一人の心の時間 | デペイズマンの蜃気楼

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日々の想った事、出会い、出来事などなどをエッセイのように綴りたいなと。
時折偏見を乱心のように無心に語ります。

家から自転車でイオンモールまで走る。
結構この時間が大好きで、イオンモールが目的ではなく、イオンモールまでの道のりが目的だ。
最初親から「何分かけて行ってるのん??」と心配がられた。
僕は「15分くらいやで」と言った。
自転車で15分くらいで映画館に行けるなんて幸せな立地だ、としょっちゅう自転車で風に乗っていたが、毎回そうだが、目標としている時間帯に着かないし、想像している時間帯に帰宅できない。
おかしいなと調べてみると40分近くかかっていた。
体感時間は15分くらいだったんだけど、倍以上かかってたわけだ。
自転車で一人で走る時間は最も一人になれる大事な時間なのかも知れない。
奈良で混雑を経験した記憶がない。
まぁ、混雑するような場所には行かないけど。


自転車で走る途中にミスタードーナツがある。
いつ行ってもニ、三人しかいなくて本を読んだり脚本を書いたりするのにちょうど良い。
カフェインを飲むと吐いてしまう体質なんだけど、カフェインが嫌いなわけじゃない。
できれば飲みたいし、意識が欲する時がある。
カフェオレくらいに柔らかくするとチビチビならば飲める。
喫茶店などで長居ができず、飲み物も五分粘れないので、チビチビ飲めるカフェオレならば執筆を適度にできるのでちょうど良い。
いつも人がまばらなので、店員さんの干渉もなく、カフェオレのお代わりを尋ねてくれる気使いもちょうど心地よいくらい。



で、人混みが嫌いな人間が好む静かな場所だと経営が潤うわけではない。
12月中頃で閉店するとの事。
もう少しの間、たまには足を運ぼう。
郡山のIMAXもそうだけど、一人の空間を集中できる安心と共に不安もよぎる。
閉館したらどうしようと。
一人で走る自転車は終わる事はないけれど。


写真は先日の神奈川のとある町。
隣に走るのは江ノ島電鉄。



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物語の絵がそこに在ると呼吸が始まる。