誰かを好きになる時の、
ちょっと胸やけがするような不快感を
ずっと味わっていない。
わたくしはあの不快感がとても好きです。
ジェットコースターで、一番高い所を通過する時に心臓がふわっとする。
お塩の入った小瓶を落としそうになって、眉間がぶわっと開く。
"恋に、落ちる。"
というのは、わたくしの場合、ものすごく的を得た表現で、
こちらからそちらへ
見事に落ちる。
高低差そのものが、恋の証なのだと思います。
ここのところ、
地面をてくてく歩くのみ。
そろそろヒョイと
飛びおりて、くぐり抜けたいものです。
輪っかの向こう側が泥沼だったら困っちゃうけれど、
そういう時に流す涙さえ
尊く思うのは、
わたくしが独りでいることに慣れたふりをしているからでしょうね。
全然慣れるわけがない。
独りが寂しいということを、
ちゃんと認めようと思います。
今日はものすごくあたまがいたい。
ちょり子♨︎