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今日も、ぶらっと…




知らんけど!






では、では。







1970年代に連続企業爆破事件を起こし、社会を震撼させた過激派組織「東アジア反日武装戦線」のメンバー、桐島聡容疑者(70)を名乗る男が都内の病院で見つかった。しかしその男は末期がんで、病院で死亡が確認された………


現時点までの報道では、数十年に渡り神奈川県藤沢市内の工務店に住み込みで勤務、この際「内田洋(うちだ・ひろし)」との偽名を名乗っていて、会社関係者もまさか手配犯の「桐島聡」とは一切思わなかったとのことである。



現在、警察が親族とのDNA鑑定などにより本人確認を行っている。仮にこの人物が桐島聡であると確認された場合、半世紀にも及ぶ逃亡生活を完遂し、自身の最後の望み「最期は本名で、日本で迎えたい」という望みをかなえてしまったことになる。

これは、警察としては無念の一言であるが、筆者は男の身勝手な思考に憤りさえ覚える。




いや、捕まえられなかった

公安警察の

落ち度もあるでしょう。


「約50年も逃げ続けたのなら

偽名のままでも

最後まで謎のままでも…」





腹腹時計に示された彼らの決意


この腹腹時計には彼らの思想や活動家としての心構え、日常生活上の注意、爆弾の製法などが書かれている。


腹腹時計の“はじめに”では、「今日、日本帝国に於いて、日帝を打倒せんと既に戦闘を開始つつある武闘派の同志諸君と、戦闘の開始を決意しつつある潜在的同志諸君に対して、東アジア反日武装戦線“狼”は、「兵士読本 Vol.1」を送る。これは、武闘派同志諸君と共に東アジア反日武装戦線へ合流し、その強化をめざす為のものである。(原文ママ)」と記載されており、その思想・組織拡大への強い決意が見て取れる。


今回の事件では、未だ捜査が進展中であり、身分偽造の実態や生活状況など判明していない事項が多い。そのため、非公然活動家の一般的な姿を明らかにし、50年に及ぶ逃亡生活の実態を考察する。




非公然活動家の日常生活とは


居住地における活動家のマニュアルとして


・極端な秘密・閉鎖主義は墓穴を掘る

・普通の生活人であることに徹する

・生活時間を表面上市民社会の時間に合わせる

・近所付き合いは浅く、狭く。但し近隣との挨拶は不可欠などと示している。



家賃の安い場所を狙う


・家賃の安い物件を使う事が多い

・入居に際し、実在する他人や架空の名前を使って身元を偽る



非公然活動家の収入は


彼らは意外にも就労する。


その多くが、日給か週払いで身分確認が弱い簡単に働ける業種で、できる限り対人接触の少ない仕事を選ぶ傾向にある。実際に、東アジア反日武装戦線の“さそり”のメンバーの男など、同じグループ内の他メンバーは日雇い労働に従事していた。



50年の逃亡生活は貧しかった?


これまでの報道では、支援者の存在や組織的支援の有無は明らかになっていない。


数十年にも渡って住み込みで土木工事会社に勤務していたとなると、半世紀に及ぶ逃亡生活は、警察の捜査を気にしつつ、非公然活動家として潜伏し、目立たずに逃亡生活を静かに送る極めて質素なものであったと考える。