お疲れ様です。




甲子園には魔物が棲む──。

応援には魔曲がある! 高校野球が100倍面白くなる、世界初の甲子園「ブラバン応援」研究本!

吹奏楽名門校出身の著者が、高校球児と吹奏楽少女の恋を描く少女マンガ『青空エール』(河原和音作)監修をつとめるうち、すっかり応援マニアに。


「サウスポー」「狙いうち」なぜ応援は懐メロばかり?

日本一有名な応援曲は○○高校オリジナルだった!

打線爆発する魔曲「ジョックロック」とは?


……などなど、完全ブラバン目線で名門高校顧問やOBに直接取材を重ねた、トリビア満載&マニア垂涎の一冊。

夏の甲子園100回大会にあわせ、新ネタ大増量で文庫化しました!




■序章 わたしがブラバン応援にハマった理由



■第1章 有名校オリジナル応援秘話


日本中が知るあの曲はオリジナルだった!「ファンファーレ」「ワッショイ!」/天理


なぜか「怪物マーチ」に?「チャンス紅陵」/拓大紅陵 


打線爆発する魔曲「ジョックロック」/ 智辯和歌山


「一番」「三番」/智辯学園


踊りがキレッキレ!「浦学サンバ」/浦和学院


縦縞ユニホームで熱奏!「東海マーチ」「燃えろ東海」/東海大甲府


相手チームを不安にする!? 「怪しい曲」/龍谷大平安


もはや市歌!「Let’s Go! ならしの」/習志野


「ガッツ」はツガ先生作曲だった!/春日部共栄


新曲続出!「You are スラッガー」「アルプス・キダ・タロー」/大阪桐蔭


伝説の延長戦では唇が切れた!「ウイニング」「ヴィクトリー」/PL学園


美空ひばりにザ・ピーナッツ。キレがある昭和歌謡応援/駒大苫小牧


N響奏者が作曲!「Come on!!」/日大三高


冴えわたる鉄琴とスーザ回し!「RUN and GO」/前橋育英







■第2章 ブラバン甲子園の謎


ディスコから吹奏楽曲、人気No.1応援曲へ。「アフリカン・シンフォニー」の数奇な運命





「フグ」「京浜東北」「サカマ」……なぜ勝手に曲名が変わるのか?


甲子園で指揮を振る超有名人〝丸ちゃん〟とは

ロッテ応援団も驚く、東邦高校のロッテ尽くし


明徳義塾の超ハイトーン・トランペッター「アニキ」


指笛特訓! 沖縄代表校の応援はいつも市立尼崎高校


〝いかつい野郎〟率の高い関東一高アルプス


あのPLが脅威を感じた、横浜高校応援団


〝吹奏楽ポップスの父〟岩井直溥が作曲した幻の応援曲


「あまちゃん」か「アナ雪」か。定番として生き残る曲とは



洋楽でコール&レスポンス! 甲子園がどよめいた近江の新応援とは


エビ! カニ! 子どもが踊る國學院栃木の「エビカニクス」


郷土愛! 青森山田「ねぶた節」、長崎創成館「でんでらりゅうば」


新潮流「アゲアゲホイホイ」「戦闘開始」「ダイナミック琉球」


アイドル「エビ中」とコラボした「明桜サバイバー」


自校は燃え、相手校は震える!吹奏楽部顧問が選ぶ「ベスト応援」 ほか






■第3章 大研究 高校野球のブラバン応援はいつ始まった?


第一回は陸軍の楽隊がいた/早稲田「コンバットマーチ」の作曲者に会った/対抗して慶應も「ダッシュKEIO」作曲 ほか



■第4章 習志野VS拓大紅陵 顧問対談「野球応援は百利あって一害なし!」



■第5章 ブラバン応援愛が止まらない!


夢のアルプススタンド応援デビュー/紅白歌合戦の会場で開催!「ブラバン!甲子園ライブ」 ほか






高校野球のテレビ中継でも

聴こえきますよね(笑)




皆さんも

YouTubeやらで検索したら

いろいろと見つかるので

楽しいですよぉ〜





梅津 有希子


北海道出身。編集者・ライター。高校野球ブラバン応援研究家。だし愛好家。札幌白石高校吹奏楽部を経て、現在は、完全吹奏楽目線で高校野球応援を観戦するのが趣味。著書に『ブラバン甲子園大研究』(文藝春秋)、『終電ごはん』(幻冬舎)、『だし生活、はじめました。』(祥伝社)など。『青空エール』(河原和音)では監修を務める。






では、では。






ブラバンでは無いけど…



アゲアゲホイホイ


10年前、兵庫大会初戦を控えた練習終わりに、数十人の部員らがグラウンド脇に集まり、応援練習が始まった。それまでのチャンステーマは「サンライズ」だったが、新しい曲をつくらないか、と案が出た。「そこからは男子校のノリですよ」


 誰かが当時応援歌の定番だった「サンバ・デ・ジャネイロ」を挙げ、別の誰かが「アゲアゲホイホイ」のフレーズを提案。あっという間に「原型」ができた。しかし盛り上がりはいまいち。振り付けも決まらないままだった。


 迎えた初戦、報徳打線が爆発し、得点を重ねた際も従来どおり「サンライズ」で応援。点差が開いた終盤、ダメ元でアゲホイを試すことにした。当時、スピーカーは導入されておらず、下級生がメロディーを熱唱。3年生が合いの手を入れると一気に一体感が生まれ、予想外の熱気に包まれた。勝ち進み、他の振り付けを組み込むなどするうち、現在の両手両足を振り上げるスタイルができあがったという。







 その夏は5回戦で社(加東市)に敗れ、アゲホイは新たなチャンステーマとして後輩たちに受け継がれた。翌15年夏の兵庫大会準々決勝、報徳は勝者の明石商業(明石市)にアゲホイを託したとされ、16年の春、同校が選抜大会で披露。「アガる曲」としてたちまち全国に広まった。




本日、
報徳学園の試合ですよぉ〜

本家「アゲアゲホイホイ」は
でるのか?



いや…あれ?




 「アゲアゲホイホイ、もっと、もっと」――。陽気なサンバのリズムと地鳴りのような声に誘われ、観客もつられて体を動かす。夏の甲子園に6年ぶり16回目の出場を決めた報徳学園(兵庫)の名物応援だ。甲子園の地元から全国にこの「アゲホイ旋風」が巻き起こったが、今夏注目すべきは「あまちゃん」応援だ。



コミカルだが一糸乱れぬ姿が話題を呼び、SNS(ネット交流サービス)で拡散された。動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に投稿された動画は約30万回再生、1万超えの「いいね」を獲得している。



らしいです(汗)