兵庫高校/交響詩「ローマの祭」より主顕祭 | 吹奏楽の愉しみ

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1980年
第28回全日本吹奏楽コンクール 金賞


自由曲:交響詩「ローマの祭」より主顕祭(レスピーギ)
兵庫県立兵庫高校吹奏楽部
指揮:吉永陽一



レスピーギの交響詩「ローマの祭」は
これまでの全日本吹奏楽コンクールにおいて
もっとも多く自由曲として取り上げられた曲。

因みに上位10曲は
1.交響詩「ローマの祭」(レスピーギ)(103回)
2.バレエ「ダフニスとクロエ」)ラヴェル)(101回)
3.楽劇「サロメ」より7つのヴェールの踊り(R・シュトラウス)(67回)
4.交響詩「海」より(ドビュッシー)(64回)
5.バレエ「ガイーヌ」より(ハチャトゥリアン)(49回)
6.スペイン狂詩曲(ラヴェル)(47回)
7.トッカータとフーガニ短調(バッハ)(45回)
7.ディオニソスの祭(シュミット)(45回)
9.吹奏楽のための神話(大栗裕)(39回)
9.バレエ「中国の不思議な役人」(39回)



このようにこれまで103回も取り上げられ、そして44もの団体が金賞を得ている。
なんと42.7%の金賞率である。

従って、金賞を獲得した曲としても1位である。

全国大会において数々の名演を残したこの曲であるが
聴く人によって好きな演奏はそれぞれであろう。

通常、ローマの祭は
チルチェンセスと主顕祭の2曲が取り上げられることが多いが
兵庫高校は主顕祭のみである。

充分である。
自由奔放な雰囲気、開放的な響き、圧倒的な解釈
もう30年以上前の演奏となるが
最近の整理整頓された「祭」よりは
ずっと楽しめるものではないかと思う。