洛南高校/華麗なる舞曲(1992年、第40回) | 吹奏楽の愉しみ

吹奏楽の愉しみ

吹奏楽を愉しんでいます。。。

1992年
第40回全日本吹奏楽コンクール 金賞

自由曲:華麗なる舞曲(スミス)
洛南高校吹奏楽部
指揮:宮本輝紀



洛南高校は実は1987年に最初にこの曲に取り組んでいる。
この時は関西大会でいわゆるダメ金だった。
当時、関西大会では金賞常連校であったものの
天理、淀川工、そして兵庫県勢が鉄板的存在で
全国的にはまだまだ無名校である。
しかしながら、この時の演奏は粗いながらも1992年の演奏以上に
インパクトのあるもので、会場の壁が壊れるんじゃないかと思われるほどの
それこそ爆演と呼ばれるものだった。
会場は騒然とするものであった。

そして翌年、「ダフニスとクロエ」で全国に進み初の金賞
全国にその名を知らしめた。

1992年、5回目の全国出場となり
再度、「華麗なる舞曲」を披露。


宮本先生のカリスマ的な指揮も含め
のちに語り継がれる凄演となった。


のちにこの曲で全国大会金賞を獲得したのは
2009年の精華女子、2011年の岡山学芸館の2校であるが
明らかにその2校の方が上手い。

しかしながら
この洛南高校の演奏を一番とする方は未だに多い。
音楽とは不思議なものだ。
伝えるチカラが違うのだ。
伝説の演奏なのだ。