ぼちぼち劇場その5『 コケルふたたび』の巻
ぼちぼち劇場その5『 コケルふたたび』の巻 
ミント先生の趣味は、お散歩です。今日は、そのリンは休日で、2人は、公園に、散歩に出かけました。
そのリン ・・・ 散歩に行くよ。準備はOK
ミント先生 ・・・ おう 
ミント先生は、別に準備するものはありません。ここは、緑地公園で、家族連れや、カップルが楽しんでいました。
ミント先生 ・・・ ヒモはずしてや。走ってくるわ。 ※ワンコはつないで、散歩させましょう。
公園の一角に女性たちが、群がっていた。彼女たちは「カッコイい。声かけようか!」など、迷っていました。それをかきわけ、そのリンが前に行くと、ベンチに座った、蒼白の貴公子こと、橋田コケルが、愁いをこめた眼差しで、考えこんでいた。
そのリン ・・・ 橋田くん
コケル ・・・ そのリンさん
まわりにいた女性たちは、「なんや、あのブス。あつかましいね」などといいながら、去って行った。
そのリン ・・・ どないしたん。真剣な顔していたで。
コケル ・・・ 君には関係ないだろう。
ミント先生 ・・・ なんや、そのいい方は
気がつくと、ミント先生が戻ってきた。ミント先生の事だから、女性に媚びうって、「可愛い。キャー ヽ(≧▽≦)/ 」とか言われて、帰ってきたのだ。
ミント先生 ・・・ この、そのリンが。わいが、苦しんでも、ほっちちした、そのリンが心配したんやで。
そのリン ・・・ あれは、ミント先生が、食いすぎだったからでしょ。
ミント先生 ・・・ 何があっても、動じない、ゴリラのような強靭なハートの持ち主のそのリンが、心配して、声かけたのに、「君には関係ない」やて。なに、格好つけてるねん。
そのリン ・・・ 悪かったね。ゴリラで!!
コケル ・・・ なんだい。この、汚い犬は。
ミント先生 ・・・ わいはミント先生や。文句あるか。何、悩んでるか、当てたろか。人間関係やろ。あんた、みないな、青ちょろい男の言う事、みんな聞くわけないで。
コケルは、ギクッとした。
ミント先生 ・・・ やはり、図星やな。
コケル ・・・ 僕が書いた、業務改善は、最高なんだよ。それなのに、現場の連中ときては、協力してくれないんだ。
ミント先生 ・・・ 渇 
ミント先生が、勢いよくジャンプしたので、コケルはのけぞって、コケタ。
コケル ・・・ どうしてなんです。僕の何がだめなんですか?
ミント先生 ・・・ 丁稚奉公へ行け。
コケル ・・・ エェ。なんて!!
ミント先生 ・・・ 工場に丁稚奉公に行けって言ったんや。そんな、エリートが書いた、「机上の空論」に協力する人はいない。現場に行って、一緒に汗ながして、はじめて信頼関係が生まれるんやで。「絵にかいた餅」は、誰も、食べへんで。
コケルは、じっとミント先生を見つめた。
コケル ・・・ ありがとうございました。僕、やってみます。
それから、数ヶ月が流れた。ミント先生とそのリンが、公園に散歩に行くと、女性が遠巻きに、一人を見つめていた。そこには、赤銅色の肌を持つ、イケ面の男が立っていた。
コケル ・・・ まいど
ミント先生
ミント先生 ・・・ コケルか。久しぶりだな。
コケル ・・・ ミント先生のアドバイスのおかげで、わての、プロジェクトは、成功したんやさかい。これ、お礼でまんねん。
コケルは、高級ドックフードの入った袋を、ミント先生に見せ、そのリンに手渡した。
ミント先生 ・・・ ありがたいのう。こんなおいしいドックフードを食べるれる事は、一生あるかないかだ~。
そのリン ・・・ 悪かったね。安いドックフードしか買えなくて。
コケル ・・・ ミント先生のおかげで、工場に丁稚奉公に行ったでっせ。わて、正しい大阪弁を勉強したんヤンケ。工場で大阪弁で話すとと、えらい人気がでて、おもろい、オモローって言われたんやん。
ミント先生 ・・・ コケルも、大阪弁を使えるようになったんか?
コケル ・・・ 先生のおかげでっせ。 今まで、英語、フランス語、中国語と、10ヶ国語以上をなろうてきたけど、大阪弁ほど優雅な言葉はないヤンケ。ワレ ヾ(@°▽°@)ノ
ミント先生 ・・・ そうやろ。その通り。では、大阪弁の練習や。
コケル ・・・ ほいな。
ミント先生 ・・・ もうかりまっか?
コケル ・・・ あきまへん。
ミント先生 ・・・ うまいぞ、コケル。筋がいい。
コケル ・・・ そうや、さかい。ワレ、がんばるさかい。
イケ面のコケルの使う、奇妙な大阪弁と、ミント先生の会話に、頭がクラクラした、そのリンであった。
