大道具 | デペイズマンの蜃気楼

デペイズマンの蜃気楼

日々の想った事、出会い、出来事などなどをエッセイのように綴りたいなと。
時折偏見を乱心のように無心に語ります。

公演間近。
大道具製作に勤しんでいます。
僕は餅屋ではないので、この餅は騙し騙ししか作れない。
専門職の人のように綿密な事前計算はできないので、毎回発想の転換で乗り切る。
小道具製作にも大道具製作にも師匠と思っている人が数人いる。
製作しながら毎日思い出して、毎日去りし日の教わった言葉を反芻する。
危険が隣り合わせの作業では、怒られた事が救ってくれる。
仕事が遅いので追い詰められる事が多いけど、ひとつひとつの部品をあげていくと、作るべき世界に一歩近づく。

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