触れる手の難しさ | デペイズマンの蜃気楼

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日々の想った事、出会い、出来事などなどをエッセイのように綴りたいなと。
時折偏見を乱心のように無心に語ります。

作品を次のステップに進めたくてカメラの練習をしている。

試行錯誤してスタビライザーを購入して、可能な時間の分だけ道を歩いてブレを抑える訓練中。
スタビライザーを教えてもらてる場所や講習をなかなか探しだせずにYouTubeでの解説や実際に使用している方の動画を観て、画像、歩き方、指の動きを自分なりにマネしてやってみるものの…本当に難しい。

たまに「お!」と得た成果も、何が正解で何が間違いかを解る術がない。

とにかくバランスが難しい。
慣性の法則が働くために風の影響も受けたらひとたまりもないし、ひとたびバランスが方向を変えるとそれを戻すために余計な力で将棋倒しに崩れていく。

スタビライザーの心臓部である「ジンバル」


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この操作を習得するのにどれだけの時間を要するんだろう?

色んな人が解説している。
ジンバルには触れているようで触れない。
包むようにして。
スタビライザーのバランスに対して「ブレさせないぞ!」と力を入れてジンバルを掴むと余計にガチガチに絵がブレる。
触れないようでいて、起動がそっぽ向かないようにちょいちょいと直していく。
追いたい被写体を真っ直ぐ追って。
ジンバルに触れる方の手は余計なお節介をかけずに、それでいて縁の下からバランスを助ける。
そうすれば必ず被写体と景色が気持ちの良い流れを突き進む。


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利き手の筋肉を痺れさせて訓練しながら

「子供の夢に対して大人は、ジンバルに触れる手のようで在りたいな」

と感じる時がある。