再就職・復職される看護師さんも意外と多い

看護師は離職する人が多いと言われていますが、復職・再就職される方も意外と多いようです。

ちょっと古いデータですが、平成２１年度の看護師の離職者数は、約１２万５千人となっています。（厚生労働省による調査結果です。）

一方、同じ年度の復職された看護師さんの人数は、約１１万５千人となっています。

また、この年度に看護師の国家資格を取得した新人ナースの数は約４万６千人なので、看護師全体で見ると人数が増えていることが解かりますね。

看護師は９割以上が女性であり、結婚や出産、子育て等で離職されるケースが多いのが現状です。

しかし、子育て等がひと段落してから、「もう１度看護師として頑張ろう！」という人も意外と多いのですね。

超高齢化社会の日本では看護師がまだ不足していると言われているので、この傾向がしばらく続くこおを期待したいですね。

看護師が転職時に注意すべき４つのこと

看護師は他の職種に比べて、転職する人が多いと言われています。

その理由は、看護師の職業が想像以上に大変な職場であるケースが多いことと、希望通りの職場に入職できていないことが原因だと思います。

始めから希望じゃない職場への入職であれば、最初から転職を考えているというケースもあり得ます。転職をしないためには、やはり自分にとって最適だと思える職場に入職することが大切です。

以下に、看護師が転職する時に気をつけておきたいことを４つピックアップしたので、ご参考になれば幸いです。

１．転職先は、じっくりと時間をかけて探す。転職活動は、仕事を辞める前にスタートする。

２．看護師の求人票は入念にチェックする。

３．良い求人を見つけたら、内容をじっくり調査する。できればその職場に足を運び、医療施設内の雰囲気等もチェックする。

４．できるだけ円満に退職する。

診療録の豆知識

診療録は、患者さんを診察するときに医療施設が必ず記さなければならない記録です。

医師法と歯科医師法では、意思が患者を診療したときには、診療に関する事項を診療録に記録しなければならないと定めています。（診療録は「カルテ」とも呼ばれます。この呼び名の方が一般的ですね。）

診療録には、氏名や性別、年齢、病名、症状、治療方法、診療が行われた年月日などを記録します。

また、診療科目が１つしかないクリニックなどでは、患者ごとに診療録を作成するのが基本になっています。これは１患１診療録体制と呼ばれるものです。

一方、複数の診療科目を持つ医療施設の場合は、診療科目ごとに患者さんの診療録を作成する「各科診療録体制」が昔は主流になっていましたが、近年では電子カルテが普及したことによって、管理しやすい１患１診療録体制を採用するところが増えているようです。