父が、脳梗塞の診断を受けてから、まもなく
脳外科の先生から
『 言語のリハビリを、早く始めたほうが いいね 』
と、すぐ病院を 紹介していただき
その 1 週間後には、もうはじめられていた!
という 素早い対応をしてくださった
各病院の先生方には、感謝の思いで いっぱいです
今、父の 回復の経過をみても
“ 早くリハビリをしてもらって、本当によかったわー ”
と、思うことが いっぱいなのです。
父の性格とお年頃 も功を奏した
はじめられる環境が整っても
本人にやる気がなかったら、元もこうも いきませんよね。
元に父は
リハビリ= 身体的な訓練 だけ
だと思っていましたので
“ 私には 関係なーーい! 必要なーーい!!”
と、はじめ、先生にも 意見をしていましたからね~
家族としては、どうしようかな~ と 悩みましたが 。。
ここで 功を奏したのが『 父の性格 』なのです
家族で、言語のリハビリの必要性を 話したり
先生にも 進められたり
周りからの アプローチを受けているうちに
『 やったほうがいいよ、と言われたものは、一度はやってみる 』
『 先生に言われたことは やる & 守る 』
『 やるからには、マジメに取り組む 』
という父の性格が
脳梗塞になったあとも、失われていなかったので
結果的に、早く本人が納得して
リハビリをする準備を 整えることができたのです。
そして 。。
体裁を 気にしたり
弱みを 見せたくないお年頃 なので
自然とガンバっちゃって ( しかも楽しく~ )
先生にほめられて、はりきっちゃった~ 結果
その後のリハビリも スムーズに、効果的に!!
進められていったという
いい流れが できたのですよね
言語のリハビリの無限の可能性
父のリハビリには、私が 全て立ち会っています。
こんなに近くで 長時間、変化を 見守りながら
言語療法のリハビリに 参加したのは、はじめてだったので
いろんな発見もあって、
私自身も、楽しく参加を 続けているのですよ
この『 言語療法 』というのは、本当に大したものですよ
私は、言語療法への見方が、今回のことで変わりましたね。
父の変化が、それを物語っていますが
単に『 言葉の練習 』だけではなくて
それが、意識の向上や
記憶の復活に つながっていくさまを
目の前で 見ちゃいましたからね~
正直、こんなに効果があるのかと、驚いているのです
『 話す』は高度なワザの繰り返し
普段、あまりにも あたりまえなので
意識をすることが なかったのですが
『 言葉を話す 』
というのは、実は
『 とても 高度なこと が 繰り返し おこなわれている 』
ということを
父のリハビリを通して、教えていただきました。
頭に浮かんだことを「 言葉 」にして
それを「 話す 」ということを するには
今 思っていることや、思い出した出来事を
頭の中で、言葉に 変換する作業や
話す順序を 考えながら、構成したり。。。
それが相手との「 会話 」となると
話の予測をたてたり、推理をしながら
先のことも考えて、いろんな判断を しなければいけなかったり。
相手の言っていることも、同時に 理解しなければいけなかったり。
話を覚えていて、それをもう一度 思いだす作業があったり。
これら さまざまなことを、同時におこなって
はじめて『 言葉 』として出てくる。
実は、すごいワザの連続の上で、成り立っている、ということ。。。
父が、徐々に できるようになった 順番で
“ 言葉が出てくる メカニズム ” のようなものを
見せてもらっていたのです。
また、そういう訓練を していくと
集中力が 育っていって
周りにも、気を配ることが できるようになったり。
なにより、家族以外の人との会話は
ほどよい 緊張があって
頭に良い刺激なっていることも 実感しています。
それと『 冗談 』というのは
もっと 高度なワザであることも 教えていただきまして
その『 冗談 』を 連発している父は
いつも 頭フル活動のいい感じ~ というところでしょうかね~
それもこれも、これらの 刺激の数々を
いち早く 頭に届けられた結果 なのかなと
あらためて、リハビリを 早くはじめられたことに
感謝しているのです。
今回 父は、これら「 言葉を話す 」ということが、一度リセットされて
リスタートする という形になりましたが
リハビリの先生の
『 すべて完璧な人というのは、ひとりとしていない 』
『 人とくらべるより、自分の中で ( 過去の自分とか ) くらべるようにするといい 』
という言葉に、後押しされて
今日も リハビリを頑張っていた父 なのでした
人間 どこからでもリスタートできる 。。
今日はこの辺で 。。
では、また~