見聞録もかねて、病状の紹介と 思いを綴っていきます
救急外来の2日後、一般外来を受診したとき
脳外科の先生から、早めに
『 言語聴覚士 ( ST ) によるリハビリを、はじめた方がいい 』
といわれて
その日にうちに、CT や MRI のデータが入った CD と
紹介状をもらって
帰宅後すぐ、電話予約を したのですが 。。
当の本人は
” 私としては 。。必要がないと 判断します “
。。。。
とかなんとか~
先生に 言っちゃったりしていた、くらいなので
言語のリハビリに、行ってくれるのか?
私の誘導しだい!!? で決まってくるという
非常にやっかいで、重要な役回りを、ひきうけたわけなのです
お断りした?父に、先生からの一喝
一般外来を、受診したときの父は
・体のつらさや、痛いことがない
・物忘れのようなことが 起きるが、ちょっとしたら 思い出す
ということを あげて
たいしたことはないと
” 良くなっている アピール “
を 繰り返していたのですが
実際は、意識障害・記憶障害が はっきり出ていて
自信たっぷりに答える、返答の多くが 間違っているという
” 良くなっている “ には、ほど遠い 状態だったんです
普段の父は
細かいことまで 覚えていて
なんなら、それにまつわるウンチクも
湯水のように湧いてくる~ 話が止まらない 。。
そんな父でしたので、雲泥の差ですね 。。
幸いマヒは、右半身に、軽く出たくらい ( 握力が 若干弱いくらい )
でしたので、体のリハビリは、必要がなかったんです
脳外科の先生は、手慣れたもので
父の返答を 聞きながらも
家族の反応も 見逃さず
( 私も無言で、オーバーリアクションで答える 。。)
記憶障害が でていることを、十分に 確認したうえで
言語のリハビリの必要性を、時間をかけて 説明してくれたのです
が 。。。
いたって正常で、良くなっていると思っている 父は
” 私としては 。。必要がないと 判断します “
と、丁寧に断ったから、診察室が ザワつきましたよ 。。。
そうしたら、先生も間髪入れず
『 必要か 必要じゃないかは、専門でみている 私や
言語の リハビリの先生が、判断をするのです
今、〇〇さん ( 父 ) に必要な治療で、最善な方法
良い方向に 進んでいくためにも、必要な治療です 』
から始まり、もう一度 リハビリの必要性と
父の気持ちを、十分に 聞いてくださったあと
最終的に やりますか? という問いに、父は
『 やらないとは 言っていないです
やりますけど、私には 必要がないと 思っているだけです 』
結局 “ やります、お願いします ”
という、父なりの 返事なのですが、、、これじゃ〜 わかりませんよね
( 先が 思いやられます )
まあ~ 父は、先生や、権力があると判断した人には、弱いので
OK の返事をした可能性もあって
実際に、行くか 行かないかは
家に帰ったあとの、反応しだい 、、という
非常に 面倒くさい ( 本音です) 人なのです
( この性格は、変わらなかった 。。)
わかりづらい父の返事
父が、納得した上で
気持ちよく? リハビリに行けるように、話を 持ちかけたのは
数日 たってからでした
1日の中で、難しい話を するのは “ ひとつ ”
にしないと、理解できないことが、わかったからなんです
本来なら、行くも行かないも、本人の自由なのですが
今の父が、以前と 同じ判断が、できるとは思えない
ということと
何より、早くリハビリを、はじめることで 期待できる
記憶の回復のチャンスを、逃してほしくない 。。
という
どちらかといえば、家族側の強い思いを
熱く届けた 感じになりました 。。
『 まあ~ 行ってもいいんじゃないか、と思うよ 』
という、わかりづらい返事は
” 納得したので、やってみよう!“ ( 翻訳です )
なのです
そして、言語のリハビリに行くことになりました
昔の記憶が、バラバラに なっているのに加えて
新しい記憶も、半分は忘れる
ものの手順や、ありかが わからず
1日中、ボーッと していることが多い
そんな中でも
自分の思いを 決して曲げず、ぶつけてくる父を
” ありのままの父 ”
として、受け入れる日々です
人間愛は 育つのか?? 私 。。
今日はこの辺で 。。
では、また~