思いを伝えていた。

 


息を整えて「とっても幸せです」と満足気な表情を浮かべると、幸せすぎて終演後にむなしさに襲われるだろうと吐露するヒョンジュン。「今のこの幸せを保存するUSBがあればいいのに。でもそれは無理だから、また皆さんに会いに来たいです」と告げると、本編ラストは「A Bell of blessing」。空に飛び出していくようなサウンドスケープは、希望に満ちている。歌っている最中に胸を叩き、観客へ「思いはしっかり届いてるよ」と伝える姿も頼もしかった。

アンコールでは「君だけを消せなくて」や子どもの頃の思い出を込めたノスタルジックな「담벼락(Childlike)」などでロマンチックな空気で満たす。「고맙다(Thank you)」ではファンに向けた感謝のメッセージがモニター前面に日本語で映し出され、一語一語丁寧に魂を込めたボーカルと晴れやかなサウンドスケープで魅了した。



©株式会社Birdman / 2022 HENECIA Co.,LTD.

「これまで皆さんが僕を守ってきてくれました。これからは僕が皆さんをお守りする日が来たのではないかと思います。僕のすべての人生を皆さんに捧げながら、恩返ししながら生きていきたいと思います」と語るとB’z提供曲の「HEAT」へ。「心の中で歌ってください!」と日本語で呼びかけた彼は、観客たちの声にならない声に全神経を集中させ、熱いステージを展開した。《夢の始まりの匂い》や《共に旅に出よう》という歌詞のメッセージが美しく輝くラストを迎えたかと思いきや、再度新曲「Super Fire」を披露。より熱がほとばしるボーカルで観客を高揚させると、最後に両手でガッツポーズを決めた。

「皆さんのおかげで2年半ぶりに日本を思いっきり感じることができました。これからも日本で頑張って活動をしていきたいと思います」と宣言したキム・ヒョンジュン。8月に先行配信されたシングル『Song for a dreamer / Super Fire』が、9月14日にCD4形態でリリースされる。日本ソロデビュー10周年を迎えた彼が今後どんな活動を繰り広げるのか、今後も注目していきたい。


 

©株式会社Birdman / 2022 HENECIA Co.,LTD.

 

 

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