ダメンズとばかり付き合う女は
ダメンズを渡り歩くのではなく
作るのだと言われています。

ダメンスメーカーの特徴は

・自分が役に立ちたい女
・自分が役に立つ女だと思いたい女
・自分のことをすごいと思いたい女

自分の周りが素晴らしい男ばかりだと
その女は「役に立つチャンス」がないのです。

だって出来るやつばかりですから。

だから
・自分が役に立つ女
になるためには
「ダメンズ」が「必要」になるわけです。

だから、本当はダメな男を
ダメにしてしまう、というか
ダメな方が都合がいいわけです。

で、そんなダメな男ばかりいるのかと言うと
そうではなくて
もともとは「出来る男」「素敵な男」に引かれるわけです。

それは、心の底では「甘えたいキモチ」であるから。
その惹かれてしまう本音はごまかせない。

でも、その「甘えたいキモチ」を押さえて
「甘えさせる」ことで役に立とうとするわけです。

しかも「そもそも出来る男」が
甘えてくることが至福の喜びになるわけです。

で、その「素敵な男」「出来る男」にも
当然ですが「出来る面」と「出来ない面」があるわけです。

で、ダメンズメーカーは、その
「出来ない面」を引き出すのが絶妙にうまい。

だから、どんないい男も
どんどんダメンズに変身させられていく。

で、どんどん「もう、駄目ねー」なんていいながら
世話をする喜びに身を浸すわけです。

ところが
ダメンズメーカーの女は
「役に立つことで自分の存在価値を確かめる」ので
「そのままの自分ではだめ」と思っているわけです。

「そのままの自分」
「ダメな自分」
「甘える自分」
を抑圧して抑えつけているわけです。

つまり
「ほんとはダメ」
「ホントは甘えん坊」
なわけです。

それを抑圧している。
我慢している。

しっかりものの女
出来る女
として生きているから。

それは
「甘えてはいけない」
「ダメではいけない」

という子供の頃の
経験が作り出すものです。

で、自分が「甘え」と「ダメ」を抑圧しつつ
「いい男」の「ダメ部分」「甘え部分」を満たすことで
「役立つ女」をやる。

すると「抑圧」が暴れ出すわけです。

「私も甘えたい!!!」
「私も、ダメでもいいって言って欲しい!!!」
でも、言えない。

だって「言ってはいけなかった」から。
だって「言えなかった」から。

その抑圧、つまり我慢しているところを
「ダメンズ」が目の前で見せてくれるから
もう腹が立って仕方がない。
イライラしてくる。

「しっかりしなさいよ」
「もっと頑張りなさいよ」
と、イライラする。

これは 「ずるいっっ」 と怒っているのと同じです。

そして
「そんなことしたら怒られるよ」
「そんなことしから嫌われるよ」

と、いう、子供の頃に体験した
恐怖が発動してくるのです。

私が太るから(怖いから)ケーキ我慢してるのに
目の前で食べるの、ずるい!!!
と怒っているのと同じ。

わたしも甘えたいのに
わたしもダメでも許して欲しいのに

でも、我慢してるのに!!!!!
あんただけずるい!!!

と切れて別れて
次の「獲物」を探しに行くのです。

そう、素直な欲求にしたがって

「甘えさせてくれる人」
「自分のダメを許してくれる人」
を探しに行く。

でも、結局怖くて
甘えられず、ダメを見せられず、

いつもの「役に立つ」ことで
自分の存在価値を保とうとしてしまう
という繰り返しが「ダメンズメーカー」の作業です。

このパターンを繰り返しているのが
「だめんず・うぉーかー」ということになるのです。

つまり、相手に

「しっかりしなさいよ」
「もっと頑張りなさいよ」

というのは、
必死に「本当の自分」に向かって怒っているのです。

わたしは

「ダメじゃないように」
「甘えないように」
「役立つように」

頑張ってきたんだから
あなたも甘えてないでしっかりやりなさいよ!!!
と、昔の自分と戦っているのです。

これは、実は恋愛や結婚だけでなく
ビジネスや、ひとが集まればこういうのがすぐに発動します。

今回は「女」ということで説明しましたが
これは男女関係なく
「メーカー」は、一杯いるということです。

特に
「自分の周りはダメなやつばかりだ」
「なんであいつは出来ないんだ」

「うちの旦那は・・」
「うちの子は・・・」

「うちの部下は・・」
「うちの上司は・・・・!!」

と、いつもぼやいてる人は
「ダメンズ」を「メーク」しているのです。

昔の自分を許していない。
ホントは甘えたかった
ホントは「ダメでもいいよ」と認めて欲しかった
そんな昔の自分と仲直りできたとき
自分の周りから、ダメンズが消えていき
自分も、ダメンズを うぉーく しなくて済むようになるのです。

あなたの近くの「ダメンズ」は
昔のあなたを救いに来てくれた救世主なんですね。

同時に
成仏していない、昔の小さなころのあなたが
「わたしのこと、許して」「認めて」
と化けて出てきたのです。


要するに、ダメンズメーカーの女は
「そのままの自分ではだめ」という前提で

「ダメな自分」
「甘える自分」
を抑圧して、我慢して

「いい男」の「ダメ部分」「甘え部分」を満たすことによって
彼の役に立つことで自分の存在価値を確かめる
ためにがんばる女なのです。

がんばることが 正しい
がんばることが すべて
がんばる = 褒めてもらえる
がんばる = 成果が出る
がんばる = 愛される
がんばらない = 罪
がんばれない = 見捨てられる

と、信じ込んでいる
がんばる教の信者なのです。