呼吸の可能性 | 硬いサナギ

硬いサナギ

雑念の受け皿として使わせていただく。
いつかここを出る時が来ることを願いながら
ここに留まらせていただきます。

卒業までもう2週間くらいらしい。

もう少し、もう少しで終幕が訪れる。

彼女とのお話が終わるかもしれないし、

最悪でもこの微妙な距離、現実的な距離的な意味で、

続いた2年間は終わることになる。


振り返ってみると、

本当にこの2年間、詳しくはこの2年半は、

彼女を中心に流れた時間だった。

何かできたとは思わないけど。


「走るんだ土砂降りの中を」


「愛してる それだけじゃ足りないけど 言わなくちゃ」


jはじまりの終わりはもう終わろうとしてて、

終わりのはじまりはもうはじまろうとしてる。

終わりの終わりへと物語は行き着く。


その時は君は。


本当に変わらなければならないなと思う。

この期間、思い知らされた。

すべて変えなきゃいけないってわけじゃない。

俺が持っている大切なもの、持っていて正しいものがある。

でも確かに、変わらなければいけないところがあるのもまた、

確実にある。


現実は本当に不気味で、

大切なものは何気ないものの中に、

その他大多数に紛れてる。


そこから汲み取らなければ。

探し出さなければ。

掴み取らなければ。


俺ならできるさ。

他人より知ってることが多いはず。

知らなければならないことも多いはず。

現在地もあるくない。

伸びしろも保障されてる。


希望も絶望もまとめていこう。

希望を捨てられない絶望も、

絶望的でも捨てきれない希望も、

一緒に持っていこう。


何が待ってるかわからない。

行くしかないし、行きたい。


いつか彼女と普通に話せて、

普通の関係で、

そして、好きだったんだと言える日を

そんな日を夢見て。