佐藤多佳子さん『しゃべれども しゃべれども』を読んだ。
まっすぐで不器用な落語家二つ目、三つ葉の元に、まったく違うタイプの4人が落語を習いに来る。
共通しているのは、人との接し方が不器用なこと。
物語は特に大きな事件も、どきどきする展開もなく、
1年をかけて、すこーしだけ成長する4人、すこーしだけ近づいて心を開いていく4人の姿が
三つ葉さんを通して描かれている。
なんとなーくゆっくり読んでいました。
登場人物全員が不器用で、もどかしくて。
言葉ではうまく表現できない分、落語を通して、気持ちが少し通っていく様子にホロリ。
10歳の男の子が、「まんじゅうこわい」のサゲを言い終わる部分に
熱くなりました。
言葉は人を感動させることも、傷つけることもできる。
同じ言葉も心がこもっていると響く。
言葉少なくても、相手のことを想って発する言葉はあたたかい。
そんなことを改めて感じました。
連日連夜、寝不足続きのオリンピック。
いよいよ終盤戦。
今回のオリンピック、選手からは「感謝」という言葉が何度発せられただろう。
北島選手が200m平泳ぎで立石選手に敗れたとき。
とっさに「立石選手が銅メダル取ってくれてよかった。ありがとう」と。
女子サッカー宮間選手はいつも
「ベンチ、サポートメンバー、皆で勝ち取った勝利。すべての人に感謝したい」と。
その言葉が聞きたくて。
今日もメダルをかけた戦いが続きます。
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