見聞録もかねて、病状の紹介と 思いを綴っていきます
父が、救急外来を受診して『 脳梗塞 』の診断がついたときは
” 緊急入院をして、処置をする ” 時期は 過ぎていたのと
高齢者が、このような状態で 入院をすると
かえって混乱をきたして、精神的に支障がでてしまう 可能性があるので 。。と
( 先生は、このような言葉で説明をしましたが「 ボケてしまう 」ということですね 。。
先生は、言葉をえらんで 説明してくれました )
自宅で、飲み薬による『 強化療法 』の説明を受けて
タクシーで帰宅しました
薬の内容
脳梗塞と、診断がついた 当日に出された薬は
バイアスピリン錠 100mg 2錠
クロピドグレル錠 75mg 2錠
( 1日1回 )
どちらも『 抗血小板薬 』といわれる薬で
“ 血小板 ( 血液を固まらせる働きをする ) に作用して
血液を 固まりにくくする薬 ” です
よく“ 血液サラサラの薬 ”といわれるものです
看護師メモ~ もう少し細かくいうと 。。
” バイアスピリン “は、血小板の凝集をおさえる
” クロピドグレル “は、血小板の活性化をおさえる
作用のしかたが 違うのです
先生から
「 今日は強め ( 2錠ずつ ) に薬を使います 」
と、これら2種の薬による、強化療法 の説明がありました
これら薬は、脳梗塞の再発予防 に使われる薬なので
これから、ずっと飲んでいくことになりますね
他に 。。
ラベプラゾールNa錠 10mg 1錠 … 胃薬
ロスバスタチンOD錠 2.5mg 1錠
… 血液中のコレステロールを低下させて、動脈硬化などを予防する
( 1日1回 )
が、処方されました
そして、2日後の、外来受診のあとは
バイアスピリン錠 100mg 1錠
クロピドグレル錠 75mg 1錠
ラベプラゾールNa錠 10mg 1錠
となって
クロピドグレル錠 75mg 1錠 は
20日飲んだら終了 となる予定です
脳梗塞とわかった症状
今までの父は、普段から
町会や組合、ボランティアに関わっていて
相談を受けたり
実際に活動をしたりと、活発に動いていたんです
そして、パソコンで資料や、文章を作ったり
趣味で、ビデオ撮影に飛びまわり
それを編集して、作品を作ることもしていました
すごく社交的 ( 外面がいいーを加えさせてもらって。。)で
82歳とは思えないほど、アクティブに 動きまわっていました
それが、ある日
「 パソコンがおかしいから、見てくれて 」
と、パソコンをもって、私のところにきたんです
今までも時々、作った資料が、どこかにいってしまったり
どこか押しまちがえて、画面が動かなくなったり
そんなことがあったので
今回も、そんな感じかな?と思っていると
パスワードをいれる画面 ( いちばんはじめの画面 ) から
動かなくなってしまったと
キーボードを、あちこち押してみたり
マウスをカチカチ動かしてみたり
していたんです
どうみても、パスワードを入れていない??
と思って、父に聞くと
「 パスワード? そんなの知らない、入れたこともない 」と 。。
その時の父の顔が
締まりのない ボヨ~ン とした顔をしていて
いつも、うるさいくらいの声質なのに、声にもハリがない
無心に、キーボードをいじったり
マウスを、意味もなく動かしたりしているんです
『 あっ! 脳梗塞!!』
とっさに、父に、いくつかの質問をしたんです
( 看護師スイッチON です )
父の心、ここにあらず 。。
のような返答ばかり
つじつまは あわないし
言っていることが、支離滅裂
母にすぐ『 父さん! アポったかも!!』と
ちなみに 。。母も看護師
「 アポる 」は(独)Apoplexie (英)Apoplexy に由来する
脳卒中(脳出血、脳梗塞、一過性脳虚血発作、くも膜下出血)を総称した造語です
病院で使っていた用語が とっさに出たくらい、私、相当あせっていて
それでも、看護師モードになっているので
他の症状がないかどうか、チェックしていたんです
幸い、あきらかなマヒは、ない
瞳孔の不同もない
ロレツもまわっている
すぐ!病院に行かないと!!
脳外科のある、かつ急性期の薬物治療をしているところ
そんなこんなを思いながら
いくつか病院に 問い合わせをしたのですが
今日は、休日 。。
結局、三次救急の病院に、かかることになったのです
( 実は 。。私が 以前勤めていた病院なのです )
父は、基本、しゃべくりまくる人なのですが
自分が 話したくない時や
機嫌が悪い時は、何も話さない
自分がしたいようにする
そして、家族であっても、干渉されるのが大キライ
なので 。。
今回のように、私に 話しかけてくれなかったら
異変に気づかず、見逃していたかもしれません
“ いつもこと ” が
“ 本当に、今までと同じ、いつものことなのか ”
そんな視点を持ちながら
家族を観ていく大切さも、今回 強く感じました
気づけば 。。両親も『 高齢者 』のひとりでした 。。
いつまでもかわらず、活動的で、なにより!私よりも元気なので
『 高齢 』だということを、忘れがちになります
高齢や 病気によって
少しずつ、できなくなっていくことも
ゆっくりになっていくことも
全て ひっくるめて
ありのままを 尊重できる
そんな家族でありたい 。。
そう 今は思っています
( こんなことを、書けるようになっているので
私も、ちょっと落ち着いてきたかな?って感じです )
その後の 意識障害のことや
今後、リハビリも開始になりますので
そのことも 書いていきたいと思います
人間もやっと 。。愛の対象!?
今日はこの辺で 。。
では、また~