はじめてのおつかい | デペイズマンの蜃気楼

デペイズマンの蜃気楼

日々の想った事、出会い、出来事などなどをエッセイのように綴りたいなと。
時折偏見を乱心のように無心に語ります。

この三月に、チセがMayの外へ。
客演に参加させていただきます。
演劇教室にも通っているので、May外での活動はあっても、教室も朝鮮学校の友達や関係者。
演劇を始めた頃からの「身内」なので
正真正銘、その「身内」がほぼ通用しない現場は初めて。
「おもひでぽろぽろ」でタエ子が演劇に誘われた時のお父さんのような葛藤は一瞬ありました。
卒業式のその日にも、卒業式を終えて千穐楽に走ります。
学校行事もまだまだてんこ盛りにある三学期。
まだ子どもが把握できていない予定もあるかも知れません。

まだ学校がお知らせを出していなかったり
チセが忘れていたり
チセがプリントを提出していなかったり 

ホントに大丈夫かな??
と何度も悩みました。

Mayではなんなく対処できた事でも、初めて出会う「仕事」の現場では、人との協調性がいっそう試されます。
みんな客演に行って、人と自分、他劇団と自分の家族、社会と自分を学びます。

稽古初日はご挨拶に伺わせていただきました。
初めての現場と言えど
Mayでいつも作品を支えてくださる、のたにかな子さんがいらっしゃいます。
のたにちゃんはチセはお姉さんのように慕ってる人。
あと、Mayからは柴崎辰治も出演するので、なにもかもが見知らぬ世界ではないのですが
社会人は仕事もあるので、チセと稽古時間が合わないこともこれから多々。

何度もチセと話し合いました。
今までの舞台を観てもらって、はじめた外から認められた事を「客演」というお誘いから実感できるのは、うん、僕も若い頃、はじめた頃はそうでした。
「うわぁ、先輩に誘われた!」
「うわぁ!この劇団に誘われた!」
の連続。
それでも
「嬉しさの次には現実があります」
時間のやりくり、重なる時の急な事情の変化、体調管理。
人は誰しも自分と合う人ではない、と言う事。
それは多分、これから成長していくチセを外へ外へと活動を広げさせるための、自分への問いかけでもあります。
何度も話し合ってチセが
「出たい!」
と決断したので、本人が壁にぶつかりながら登っていくのでしょう。

試練でもあるけど、試練が訪れた御縁に感謝。

チセ、頑張って楽しんでこーい!

皆さま、よろしくお願いいたします!

*詳細は先方より発表がありましたら掲載いたします。
今しばらくお待ちください。

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