歌 | デペイズマンの蜃気楼

デペイズマンの蜃気楼

日々の想った事、出会い、出来事などなどをエッセイのように綴りたいなと。
時折偏見を乱心のように無心に語ります。

ちょっと急なレコーディングをしてきました。
突然のきっかけで「書いてみて」と依頼された詩。とチャンス。
その詩を曲に乗せて歌にして。
「チャンソ」でヒロインを演じた、劇団アランサムセのへリョンが、先日の神戸公演終わりで帰京後に、とんぼ帰りのように急遽来阪。
正直「詩」がなんたるかをわかっていないまま。
でも、もしかしたらわからないままの方が正しいのかも?と思うまま。
初チャレンジはいつも「もっとあぁしたらよかったかな」「あっちの方が良かったかな」と、気持ちは永遠に完成に至らず。
脚本を書きながら、どうしても力が至らなかったセリフにモヤモヤしていると、それを名優が命を与えてくれて、書いた本人が驚くほどの名台詞に感じることがあります。
それと同じで「あぁしたらよかったかな」と悩む一節も、確かな演奏と歌声に乗ると「あぁ、これで良かったんだ」と実感できます。
自分ひとりで到達できる表現なんてない。
誰かが到達できる表現なんてない。
表現に到達はなくて、みんなの力が混じり合っている状態が命なんですね。

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