無果汁23%


小説が中心なのですが、描いてみました。

アニメ塗り練習中です


一応体育館裏で手紙を渡している所のつもりです

と、きているのはジャージのつもりです


そして

中身は……分かりません




元のデーターが100MBのところを500KBまでに落としているのでかなり荒くなってしまいました……




と、批評とかも、よろしければコメントしてください。



次は小説の方でも参加したいです。

自動車学校の待合室でぼーっとしていると、右の方に見える階段の途中で話している人が見えました。

階段の作りのせいでその人の体は胴体から上と首から下だけが見えていて、たまに笑っているのでしょうか、その体はゆらゆらと揺れています。

次の運転教習にまで後1時限分は待たなければいけません、私はとても暇でした。

学校の友達も何人か通っているので普段はそう言った人たちと話をして時間を潰すのですが、今日は誰もおらず私は話し相手に飢えていました。

なのでその人のことを少しだけうらやましいな、と思ったりしながらずっと眺めていました。普段なら、さすがに人をじずっと見続ける何てことはしません。ただ今日はあまりにも暇でしたし、待合室に誰もおらず、あたりにいるのはその人と私だけでしたので周りの目が気になりませんでした。

あと、その人の話し相手がいるはずですが、もしかしたら見えない方の手で電話をかけているだけかもしれません。聞き取れませんが、その人が話す言葉が静かなロビーの中で広がっていました。


そうしているうちに30分ぐらい経っていました。

男の人はまだそこにいてゆらゆらと動いています。

いつまで話しているのだろうか、というよりもしかしたら話している訳ではなくて、何か別のことをしているだけなのかもしれません。

そう思うと、若干の興味がわいてきました。


ゆらゆらゆらゆら


男の人はずっとそこで揺れています。階段でそんなに長い時間ゆれていなければならない理由とは何なのだろう。

いくら考えても分かりません。

いつまでたってもその人はその場所からほとんど動きませんでした。


さすがに動きのないその人を見るのにも飽きてきたのですが、一つの考えに気がつきました。

もしかしたらその人は幽霊なんじゃないだろうか。

結構昔から続いている自動車学校らしいので、事故が起きたことが一度ぐらいあるかもしれません。


彼は幼いころより車が好きでした。

小さいころは頃からミニカーや車が出てくるアニメが大好きで、道路で走っている車の名前次々に言い当て両親を驚かしたこともありまます。そういった気持ちは大人になるまで続き、そして高校を卒業すると同時に自動車学校に入学しました。

大変熱意のある生徒で、学科はいつも一番前で聞き、運転の方は誰よりも上達が早かったのです。

しかしそんな彼に悲劇が訪れました。

授業が始まりいつも通りに駐車場で点検をしていると、対面したの車に乗っている生徒が誤ってアクセルを思いっきり踏み込みこんでしまったのです。車に乗っていた指導員もブレーキを踏み込んだのですが時はすでに遅く、彼の体はバンパーの間に挟まれて……

そうして、免許をとる夢をあきらめきれないその彼は、免許を取得したいという夢の途中を果たすことができなかったという心残りのあまりに、首から下と胴体から上の姿になったまま階段の途中にただじっといるのです……


あまりにも暇なのでそんなことを考えてしまいました。

でもよくよくみると、その人は青白い服を着ていて、幽霊ぽいといえばいえなくはないなのです。


だんだんと怖くなっていました。

発進したばかりの車にはさまれた程度でそこまでなるとは思えませんが、別の方法で死んでそうなってしまったのかもしれません。

ただ色々な過程を考えていく内に、私の中でその人が幽霊であるという考えはどんどんと強まっていってしまいました。



時計を見ました。

もう少しすると、鐘がなって授業が始まってしまいます。

怖いながらも、本当に幽霊なのかどうか確かめたくてしかたがなくなりました。

幽霊じゃないのなら確かめて安心したいですし、幽霊だったのなら観察してみたいかも……

そんな二律背反な気持ちを抱きながら私は立ち上がりました。

その人はいまだにそこで揺れています。

私が行くべきところはどちらにしても階段の前を横切らなくてはいけません。

いつも通りのスピードのはずなのにゆっくりに感じます、心臓が高ぶってくるのを感じました。

そうして……


頭が見えました、短髪の男の人です。

若干貧血気味だったのですが、緊張のせいなのでしょう。

このあとの時間割を見たところテストがあるひともいますし……

喋っていたのは携帯電話を使っていたようです。こちらからは見えませんでしたが、一人きりなので多分そうなのでしょう。ただ覚えなくちゃいけない標識とか法律だとかを繰り返して覚えようとしているだけかもしれません。ああいうの覚える時ってついつい呟いてしまったりしますもんね。

どちらにしてもあまり聞き取りやすい声ではなかったので分かりませんでした。


でも安心しました。どうやらさっきまでの考えはとっても失礼だったようです。ずっと階段にいるのは待合室にいる私に配慮していたのか、聞かれたくない話だったのか。……もしかしたらちょっと変わった人で、階段にいると落ち着くのかもしれません。

いろんな人がいますもんね。

友人にも何人か一人じゃないと落ち着かないって人がいますし……。ならなんで私はその人と友達になったんでしょう……


それはともかく、

失礼なこと考えてごめんなさい、テストだったら頑張ってください。

と、心の中で謝りながらその人の前を通り過ぎました。

そういえばメガネが曇っているようです。これから運転教習なので今のうちにしっかりときれいにしておかないと。特に下の方が曇っていて、さっきの人の足がよく見えないぐらいでしたから。

そういえば初めての場外教習です。緊張してきました………